皆さん、今度の衆議院選挙、社民党、生存のための政権交代を訴えていきます。社民党が命と暮らし、人権を守ります。皆さん暮らしはどうですか。生活はどうでしょうか。
あまりにとんちんかんなコロナ対策
自民党のコロナ対策で、あまりにゴテゴテ、あまりにけちけち、あまりに支離滅裂。あまりにとんちんかんではないでしょうか。人の命を守ることが政治なんだ、そういう意識なくして政治をやっているからではないでしょうか。
この間の通常国会で、病床削減を195億円、消費税をかけて促進する、そんな法律を政府与党が成立させました。反対じゃないですか。真逆じゃないですか、重症者以外は原則として入院できないとして、医療崩壊まで起きてしまいました。病院に行けない、病院にかかれない、ベッドがない。自宅でのたれうちまわりながら亡くなる人たちがたくさん出る中でなんで。皆さんどうですか、病床削減をわざわざ消費税195億もかけて奨励していく。こんな法律、正反対ではないでしょうか、どうでしょうか。病床を増加する法律ならわかりますよ。なんでコロナ禍の真っ最中で削減なんでしょうか。
貧困と格差が拡大
皆さん、自民党政治は大企業の一部や富裕者を優遇し続け、貧困と格差を拡大をしました。大企業は内部留保484兆円も貯め込み、この9年間、うなぎ上りでこの内部留保が増えています。でも皆さんは皆さんの暮らしはどうですか。どうですか。働き方、非正規雇用は4割、労働分配率が下がり、そして実施中に今下がり続けて貯蓄ゼロの世帯が増えています。
公助の出番
私福島みずほ、いろんな相談会、年越し大人食堂、女性による女性のための相談会、いろんな現場に行って相談を受けました。仕事がない、お金がない、住まいがない。地面の底が抜けるような、そんな暮らし方をしている人たちにたくさんあってきました。
福島さん、もう貯金取り崩して生きている、そんな声も聞きました。シフト制で働いて、仕事はクビになってないけれども、仕事ゼロ、賃金ゼロ、そんな人たちにもたくさん会ってきました。政治は、自助といい、助けないじゃないですか。皆さんどうですか、政治は今や公助の出番ではないでしょうか。どうですか。助けてくれ、生きさせろ、生きてくれ、生きるための支援を、生きるための支援を、今こそ政治がやるべきではないでしょうか。だから、だから政治を変えたい、そう思っています。
なぜ法人税を上げない
岸田(文雄)首相は所信表明演説で、新自由主義が富めるものと富まざる者との間に分断を生んだ弊害があるという指摘があると言いました。でも皆さん分配というけれど、まったく分配が見えません。唯一、賃金を上げた企業に減税するというだけです。でもこれは安倍内閣から持っているものです。どうですか。
昨日、日本記者クラブで党首の討論会がありました。私福島みずほ、岸田首相に質問をしました。なぜ富裕層に増税しないんですか。なぜ、法人税を上げないんですか。なぜ税制を変えないんですか、そういう質問もしました。分配が全くありません。新自由主義に弊害があるというのであれば、それを転換し、社会民主主義的政策の実現こそやるべきではないでしょうか。みなさんどうですか。
法人税が下がった分を消費税が賄っている
この30年間に、法人税は7回下がっていきました。法人税をガンガン下げてきた。消費税は0から10%に。まさに法人税が下がった分を、消費税が賄っているという構造です。
所得税の累進課税もどんどんフラット化にしていきました。だから格差が拡大しています。皆さんどうですか。もうかっている大企業や富裕層には応分の負担をしてもらおうではありませんか。どうですか。
これをしなければ、新自由主義からの転換にはなりません。分配にはなりません。金融資産課税(強化)を、あっという間に取り下げてしまった。岸田首相、なさけないと思いますが、皆さんどうですか。
税金の使い道も変える
税金の使い道も変えていきます。税金、医療、介護、年金、福祉、教育に税金を振り向け、再建をしていきます。医療待ったなし。保健所を増やし、そして公立病院、公的病院、再編統廃合、リストラ、これにストップをかけていきます。そして病床の削減の法案などは廃止をしていく、そして臨時の緊急病院をしっかり建てていきます。これこそ大事です。介護の立て直しが必要です。
