
「女の気持ち」「男の気持ち」「みんなの広場」「仲畑流・万能川柳」「人生相談」など、読者からの投書・声を集めました。
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近藤流健康川柳
年寄りも健康法で多忙です
2022/6/30 05:49 26文字年寄りも健康法で多忙です 大阪・都島区 吉田エミ子
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女の気持ち
「アンネ」に思う 神戸市北区・池田かずこ(主婦・80歳)
2022/6/30 05:45 558文字人生80年生きてきて、このごろよく思うことの一つに、女として今まで、なにが生活の一大事だったか、がある。結婚や出産も考えられるが、私自身、なにが大きな変革だったかといえば、迷わず「アンネの出現」と言いたい。 アンネってなに? 今の若い女性には聞き慣れない言葉かもしれない。アンネとはずばり、女性の生
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女の気持ち
父のアジサイ 山口県平生町・藤中清子(65歳)
2022/6/30 05:45 566文字雨の季節、私の花壇にアジサイが文字通り花を添えてくれていた。家を建てたのは33年前。当時、頼んでもいないのに夫から「これはお前の花壇だよ」と私にあてがわれた一角は1畳半ほどのスペース。花をめでるのは好きだけれど土いじりは苦手。花壇作りのセンスもない私なのだ。 ここ数年、娘からの母の日のプレゼントは
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女の気持ち
懐かしい共存 名古屋市天白区・山中れい子(無職・77歳)
2022/6/30 02:01 555文字戸建てに住んでいたころはこの時期になると、凝視することができない、ましてや触ることなどできない小さなムカデやハチなどに苦しめられた。もともと戸建てがいいという夫の思いで建てたのであるが、夫は無責任にも先に逝ってしまった。 虫が出るとすぐに夫を呼んで処理してもらっていたが、1人になってみると頼める人
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みんなの広場
健康寿命を保つ「あ・し・た」=無職・松本静延・78
2022/6/30 02:00 377文字(大阪府) 「人生100年時代」を迎え、健康寿命について意識するようになりました。家にこもってはだめだと思い、この5年ほど「あ・し・た」運動をしています。 私の住む自治体では「めざそう! みんなで! 健康長寿! 『あ・し・た! 体操』」の標語があります。「あるく・しゃべる・たべる」の頭文字で、全国
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みんなの広場
田中正造に感銘受けた=中学生・土方夏沙・15
2022/6/30 02:00 372文字(東京都) 田中正造はすごい人物だと思います。なぜならば渡良瀬川周辺で起きた日本初の公害事件、足尾銅山鉱毒事件を解決するために一生をささげた人だからです。 その事件は、なかなか政府に認められませんでしたが、明治天皇に直訴したことをきっかけに世論が盛り上がり、政府は鉱毒調査会を作ることになりました。
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みんなの広場
活字文化、消えるの悲しい=契約社員・横山慎哉・76
2022/6/30 02:00 387文字(佐賀県) 活字や紙の文化が消えつつあるのは寂しいことである。かつては電車などに乗るとサラリーマンは新聞を広げたり、週刊誌などを読んだりしていた。また文庫本を静かに読んでいる高校生の姿もあった。 ところが今では車内の風景が一変している。新聞を手にしている人や読書をしている人をほとんど見かけない。老
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仲畑流万能川柳
家電品喋る前にはまず名乗れ
2022/6/30 02:00 420文字☆印は秀逸(仲畑貴志選)☆家電品喋る前にはまず名乗れ 北九州 ピカード好きという何か得体の知れぬ物 東近江 別人28号横文字にしただけ中身変わらない 八王子 タカさんお手玉をぽんぽん老女を少女にし 柏原 柏原のミミ検問にわざと怪しくみせる趣味 新潟 空夢風俗にもともと変な意味はない 和光 soji草
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女の気持ち
わだかまり 山口県下関市・原田良子(75歳)
2022/6/29 05:30 552文字小学生の頃、父が私の出生時のことを話した。6月に生まれたのに忙しくて役場に届けるのを知り合いに頼んだが、その人が忘れていて気づいた父が慌てて出生届を出しに行ったのが7月。そのまま7月生まれにしてしまったという。 子供の頃は何も思わなかったが、年ごろになるにつれ、気になり出した。生まれた月の占いなど
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女の気持ち
徳島が大好き 徳島県鳴門市・樫本一美(パート・69歳)
2022/6/29 05:30 513文字結婚し滋賀から徳島に来てから、47年という月日があっという間に過ぎたような気がする。 公務員から農業への転身、慣れないことばかりで、泣きたいこともたびたびあった。必死で子育てと農作業に明け暮れた日々、思い返せば一つ一つの出来事がいとおしく感じられる。 2004(平成16)年の夏のことだった。大きな
