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貧打の大阪桐蔭 しぶとくつないでビッグイニング センバツ
2023/3/29 19:27 764文字◇センバツ高校野球第10日(29日)準々決勝 ○大阪桐蔭6―1東海大菅生(東京)● 昨春のような派手さはないが、前回王者の大阪桐蔭の強さが見えた攻撃だった。相手の守備の隙(すき)を突き、各打者がしぶとくつなぎ、三回にビッグイニングを作り出した。 三回から登板した東海大菅生の2番手・島袋俐輝に対し、
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ピンチで「出番来い」 東邦・岡本、投攻守で獅子奮迅 センバツ
2023/3/28 19:29 580文字◇センバツ高校野球第9日(28日)3回戦 ○報徳学園(兵庫)5―4東邦(愛知)● ピンチにも動じる気配を見せず、マウンド上で堂々と振る舞った。六回から2番手で救援した東邦・岡本昇磨。獅子奮迅の活躍を見せていたが、最後は自身の一球でサヨナラ打を浴びた。「自分がいいプレーをできても、チームが勝てなけれ
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左打者6人でも左投手攻略 広陵、昨春の敗戦を糧に対策 センバツ
2023/3/27 20:53 662文字◇センバツ第8日(27日)3回戦 ○広陵(広島)3―2海星(長崎)● 軟投派の左腕を相手に、6人の左打者が先発メンバーに並んだ広陵打線。一般的には相性が悪いとされるが、昨春の敗戦を糧にした左投手対策が奏功し、逆転勝ちを呼び込んだ。 2点を先行される苦しい展開だったが、ベンチに焦りはなかった。まずは
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復活の女子マラソン・前田穂南 カギは苦手だった厚底靴克服
2023/3/24 07:00 1255文字復活への光が差した。東京オリンピック・女子マラソン代表の前田穂南選手(天満屋)が、3月の名古屋ウィメンズマラソンで3位に入り、パリ五輪代表選考レースのマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権を手にした。相次ぐけがに苦しんできたが、東京五輪後に導入した厚底シューズへの対応が復調のカギだった
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剛腕の印象逆手に 専大松戸の平野大地、変化球で翻弄 センバツ
2023/3/22 18:52 721文字第95回記念選抜高校野球大会は第5日の22日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、2年ぶり出場の専大松戸(千葉)が3―0で常葉大菊川(静岡)に勝ってセンバツ初勝利を挙げた。 ◇ 「最速151キロ右腕」のイメージを逆に利用した変化球攻めだった。専大松戸の先発、平野大地。直球は大半が140
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慶応・清原勝児選手の父和博さんら輩出 PL学園ってどんな学校?
2023/3/21 13:42 1004文字第95回記念選抜高校野球大会は21日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、慶応(神奈川)が昨夏の甲子園優勝の仙台育英(宮城)と対戦。慶応の清原勝児選手(2年)は、甲子園通算最多13本塁打を放ち、プロ野球でも西武などで活躍した和博さん(55)を父に持つ。甲子園で伝説的な強さを誇った和博さんの
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吉田正尚、起死回生の同点ホームラン 恩師が感じた進化 WBC
2023/3/21 11:11 1441文字第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表「侍ジャパン」は20日(日本時間21日)、準決勝でメキシコと対戦。3点を追う七回、4番・吉田正尚選手(レッドソックス)が起死回生の同点3ランを放った。 小柄なスラッガーの勝負強さが、大舞台で更に輝きを放っている。3点を先行されて苦しい試合と
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「曲芸的」盗塁の社・尾崎寛介 トランポリンのおかげ センバツ
2023/3/20 14:09 648文字◇センバツ第3日(20日)2回戦 ○海星(長崎)5―1社(兵庫)● とっさの判断で急ブレーキ。捕手から送球された遊撃手のグラブをひらりとかわし、右手一つで二塁ベースにタッチした。社の尾崎寛介が曲芸的な動きで成功させた二盗。小学生時代にトランポリンで培ったリズム感のたまものだった。 四回2死から中前
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アピール前にアウト宣告 球審「大変申し訳ない」と陳謝 センバツ
2023/3/19 16:00 971文字第95回記念選抜高校野球大会は19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、作新学院(栃木)が8―6で大分商を破った。作新学院の九回の守備で、2死からアピールアウトでゲームセットになり、球審が謝る珍しいシーンがあった。 8―6で迎えた九回1死一、二塁の場面で、大分商の打者が左飛に倒れて2死と
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「阪急」さながらの躍動 令和の北陸ナイン、聖地に足跡 センバツ
2023/3/18 20:14 704文字センバツ第1日(18日)1回戦 ○高知4―1北陸(福井)● プロ野球・阪急(現オリックス)のユニホームに「そっくりだ」と注目を集めた北陸。阪急が強かった昭和を知らない令和の球児たちが躍動した。 一回2死一、二塁の先制機で5番・平田海智が右前打を放つと、二塁走者の水野伸星は迷わず三塁を蹴って、ヘッドス