そして皆さん、教育、これも本当に大事です。皆さん、小学校中学校の公立学校の給食を無償化するのに、さらに必要なお金は4226億円です。やれるじゃないですか。やろうじゃないですか。そして皆さん、高校の授業料の完全無料化、そしてとても高くなってしまった大学の授業料を段階的に引き下げていきます。奨学金、今大学生の半分をもらい、300万の平均借金をして借金まみれで大学に通っています。奨学金、原則として返還不要の給付型にし、そしてまさに貸与型奨学金の一部免除を含め、しっかり応援をしていきます。
社民党が作りたい社会は、生命と人権が守られる社会です。全ての人の命と、すべての人の人権が守られる、そんな社会を作りたいと思っています。すべての子供が自分のなりたいものに挑戦することができ、全ての人の尊厳が守られる社会、それを作りたいと思っています。そのためには税金の取り方と使い道を変える。一部の富裕層のための政治ではなく、みんなのための経済政治をつくる。税金の使い道を変える。取り方を変える、それこそ必要ではないでしょうか。
非正規雇用にストップ
そして皆さん、雇用です。新自由主義のもとで、非正規雇用4割になっています。自分は非正規雇用、賃金が安いのは自分が悪い、とみんな思い込まされている。しかし違います。政治の結果です。労働法制の規制緩和をし、自民党の政策の結果、この雇用の破壊が起こっています。このコロナ禍の中、どれだけ、どれだけ、どれだけ、たくさんの人が首切りに遭い、どれだけたくさんの人が明日仕事がない、貯蓄がない、どれだけ不安に思って生きているでしょうか、雇用を壊してきた責任を取れと言いたいですが、皆さんどうですか。だから、これを変えたいんです、変えたいんです。
非正規雇用にトップをかけ、正社員化への道を作ります。同一価値労働・同一賃金、そして中小企業の支援とセットで、最低賃金の全国一律1500円も目指します。どうですか。普通に働いて、食べていくことのできる賃金、これ大事ですよね。これこそ、作りたいものです。
シングルマザーのお母さん、立派に働いてる、ダブルワークをしている、トリプルワークをしている。でも、平均年間就労所得200万円なんです。当たり前に働いて、一生懸命働いて、でも食べていく。子供を養う、そんな賃金面を得ることができない、女性の低賃金、若者の低賃金、みんなの低賃金、それこそ社民党は変えていきます。食べていくことのできる賃金、それこそ一緒に作っていきたい。ほっとできる明日へ、そして希望の持てる未来へ。仕事があって、食べていくことができて生きていくことができる、それこそ全力で作ってまいります。
平和の声を
そして皆さん、ここは広島です。なぜ第一声が広島なのか、平和の声を、平和の政党としての社民党、広島から本当に発信したいと思っていました。そして皆さん、ここ広島では核兵器禁止、核廃絶を願いたい、核兵器禁止をしたい、そんな皆さんたちが、とりわけ広島、長崎でずっと一貫して、活動をされ続けています。
そのことに強く連帯し、一緒に頑張りたいんです。日本は核兵器禁止条約を批准すべきだと思いますが、皆さんどうですか。唯一の被爆国で、被爆者の皆さんたちが心から思っていることです。
皆さん昨日の日本記者クラブの党首討論会で、私福島みずほは、岸田首相に聞きました。核兵器禁止条約、日本は批准すべきではないかという質問です。しかし、総理の答弁は言い訳でしかありません。核保有国が入ってないから、という答弁です。私はまさに首相の答えは、核抑止論に立ち、核兵器廃絶に背を向けるものだと思いますが、皆さんどうですか。
残念ですよ。地雷防止条約も、クラスター爆弾禁止条約も、批准を多くの国がすることで、クラスター爆弾・地雷どんどんなくなっていきます。同じことを、核兵器禁止条約でもできるじゃないですか。たくさんの国が入り、核保有国に対して核兵器は違法であるということを国際社会が言っていく。
でみなさん、その先頭に唯一の核被爆国の日本がたたない理由はないと思いますが、どうですか。もう高齢者になって、高齢者になって、でも自分は生きているときに、核兵器廃絶をそれを実現したい。どれだけたくさんの人が、どれだけ沢山の人が、この広島で、長崎で、全国で思っているでしょうか。
