国会の「インサイダー取引」を打ち破る

大石晃子・衆院議員
大石晃子氏=宮本明登撮影
大石晃子氏=宮本明登撮影

 先日、国会内の集会で保健所職員が労働実態について、「追いつめられている」と涙ながらに語るのを聞いた。

 大阪府庁職員だった時から公衆衛生行政のリストラを許せないと考えて政治活動に入ったが、国会議員になって1年たったのに何も変わっていない、何もできていないと悔しい思いをした。

 冷静に考えれば、自分はまだ小さな存在で、成果がすぐに出せるわけがないのはわかっている。でも「何も変えられていない」と自分のことを振り返らざるをえなかった。

 この1年を無駄に過ごしてきたとは思っていない。国会の外にいた人間がそのまま国会の中に入り、国会の外の危機をそのまま伝えることをやってきた自負はある。しかしながらこの国に生きる人々の現在の危機は救えていない。

温情ではなく保障を

 国会の中に入って、与党も野党もインサイダー取引をしているとますます思うようになった。与野党も裏では結構仲良くしているのだ。この範囲までなら戦っていいという茶番が行われていると感じる。インサイダーになったほうが得なこともたくさんある。自分もその誘惑に常にさらされている。

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衆院議員

 1977年生まれ。大阪府職員を16年間勤めた後、2019年統一地方選の府議選に無所属で立候補し落選。21年衆院選でれいわ新選組の公認候補として出馬、大阪5区で敗れたが、比例で復活当選した。比例近畿、当選1回。