ウクライナ侵攻で日本ができること ウクライナ大使から聞いた感謝と願い

盛山正仁・衆院議員
  • 文字
  • 印刷
盛山正仁氏=須藤孝撮影
盛山正仁氏=須藤孝撮影

 超党派の日本・ウクライナ友好推進議員連盟の事務局長として、ウクライナ問題についての国会決議に取り組んだ。3月1、2日の衆参両院の決議ではロシア軍の行為を「侵略」と位置づけ、「ロシア軍による侵略を最も強い言葉で非難する」とした。

 決議は「力による一方的な現状変更を認めない」としているが、これは国際法のイロハだ。ロシア軍は国際法に明らかに違反する侵略行為をしており、国連憲章にも違反している。平和と法の支配、各国の主権や国民の生命・財産を守るというルールに挑戦する行為だ。欧州にとどまらず、国際社会全体の秩序を揺るがす。

駐日ウクライナ大使から感謝

 前回の国会決議(2月8、9日)の際は、ロシアへの名指しはしなかったが、ロシアは反発した。一方でウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使からは「もっと強い文言に変更を」という事前要請があったが、決議後にはあらためて大使からも「ありがたい」という感謝の言葉があった。やはり国会決議はロシアにとって「嫌なこと」であり、日本の国会が意思を明らかにしたことは意義がある。

 今回の決議の際も、前日(2月28日)の夕方に衆議院議員会館で大使とお会いし、決議について説明したところ、喜んでいただいた。

日本にできることは

 その際に大使からお願いされたことが二つある。一つはウクライナからの避難民について、日本への避難民、あるいは日本を通過する避難民へのビザの発給・入国を弾力的に認めてほしいということだった。もう一つは戦争終結後のウクライナの復興支援についてである。

 現在でもウクライナにとって日本は独立後最大の援助供与国だ。もっと増額をというお願いかと思ったが、必ずしも…

この記事は有料記事です。

残り1156文字(全文1859文字)

盛山正仁

衆院議員

 1953年生まれ。国土交通省を経て、2005年衆院初当選。副法相、衆院厚生労働委員長などを歴任。日・ウクライナ友好推進議員連盟事務局長。比例近畿、衆院当選5回。自民党岸田派。