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バスケBリーグ、琉球初V 沖縄のファンが横浜で歓喜のカチャーシー
2023/5/28 21:33 813文字◇バスケットボール男子B1チャンピオンシップ決勝第2戦(28日、横浜アリーナ) ◇〇琉球ゴールデンキングス88―73千葉ジェッツ● 残り30秒余りで琉球がボールを奪うと、勝利を確信したファンは総立ちになった。レギュラーシーズンで53勝7敗の史上最高勝率を記録した千葉Jに2連勝しての栄冠だ。優勝イン
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「長万部に行けなくても…」理系スケーターがコロナ禍で得たもの
2023/5/23 06:30 2009文字新型コロナウイルス禍は学生の生活にも大きな影響を与えた。フィギュアスケート男子の長谷川一輝選手(22)=東京理科大4年=は、2020年4月の大学入学とほぼ同時にコロナの感染拡大に見舞われた世代。思い描いていたキャンパスライフとは違ったが、「だからこそ得られたもの」があるという。 ◇異色の理系スケー
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戸上隼輔「死に物狂いだった」 張本智和を降し優勝 卓球五輪選考
2023/5/7 22:49 726文字卓球の2024年パリ・オリンピックのシングルス代表の選考対象大会、全農カップ平塚大会は7日、神奈川県平塚市で行われ、男子は戸上隼輔(明大)が張本智和(智和企画)を4―3で降して優勝した。 力を込めたフォアを決めると、戸上隼輔は両手を突き上げた。「想像以上に苦しかった。死に物狂いだった」。第一人者の
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全農カップ2回戦敗退の伊藤美誠 不調を押してでも出場する理由
2023/5/6 20:46 723文字卓球の2024年パリ・オリンピックのシングルス代表の選考対象大会、全農カップ・トップ32平塚大会が6日、神奈川県平塚市で行われ、女子の伊藤美誠(スターツ)は2回戦で長崎美柚(木下グループ)に敗れた。 卓球台に向かう伊藤の表情は終始、晴れなかった。2学年下の長崎に2―4で完敗。本領を発揮できないまま
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モンゴルの「一番星」として フィギュア普及めざす日本育ちの女子選手
2023/4/25 07:30 2864文字明かりを落としたスケートリンクで、観客が手にした無数のスマートフォンのライトがきらめく。満天の星が輝く夜の草原を思わせる氷上を、一人のフィギュアスケーターがなめらかに進んでいった。 今年1月27、28日、モンゴルの首都ウランバートルのリンクで同国初のアイスショー「グラスランド・オン・アイス」が開か
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教員になる? ならない? 体育系大学生が模索する「第3の道」
2023/3/30 06:30深掘り 1914文字文部科学省は昨年末、方針を転換し、公立中学校の休日の部活動は当面、学校主体の活動も併存することになった。一方で、将来を担う教職志望者の中には、持続可能なスポーツ指導の道を探る動きもある。 ◇SNSで目にした「衝撃」 群馬県館林市内の中学校のグラウンドで、中学軟式野球チーム「館林ベースボールクラブ」
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かなだい、会心の「オペラ座」 2人だから見つけた"再演"の意味
2023/3/28 19:00 1713文字その演技は、過去の自分を超えるための挑戦のように映った。フィギュアスケート・アイスダンスの「かなだい」こと村元哉中(かな)選手、高橋大輔選手組(関大KFSC)が今季、フリーで「オペラ座の怪人」を演じた。男子シングルで一時代を築いた高橋選手の名プログラムの「再演」だった。 ◇因縁の舞台で見せた「完成
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物語の続きが見たい 「かなだい」3季目の到達点 世界フィギュア
2023/3/25 19:36 986文字フィギュアスケートの世界選手権は最終日の25日、さいたまスーパーアリーナでアイスダンスのフリーがあり、リズムダンス(RD)11位の「かなだい」こと村元哉中(かな)選手、高橋大輔選手組(関大KFSC)は115・95点、合計188・87点で11位だった。 高橋選手は演技後、熱いものがこみ上げ、氷上で片
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らしさ示した4分間 三原舞依、“感謝と情熱”の舞 世界フィギュア
2023/3/24 21:35 1107文字フィギュアスケートの世界選手権は24日、さいたまスーパーアリーナで女子フリーがあり、ショートプログラム(SP)3位の三原舞依選手(シスメックス)は合計205・70点で5位だった。 6年ぶりの世界選手権はほろ苦い結末だった。思い描いていたジャンプが跳べず、三原選手は前回出場した6年前と同じ5位で終え
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かなだい「薄氷のツイズル」もトップ10入りに自信 世界フィギュア