脱原発を
みなさん、そしてまたこの広島、核と人類が共存できない。そんな運動、戦後長きにわたり沢山の人がやってきました。心から尊敬をしておりますし、社民党も核と人類は共存できない。脱原発、一貫して脱原発の政党です。みなさん、核兵器と原発、もうやめるために政治が決断してやっていこうじゃありませんか。
原発ゼロ基本法案を成立させます。原発再稼働させません。核と人類は共存できない。核兵器禁止と脱原発、この衆議院選挙で実現へ大きな一歩を踏み込んでいく。そんな選挙に、この広島から、日本でやっていこうではありませんか。
気候危機の問題があります。脱酸素、脱原発社会を社民党はつくっていきます。脱炭素、でも脱原発も必要です。気候危機を乗り越えていくために、政治をかえていく。未来を変えるために、未来を変えるために、気候危機を乗り越え、核兵器のない、脱原発のそういう未来をつくるために今、衆議院選挙でがんばりあおうじゃありませんか。
憲法改悪を許さない
広島のみなさん、憲法9条をいかし、憲法9条を改悪を許さない。戦争しない。憲法9条改悪を許さない、それをやりたいんです。自民党は首相自身も、憲法9条改悪に言及し、前のめりです。これを国会のなかで、ふんばってふんばってふんばって、とめていく。
平和の声を、核と人類が共存できないという声を、憲法改悪という声を、憲法を活かしていけ、という声を、国会のなかで、どんなことがあっても、主張してがんばる。
多様性のある社会
国会の中に社民党は必要です。そして多様性のある社会、差別をなくしたい、社民党はそう思っています。みなさん、市民連合と4野党で9月8日、政策協定書を結びました。6つの大きな項目、そして20の項目があります。安保関連法などの違憲部分を廃止する。消費税減税、医療などを応援していく。森友、加計、桜をみる会などについてしっかり追及し、究明をしていく。そしてジェンダー、平等、多様性、選択的夫婦別姓、LGBT平等法を成立させる。これ全部はいっています。これは有権者のみなさんの4野党の未来への希望のパッケージです。
この市民連合と4野党が結んだ協定書、このリストどうですか。自民党がやらない、そんなリストです。選択的夫婦別姓の法制度や、LGBTの問題、差別をなくす。そのことに取り組んできました。法律できちっと差別をなくしていく。生きたい、生きやすい、社会をつくる。それこそ、自民党政治では絶対やれないことです。どうかみなさん、野党共闘そして社民党に力を貸してください。
政治とカネ
なぜ広島なのか。政治とお金の問題です。ここ広島、河井(克行元法相、案里元参院議員)夫妻の1・5億円のお金の問題について、報告書ができました。でもそれは河井陣営がだしたもので、まったく信用できないではないですか。なんの説明にもなっていません。
森友、加計、桜をみる会、河井夫妻の1・5億円、ここ広島では自民党の人たちが、新しい岸田首相のもとにいって、きっちり解明してくれ、きっちりやってくれといってるのに、解明しようとしない自民党本部、岸田総裁は問題だと思いますが、みなさんどうですか。説明すべきですよ。森友学園問題、まさに改ざん、私か妻が関与していたら、国会議員も首相もやめるといって、改ざんがおきたと思っています。公文書の改ざんです。そしてその公文書の改ざんを命ぜられた公務員がそのことを本当にやりたくない、そしてついに死に追いやられてしまいました。
赤木俊夫さんの夫連れ合い、真相究明をしてほしい、なんで夫が亡くなったのか、ちゃんと明らかにしてほしい。みなさん、公文書を改ざんさせ、そのことにほうかむりし、そしてお連れ合いさんのその要望すら聞かない。こんな政治を変えていこうではありませんか。
腐った政治を変えたい。私物化された政治を変えたい。お友達や都合のいい人たちためだけの、そんな政治を変えたい。だってみんなの政治じゃないですか。みなさん、みなさんが有権者でみんなのための政治、みんなにちゃんと説明し、ちゃんと説明し、ちゃんとみんなのためにやっていく。そんな政治こそ、一人一人で、みんなでつくっていこうではありませんか。