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北陸のユニホームが阪急そっくり 令和の甲子園に昭和の面影 センバツ
2023/3/18 14:00 1165文字第95回記念選抜高校野球大会の初日の第2試合に登場する北陸(福井)は、白地に赤を基調としたユニホームがプロ野球・阪急(現・オリックス)にそっくりだと話題になっている。林孝臣(たかおみ)監督(40)に由来を聞くと、ワールド・ベースボール・クラシックの日本代表「侍ジャパン」で活躍する選手らの名前が挙が
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高校野球物語2023春
出場辞退、心停止… 「野球に生かされた」北陸監督が達した境地
2023/3/14 07:00 2071文字試合中のベンチでは、誰よりも大きな声で選手たちを鼓舞する。目標の「全力でやり切る。全員野球」を率先して体現しているかのようだ。34年ぶり出場の北陸(福井)・林孝臣(たかおみ)監督(40)。その野球人生はセンバツ出場辞退、死線をさまようなど波瀾(はらん)万丈だった。「野球で生かされてきた」とまで語る
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前田穂南、自己ベストで五輪選考レース出場権 名古屋ウィメンズ
2023/3/12 22:00 797文字名古屋ウィメンズマラソンは12日、名古屋市のバンテリンドームナゴヤ発着で行われ、東京オリンピックマラソン代表の前田穂南選手(天満屋)は2時間22分32秒の自己ベストで3位に入り、10月のパリ五輪代表選考レース・マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権を獲得した。鈴木亜由子選手(日本郵政グ
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鈴木亜由子「21分台でほっと」 名古屋ウィメンズマラソン
2023/3/12 18:34 719文字名古屋ウィメンズマラソンは12日、名古屋市のバンテリンドームナゴヤを発着点とするコースで行われ、東京オリンピック代表の鈴木亜由子選手(日本郵政グループ)が2時間21分52秒で自己ベストを更新し、日本勢最高の2位に入った。 地元・愛知の大声援に、躍動感のある走りで応えた。初の名古屋挑戦だった鈴木選手
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24歳西山和弥、会心の初マラソン日本最高記録 「失うものない」
2023/2/26 20:23 842文字「大阪マラソン2023」(毎日新聞社など共催)は26日、大阪市内で行われ、男子は初マラソンの西山和弥選手(トヨタ自動車)が2時間6分45秒で初マラソン日本最高記録を樹立した。同じく今大会が初マラソンだった池田耀平選手(Kao)も2時間6分53秒をマークした。 マラソン初挑戦の若手同士による一騎打ち
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初マラソンの池田耀平、日本勢2位の好記録も「悔しい」
2023/2/26 20:06 630文字「大阪マラソン2023」(毎日新聞社など共催)は26日、大阪市内で行われ、男子は初マラソンの池田耀平選手(Kao)が2時間6分53秒で日本勢2番手の7位に入り、これまでの初マラソン日本最高記録を上回った。同じく初マラソンの西山和弥選手(トヨタ自動車)が2時間6分45秒で日本勢トップの6位だった。
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大阪マラソンここに注目
「自分の殻を破りたい」 池田耀平が語る、初マラソンに挑む理由
2023/2/21 16:00 1532文字26日号砲の大阪マラソンで初マラソンに挑む池田耀平(ようへい)選手(24)=Kao=は、日体大時代から箱根駅伝などで活躍してきた。入社2年目だが「自分の殻を破りたい」と早めのマラソン挑戦に踏み切った。 ◇「走り方が分からなくなっていた」 軽やかな蹴り足で、飛ぶように駆ける。今年のニューイヤー駅伝で
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センバツここに注目
北陸・友広陸 ライバルに敗れた夏 普段から想定する場面とは
2023/2/21 06:10 863文字3月18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会。主役候補の注目選手を担当記者が紹介します。北陸の友広陸投手(2年)はチームを34年ぶりの春出場に導きました。ライバルに敗れた反省が原動力となりました。 ◇「ただで走者を出す投手は使えない」 185センチの長身から投げ下ろす、堂々たるフォームが映える
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池田向希、歩型の進化で日本選手権初V 20キロ競歩
2023/2/19 17:34 714文字陸上の日本選手権20キロ競歩は19日、神戸市六甲アイランド甲南大周辺コースで行われ、男子は東京オリンピック銀メダルの池田向希選手(旭化成)が1時間18分36秒で初優勝した。池田選手は日本陸連が定めた8月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)の選考基準を満たし、代表に内定した。 冷たい風雨にさらされ
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母になった前田彩里 「3度目の正直」で五輪選考マラソンへ
2023/2/10 06:00 1130文字母となって初のマラソンで快走した。31歳の前田彩里選手(ダイハツ)が1月末の大阪国際女子マラソンで、2024年パリ・オリンピック代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」出場権を獲得。過去2度にわたり走れなかった五輪選考レースのスタートラインに今度こそ立つ。 大阪国際で前田選手は第
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