立憲と維新の「共闘」 大阪で考えた

森山浩行・衆院議員
森山浩行氏=須藤孝撮影
森山浩行氏=須藤孝撮影

 立憲民主党は国会では野党第1党だが、大阪府政、市政では絶対的な「与党」の日本維新の会がいて、自民党、公明党、共産党の次の「野党」だ。

 立憲民主の大阪府連代表として少ない人数ではやれることに限りがあることにずっと苦しんでいる。

「大阪で与党、東京で野党」

 もともと大阪はいわゆる“東京”への対抗意識から「巨人ファンと自民党員」が少ない。与党、野党というよりも歴史的に東京のシンボルとしての自民党嫌いが多い。

 旧民主党も挑戦する人たちとみなされて支持されていた部分がある。民主党政権への評価も日本全体とは少し異なり、「タイガースと思って応援していたけど、ジャイアンツみたいになりよった」という失望が大きかった部分もある。

 その分、「大阪、大阪言うとる維新がいいんちゃうか」となった。「東京に一発、言うたる」というところに、日本維新の会の魅力の根源があり、「大阪においては与党、東京においては野党」という独特の立ち位置が維新の強さだ。大阪で与党だから現世利益はあるうえに、スタンスはかっこいい。

 一方、維新の問題点は党公認の知事、市長を持っていることだ。議院内閣制の国政とは違い、地方は二元代表制だ。知事や市長が議会で過半数を持つ政党の公認を得て、同時に議員の公認権をもつ党首であるとチェックが利かなくなる。

 保健所の統合、万博やカジノを含む統合型リゾート(IR)などでよくわかる通り、問題点が指摘されてもそのまま突っ走ってしまう。

選挙共闘を切り離した

 立憲民主は今国会から維新と国会共闘を進めて…

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衆院議員

 1971年生まれ。堺市議、大阪府議を経て、2009年衆院初当選。党国対副委員長、大阪府連代表。衆院比例近畿、当選3回。立憲民主党。