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近藤流健康川柳
枯木でも芽吹き新緑よしやろう
2022/6/29 05:30 27文字枯木でも芽吹き新緑よしやろう 三重・伊賀市 菅山勇二
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みんなの広場
「恍惚の人」読み直して記念館へ=尼僧・吉村妙諦・73
2022/6/29 02:01 375文字(大阪府) 小説「紀ノ川」などで知られる作家、有吉佐和子(1931~84年)の旧宅を復元した「有吉佐和子記念館」が6月初め、和歌山市内に開館した。 昨年、私は自宅の本を処分したが、彼女の名作「恍惚(こうこつ)の人」は惜しくて残しておいたのだ。72(昭和47)年発行だが、少しも傷んでいない。有吉さん
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女の気持ち
メロンソーダ 東京都板橋区・木村智子(パート・48歳)
2022/6/29 02:01 555文字ジメジメと汗ばむ6月。どんよりした灰色の空を見ていると心配ごとが頭をよぎり、ゆううつな気分になることもしばしばだ。 そんなとき私は、気分転換に友人らのSNS(ネット交流サービス)をのぞいてみる。「どこどこに行っておいしいものを食べた」「映画を見てきた」など、好き放題につぶやいている言葉を見るだけで
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みんなの広場
弱者が投票しやすい環境願う=パート・福田和美・54
2022/6/29 02:01 398文字(神奈川県) 参院選が公示される前日の21日、地方に住む81歳の母は治療のために地元の病院に入院した。足腰が不安定で、車椅子と酸素ボンベが必要だ。 母が入院した病院は不在者投票が可能な指定病院だ。病院に聞くと、投票日までに病院内で入院患者らは投票ができるとのことだが、具体的な日程はまだ決まっていな
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みんなの広場
苦手なことに立ち向かって=中学生・加納青・15
2022/6/29 02:01 370文字(東京都) 僕は苦手なことがあると後回しにしてしまう。しかし、受験という大きな壁があり、それを乗り越えなければならない。そのために苦手な英語・数学にも力を入れないとその壁を乗り越えることができない。 どの教科もその日にやった内容をすぐに復習しないと忘れてしまう。わからなかったところなどは、先生や友
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仲畑流万能川柳
清流と校歌にあるが今暗渠
2022/6/29 02:00 467文字☆印は秀逸(仲畑貴志選)☆清流と校歌にあるが今暗渠 横浜 おっぺす死の方へ緩やかに運ばれてゆく 北九州 智鈴節約をリッチなひとが説くテレビ 海老名 しゃま迷わずに免許更新してた頃 東京 新橋裏通り無口だが猫と自由にしゃべれる子 安曇野 荻笑アルフィーは3人合わせ二百歳 宮崎 弱運会朝の句は昼にも一度
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近藤流健康川柳
日付だけ見るためつける腕時計
2022/6/28 05:55 25文字日付だけ見るためつける腕時計 東大阪市 きくさん
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男の気持ち
最後?の仕事 滋賀県多賀町・矢守岩雄(無職・82歳)
2022/6/28 05:54 541文字昨年末の大雪の被害が今も影響している。所有する2棟の屋根のひさしが4カ所も折れてしまったからだ。幸い、現在の居住に関係しないとはいえ、危険で格好も悪いので解体することにした。しかし、中に入っている物の処分が大変である。 父が「うちの博物館や」と言って残した農機具があった。千歯こきが2台、米俵編み機
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女の気持ち
乙女の友情 北九州市小倉南区・高山ひろみ(73歳)
2022/6/28 05:53 568文字12歳の啓子のお下げ髪は本人のふくらはぎまであった。聞くと生まれて一度も髪を切ったことはないという。太めで固く結ばれたお下げは、目を引いた。 西南女学院中学1年D組での出会い。どのように洗髪するのか聞くと、今日は右側をほどいてシャンプーし、明日は左側をほどいてシャンプーよと言う。残念ながら同学院高
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女の気持ち
植物のたくらみ 千葉県袖ケ浦市・柴田七重(主婦・42歳)
2022/6/28 02:03 545文字小学生の娘は下校途中、道ばたの草花を摘んできてくれる。「お母さんに、お土産だよ」と言いながら手渡してくれる小さな花束は、素朴でかわいらしい。 私はそれを濃い緑色のガラス瓶に生ける。レモン果汁が入っていた小さな空き瓶だ。その口径は、子どもの手に握られていた束の量にぴったり。武骨なガラス瓶は野草としっ
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