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「まさか、こんなことが…」 市川猿之助さん搬送、ファンに衝撃
2023/5/18 20:38 1508文字歌舞伎界のスター、猿之助さんの救急搬送に、関係者やファンの間では大きな衝撃が走った。 猿之助さんは1975年、段四郎さんの長男として生まれた。83年に二代目亀治郎を名乗り初舞台を踏んだ。父と共に、おじの三代目市川猿之助(現・二代目猿翁)さんの一座に身を置いた。さわやかな口跡で情味のある芝居に定評が
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「演劇は自分を表現する大切なツール」 風間杜夫さんに旭日小綬章
2023/4/29 05:00 533文字政府は2023年春の叙勲受章者を29日付で発表し、俳優の風間杜夫さん(74)が旭日小綬章を受章した。 「役者一人の力ではなく、作品、作家、演出家、プロデューサー、共演者、そしてなによりもコロナ禍でも劇場に足を運んでくださったお客様がいたからこその受章です」と感謝する。 内向的な性格を心配した母親に
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世界に知られた日本の顔 YMO時代に萌芽 坂本龍一さん死去
2023/4/3 05:00 1226文字3月28日に亡くなった音楽家の坂本龍一さんは、指揮者の小澤征爾さんや芸術家の草間彌生さんらと並び、世界的に名の知れた日本のアーティストの「顔」的な存在だった。 坂本さんの世界志向は、出身である音楽グループ「YMO」時代にすでに萌芽(ほうが)があったといえる。グループは「イエロー・マジック・オーケス
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脱マスク、政府方針は13日から「個人の判断」 企業や施設は対応バラバラ
2023/3/8 19:06 2535文字新型コロナウイルス対策のマスク着用が13日から政府の方針で屋内外問わず「個人の判断」となる。各業界で着用を推奨するガイドラインを見直す動きが広がっているが、企業・団体や施設によって客や従業員への対応には差がある。着用を巡るトラブルも起きており、「脱マスク」は簡単ではなさそうだ。 宿泊や小売りなどの
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「ゼロ歳児の感性を忘れまい」松本零士さん、ペンネームに込めた思い
2023/2/20 13:09 617文字果てしない宇宙を舞台に人間のドラマを描き、憂いを帯びた神秘的な女性像でも人気を博した漫画家の松本零士さんが、13日に85歳で亡くなった。ペンネームには「午前0時を過ぎないとアイデアが浮かばない」現実に加え、「ゼロ歳児の感性を忘れまい」との自戒を込めていた。 原点は、幼少期を過ごした北九州市小倉北区
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松本零士さん 「弱音をはいてはならん」九州男児の気質が支え
2023/2/20 12:13 1454文字果てしない宇宙を舞台に人間のドラマを描き、憂いを帯びた神秘的な女性像でも人気を博した漫画家の松本零士さんが、85歳で亡くなった。ペンネームには「午前0時を過ぎないとアイデアが浮かばない」現実と「ゼロ歳児の感性を忘れまい」との自戒を込めていた。創作の原点は小倉市(現北九州市)で過ごした少年時代。「小
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「エネルギッシュな年明けに」 小瀧望さんがミュージカルに初挑戦
2023/1/2 08:00 1253文字◇「ザ・ビューティフル・ゲーム」 人気グループ「ジャニーズWEST」の小瀧望さんが新春の日生劇場(東京・日比谷)の舞台に立つ。アンドリュー・ロイド・ウェバー作曲のミュージカル「ザ・ビューティフル・ゲーム」。主演の小瀧さんをはじめ出演者の多くが20代のフレッシュな座組。「若いキャストたちとともに、エ
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飾らず40年、小泉今日子さん 支えは「16歳で決めたルール」
2022/8/30 16:00 3197文字今年、デビュー40年の節目を迎えた小泉今日子さん。歌手として、女優として、長年走り続けることができた秘密を尋ねると「本当の自分というものを、丸腰で見せる生き方にあるのではないでしょうか」と答えた。飾らない言葉で自分自身を語る小泉さんに、デビューした16歳の頃に心に決めていたことや、これからの人生の
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ジュノン出身、俳優・白洲迅さんが振り返る「悩み抜いた20代」
2022/3/5 16:00 3185文字テレビドラマや映画などで活躍を続ける白洲迅さんが今年、大きな節目を迎える。10代終わりに「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」を経て芸能界入り。2011年にミュージカル「テニスの王子様」でデビューし注目を集め、それから10年余、着実にキャリアを積み上げてきた。この秋30歳を迎え、新ステージへと入
