
岸田政権の本質からいって、政権交代はどうしても必要だ。今夏の参院選は政権選択の選挙ではないが、自公政権に厳しい審判を下し、政権交代の足がかりにする結果を出さなければならない。そのためには野党共闘が必要だ。
「共闘で票が逃げた」はあたらない
これまで4回の全国規模の国政選挙を野党共闘で戦ってきた。その成果の上にたって今後も発展させていきたい。立憲民主党には、参院選での協力のための一刻も早い話し合いを申し入れている。
先の衆院選では野党共闘で一本化した小選挙区のうち、59選挙区で勝利した。そして59選挙区のうち56では野党4党の比例票の合計よりも小選挙区での票のほうが多かった。
4党の結束で4党の力以上に票が出た。この事実が野党共闘の効果を物語っている。野党共闘をしたから票が逃げたという見方はあたらない。
連合は一色ではない
連合の芳野友子会長が共産党との共闘はできないと発言しているが、私たちは連合を一色とは見ていない。連合の流れのなかには私たちと協力関係にある方々もいるし、協力している地域もある。ただ、芳野氏の発言のなかで、共産党に関して「民主主義とはあいいれない政党」などと根拠のない非難をしていることは看過できない。…
この記事は有料記事です。
残り998文字(全文1513文字)
注目コンテンツ