1次産業が疲弊している
そしてみなさん、全国をまわっていると、農業、第1次産業が疲弊しています。中国地方、中山間地も多いです。いま米価が暴落し、大変な状況。政府は買い上げて困窮者に配る。そんなことをやったらどうでしょうか。(広島県)庄原市の市議会議員にききました。県立大学でお米を少しずつみんなに配ったら、大学生、涙ながらしてそのお米をもらって、それをもって帰ってこれで1週間、2週間、3週間食べていけると、大学生が涙流して、お米をもらって帰って行く。どうですか。
一方で、米あまりの状況、米価暴落。でも一方で食べられない、お米がない。食べ物がない、そんな人たちがいるんですよ。こんな手を差し伸べない政治こそ、変えていきたいと思います。
弱音を吐ける社会へ
社民党は「弱音を吐ける社会へ」をスローガンにしています。いつから日本は、弱音を吐けない社会になってしまったんでしょうか。あなたの弱音が政治の課題です。あなたの弱音、悩み、悲しみ、苦しみ、それを政治で解決していきます。みんなの悩みに本当に寄り添わない、今の政治は本当に変えたいものです。みんなの悩み、悲しみ、苦しみ、どれだけ今コロナ禍で人々が不安と悲しみを毎日かかえて生きているでしょうか。そのみんなの弱音や悲しみ、苦しみと切れたところで、今の政治が行われている。
みんなの悲しみ、苦しみ、悩みを全く聞こうとしない、共感力のない政治をみなさん、変えていきましょう。みなさん、今度の選挙は命と暮らしと人権を守る勢力と、命と暮らしと人権を守らない勢力の激突です。正念場です。命と暮らしと人権がかかってます。
命を大事にしない政治の自民党。だからコロナ対策ができない。病床削減をお金をだしてやる。そして公立病院・公的病院、再編統廃合もやる。やめられない、止まらない、新自由主義です。
既得権益と大企業と富裕層に自民党は切り込みません、切り込めません。だからいつまでたってもみんなのための政治にならないじゃないですか。命を大事にしてないです。コロナ対策、原発推進、核兵器禁止条約すら批准しない。オブザーバー参加すらいわない。そして新自由主義を変えない。雇用の法制を変えるっていわない。社民党が変えたい政治は、この命のことをなんとも思わない政治です。
命を大事にする政治に
憲法9条を変える。憲法を改悪しようとする。緊急事態宣言、憲法を無視し、憲法を守らず、人の命を大事にしない。こんな政治こそ、本当に変えたい、そう思っています。命輝く政治へ、一人ひとりの命が、一人ひとりの命が、あなたの命が、あなたの生活が、あなたの家族の毎日が、子どもたちの未来が、まさに大事にされるそんな未来をみなさんたちと本当につくっていきたい。そう思っています。
命がかかっています。命とは、たんなる命だけではない。毎日の生活、雇用、そして未来のことです。みなさん、衆議院選挙がはじまりました。みんな、力がある。みんな、一人ひとりが実は未来を、政治をかえる変える力をもっています。
50%しか今だいたい投票率がないといわれています。もし、みんなが投票にいったら、この政治は劇的に変わる。そう確信をしています。みなさん、未来に向かって、多様性があり、命が大事にされ、多様性があり、核兵器禁止条約を批准し、核のない世界へ、核兵器のない世界へ、そんな社会を一緒につくってまいりましょう。そのために社民党、がんばりたいです。
そして国会のなかに社民党が必要だ。みなさん社民党は脱原発や、そして社会民主主義で、核兵器廃絶で、禁止条約批准で、憲法改悪阻止でブレない政党です。辺野古の新基地建設反対でぶれない政党です。国会のなかにぶれずに、愚直に、どんなことがあってもふんばっても意見をいい、そして沢山の現場とつながって、全国のたくさんの現場とつながって、国会のなかで政治をやっていく。そんな社民党が必要です。国会の中だけが政治ではありません。全国津々浦々の各地のみんなの思い、人々の思い、働く現場や、生活の現場、原発の現場、あらゆる現場とつながって、政治を変えていく。(要旨、広島市で)
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