選択の秋2021

詳報 日本維新の会・松井一郎代表の衆院選公示第一声「分配には改革が必要」

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衆院選公示日に、支持を訴える日本維新の会の松井一郎代表=大阪市中央区で2021年10月19日午前10時32分、望月亮一撮影
衆院選公示日に、支持を訴える日本維新の会の松井一郎代表=大阪市中央区で2021年10月19日午前10時32分、望月亮一撮影

公約したことを実行できているか

 ここで選挙の街頭演説をして10年になる。ここで演説をして、我々がどういう政策を実現するか、何度も訴えてきた。

 100点ではないけども、維新のことは評価できるということで、10年支援をいただいて、自民党、組織力のある立憲、共産と戦える土俵にあげていただいている。

 党首討論をやっていて、今回の選挙で何をやるか、それも大事だが、まずは公約したことを実行しているかどうかの検証がいるのではないか。約束を守ってきたかどうかを判断していただきたい。政治で一番重要なのは約束を守ってきたかどうかだ。我々はこの10年間、100点満点ではないが、大阪で約束したことの80%くらいは実行してきた。

 橋下(徹・元大阪府知事)さんが、シンガポール、香港、パリに負けない都市にしたいと約束して、難波駅前も変えていこうと話をした。ここで街頭演説できるのもこの選挙で最後だ。車が通れない形につくりかえる。

 政治は結果だ。政治家として公約を掲げ、しっかりと進めていくかどうかが政治家として重要なポイントだ。昨日の党首討論でも、維新は大阪では支持されているけど関東であんまり(支持されていない)と聞かれた。その理由は、大阪では実行している。でもまだ関東では実績がないから支持されない。大阪でできたことを全国に広げていけば、日本が成長するのは間違いない。

可処分所得を上げる

 大阪は東京と切磋琢磨(せっさたくま)できる場所になった。10年間で子育てしやすい街になった。自民党を中心に今になって「分配」といっているが、キャッシュ(現金)でばらまくことも税金が原資だ。

 可処分所得を上げることがすなわち分配だ。いろいろな経費を支払って、他に使えるお金が増える。われわれは徹底的にやってきた。お金がかからないように、なんとか学費を抑えようと、幼稚園、私立高校の無償化をし、子育て世代の可処分所得は増えた。去年の4月から給食費無償化を実行した。言ったことは守ってきた。言うだけならだれでもできる。やれるかどうかだ。

 税金の使い方を変えていきたい。分配しようと思えばまず最初に改革だ。原資のお金をどうするか。無駄なところにメスを入れる。企業にもうけてもらって法人税を増やし、税収を増やす。納税者からみて納得できない税金の使い方を見直すしか、分配はありません。

21議席を取りたい

 大阪の知名度を世界に広めたG20(主要20カ国・地域)サミットは、大阪府と大阪市が協力しなければ呼び込めなかった。日本ではじめてG20をやった。大成功できた。トランプ米大統領が、「大阪はビューティフルシティーだ」と言って帰った。うれしかった。大阪の知名度を上げていく、ポテンシャルを引き上げることを10年かかってやってきた。

 今の大阪ならできる。大阪が成長するために規制緩和をし、人、企業が集まる街にしてきた。大阪だけでは日本が持続可能な国にはなりません。永田町、霞が関に大阪の改革をひろげられる力を与えてほしい。

 まずやらなければならないのは政治家の身分の優遇や厚遇を見直さなければならない。痛みを伴うことを納得いただけなければなりません。みずからにメスを入れることをしないと大改革はできません。

 維新の国会議員は10人。10人では法律を提案できない。我々が大阪府議会で定数削減をやった時に、維新単独で可決成立させた。国会ではまだまだ無理だ。法律を出す力をもらうためにぜひ(法案を提出できる)21議席を取りたい。大阪以外のところでは小選挙区、自民も立憲も強い。まずは大阪で勝たせてもらって、21議席とりたい。令和の時代にふさわしい日本をつくらせてほしい。行動力、本気度で選んでほしい。(要旨、大阪市で)