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吉沢亮が舞台「マーキュリー・ファー」で見せる荒々しく繊細な愛
2022/2/5 17:00 2255文字俳優、吉沢亮が主演する舞台「マーキュリー・ファー」が、東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで開幕した。約2時間にわたり、吉沢は生と死が入り交じる極限状況に置かれた主人公・エリオット役を全う。初日(1月28日)後、「全身が疲れているはずなのに、アドレナリンが出過ぎて、目がバキバキです」とコメント
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市川海老蔵さんが絵本出版 見つめ直した「家族」と「働くこと」
2022/1/4 11:00 2281文字歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(44)が初めての絵本を出版した。「すぐそばにある。働きすぎのパパのおはなし」(絵・マリマリマーチ、KADOKAWA、1980円)。原案は、娘の堀越麗禾(れいか)さん(10)と息子の勸玄さん(8)。海老蔵さんは、「文・見守った人」としてクレジットされている。家族をあげて完
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原則無観客「撤廃」求める声 現場「十分に対策」 文化の存続訴え
2021/5/7 06:15 2290文字新型コロナウイルスの感染拡大対策として、東京、大阪など4都府県で発令された緊急事態宣言の延長に関し、音楽や演劇などの業界団体は、政府や東京都などが要請している「イベント開催は原則無観客」について撤廃を求め、相次いで声を上げた。【伊藤遥、広瀬登、勝田友巳/学芸部】 ◇「感染対策の努力を踏みにじる」
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BTS、アジアから世界へ 英米メディアは「21世紀のビートルズ」
2021/3/17 11:12 1706文字韓国のポップグループとして初めてグラミー賞にノミネートされたヒップホップボーイズグループ「BTS」。15日(日本時間)の発表では受賞はならなかったが、パフォーマンスはもちろん、「ブラック・ライブズ・マター(BLM、黒人の命は大事だ)」などの社会運動にも関わることで音楽の枠を超えた若者世代の象徴とし
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まもなく姿消す旧国鉄車両「185系」 写真家が感じる魅力
2021/3/2 12:00 1291文字国鉄時代末期に誕生した特急電車が、3月13日のJR東日本のダイヤ改正を機に第一線の定期運用から退く。その名は「185系」。主に特急「踊り子」として約40年間、首都圏と静岡県の伊豆を結んだ。多くの観光客らに愛された車両の往年の雄姿を捉えた写真集「185系特急電車の記録」(フォト・パブリッシング)がこ
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「木材」の次は「巨大な隕石」? 隈研吾氏が手がけた「角川武蔵野ミュージアム」を見てきた
2020/8/14 09:00 1647文字埼玉県の南西部、所沢市に巨大なミュージアムが8月1日、プレオープンした。その名は「角川武蔵野ミュージアム」。出版大手KADOKAWAと同市が共同事業を進めるクールジャパンの拠点「ところざわサクラタウン」の目玉。図書、美術、博物の3領域を統合させた野心的ミュージアムだ。開館直前の7月下旬、現地を訪れ
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志村けんさんが作った「笑いの教科書」のルーツとは 共にコントを作った西条昇さんが悼む
2020/4/3 09:00 1364文字3月29日に新型コロナウイルスによる肺炎のため、70歳で死去した志村けんさんは、日本のお笑い史に輝く希代のコント王だった。「加トちゃんケンちゃん」の構成作家で、一緒にコントを作った西条昇さん(江戸川大教授、お笑い評論家)が悼んだ。 ◇ 私は小学生の頃、志村さんがドリフターズの付き人同士でコンビを組
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私、大丈夫かな。毎日がドキドキ 「恋はつづくよどこまでも」ヒロイン上白石萌音さん
2020/1/17 15:00 1472文字TBS系の連続ドラマ「恋はつづくよどこまでも」(火曜午後10時)の放送がスタートした。恋に、仕事に真っすぐなヒロイン・七瀬を演じるのは上白石萌音(21)。2019年末、クランクイン後間もなくのロケ現場を訪れ、意気込みを聞いた。【広瀬登】 ◇「本職の方に失礼のないように」 東京郊外の総合病院で進んで
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20世紀の名指揮者のクラシック演奏が8Kで復活 飛び散る汗まで映し出す
2020/1/4 10:00 1913文字バーンスタイン、カラヤン、ベーム、そしてクライバー……。「巨匠」と呼ばれた指揮者がこの世を去って久しい。ラトルやティーレマン、ネルソンスやハーディングといった新時代の名指揮者の演奏も悪くないが、やはり20世紀の懐の深い、どこか横綱相撲にも似た巨匠の音楽作りに郷愁を覚えるクラシックファンは多いだろう