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「給料を上げる、国を守る。」 国民民主 玉木雄一郎代表 参院選公示第一声 詳報

参院選が公示され、第一声を上げる国民民主党の玉木雄一郎代表=愛知県犬山市で2022年6月22日、兵藤公治撮影
参院選が公示され、第一声を上げる国民民主党の玉木雄一郎代表=愛知県犬山市で2022年6月22日、兵藤公治撮影

 足もと悪いなか、多くの方に集まっていただきありがとうございます。

 我が国は今、内外に多くの課題を抱えています。これまでと同じ事をただ繰り返すだけではこの難しい問題に対応できない状況になっています。昭和終わりました、平成も終わりました。令和の新しい時代になっているのに、今の日本の制度は平成、昭和、場合によってはもっと古い制度をずっと引きずっている。それが時代遅れになっているのに政治がそれを変える事ができませんでした。

 与党のあり方、野党のあり方、これも固定概念で今までよく考えずに去年もそうだったから今年もそうだろう。惰性と慣性で何か物事を決め行動してきたのだと思います。でも時代はそれを許しません。私たちは過去の慣習や古い考え方にこだわらず今の国民に取って一体何が一番大切なのか、ただその一つの基準に従って国民のために行動していきたいと思っています。

手取りが増えない

 私たち今回の参院選、給料を上げる、国を守る。そのシンプルな二つの公約を掲げて戦います。と言うのは、日本だけなんです皆さん。もう25年にも渡って実質賃金指数が下がり続けている。ちょと賃金上がったなと思ったらそれ以上に物価が上がる。だから手取りが増えない。所得も増えない、消費も伸びない。

 経済が停滞したままで何と四半世紀たちました。私は1993年、平成4年に社会人になって、その3年後の96年、ここが一番日本で賃金水準が高かった。それからずっと下がり続けて25年です。

 私たちが目指す社会は極めてシンプルです。一生懸命頑張って就職して真面目に働けば給料が上がる、そんな希望さえあれば、若い人は奨学金を借りることは不安ではないし、結婚もできるし、望む数の子どもを持つこともできます。でもいまそれを許さない。第一子が生まれた若いカップルが、2番目3番目無理だよねと、一人育てるのに1000万以上かかるし、全部私立にやったら2500万。2人で5000万。老後2000万。どうするんですかと。

 こんな不安を若い人に持たせたくない。これまで頑張ってきた高齢者の皆さんも安心して毎日を送っていただきたい。ただそれだけなんです。そのことを政治が役割を果たしていなから、私たちの新しい答えでこの日本を変えていきたい。

対決より解決

 でも残念ながら私たちはまだ小さな力しかなくて知名度もなくて支持率も低くて、素晴らしい人材を楽々と国会に遅れるほどの力がないんです。

 だから私は今日皆さんにお願いに来ました。この素晴らしい人材を再び国会に戻していただきたい。大変厳しい選挙です。今のままでは残念ながら勝つことはできません。

 でも、この今日からから始まる選挙戦で皆さんに力を貸していただいて、その思いと熱を愛知県中に広げることができれば必ずその思いは届くと信じています。1期目も大変な選挙でした。でも、2期目ももっともっと大変な選挙になっています。でも最初の選挙がそうであったように、多くの皆さんに思いを伝え、その思いが形になり力になりチャンスを与えていただきました。

 対決より解決、改革中道。私たちはぶれずにまっすぐ進みます。(愛知県犬山市、要旨)

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