2023/3/24 19:32 1035文字フィギュアスケート世界選手権は24日、さいたまスーパーアリーナでアイスダンスのリズムダンス(RD)があり、2大会連続代表の「かなだい」こと村元哉中(かな)選手、高橋大輔選手組(関大KFSC)は72・92点で11位発進した。 高橋選手は氷上で焦っていた。「今、何回転だったっけ」。緊張からか、前半に組
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優しさと向上心が導いた「りくりゅう」初V 世界フィギュア・ペア
2023/3/23 20:30 1060文字フィギュアスケートの世界選手権は23日、さいたまスーパーアリーナでペアフリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の「りくりゅう」こと三浦璃来(りく)選手、木原龍一選手組(木下グループ)が金メダルを獲得した。日本勢で同種目の制覇は初めて。 木原選手は演技を終えて氷から上がると、ジャンプのミスを悔
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明日への「イエスタデイ」 初出場・山本草太の軌跡 世界フィギュア
2023/3/23 19:44 1140文字フィギュアスケートの世界選手権は23日、さいたまスーパーアリーナで男子ショートプログラム(SP)があり、昨年12月のグランプリ(GP)ファイナル2位で初出場の山本草太選手(中京大)は75・48点で17位だった。フリーは25日に行われる。 伸びやかなスケーティングは、過去と未来をつなぐ軌跡のようだ。
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りくりゅう今季最高「足元がちょっとだけ見えた」 世界フィギュア
2023/3/22 21:03 926文字フィギュアスケートの世界選手権は22日、ペアのショートプログラム(SP)があり、日本勢初優勝を目指す前回大会2位の「りくりゅう」こと三浦璃来(りく)選手、木原龍一選手組(木下グループ)は80・72点で首位発進した。 得点発表を待つ「キス・アンド・クライ」で、2人はほぼ同時に椅子から跳び上がった。三
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高校野球物語2023春
「あれがなければ今の自分は」 専大松戸の剛腕、父との二人三脚
2023/3/22 07:10 2267文字1枚の写真がある。2021年3月、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市)で撮影された丸刈りの少年と大柄な父のツーショット。少年が4月から入学する専大松戸(千葉)が初出場した選抜高校野球大会を観戦した際、足を延ばした時のものだ。 2年後の今大会。中学時代に2番手捕手だった少年は「最速151キロ右
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イタリアベンチにエスプレッソマシン ピアザ監督「感動」WBC
2023/3/16 19:48 376文字16日に東京ドームで行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝で、日本と対戦したイタリアには頼もしい「相棒」がいる。赤い小型エスプレッソマシン。選手たちが異国の地でも平常心を保つために一役買っている。 イタリアは台湾で行われた1次リーグでもエスプレッソマシンをダッグアウトに
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パリの燦歩道
自らも「研究対象」 お茶を科学するトランポリン女子・桐生莉沙
2023/3/12 13:00 2819文字お茶どころの静岡県。「お~いお茶」のブランドで知られる「伊藤園」(本社・東京都渋谷区)の研究所で、トランポリン女子の桐生莉沙選手(24)=大泉スワローク=はお茶製品の研究開発をしていた。 ◇大学院にも進学 専攻は化学 「会社に入ってから、いろんな人の飲み物が気になるようになりました。職業病かもしれ
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125キロを流し打ち 吉田正尚が重い空気振り払う逆転打 WBC
2023/3/11 21:44 754文字ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は11日、東京ドームで1次リーグが行われ、日本はチェコと対戦した。 日本打線はチェコ相手に二回まで無得点。120キロ台半ばの直球とチェンジアップを操る軟投派右腕・サトリアにあと一本が出なかった。重苦しいムードを打ち破ったのは、5番・吉田正尚だった。 三回
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内村航平さん「エースはメッシを目指せ」 体操界に送るエールの意味
2023/2/18 19:00 2595文字体操の男子個人総合でオリンピック2連覇を果たし、2022年3月に現役を引退した内村航平さん(34)は、今も週5回の練習を続けている。「他人と同じことをやりたくない。同じだとしても、自分にしか出せない色を出したい」。数々の偉業を達成した「キング・オブ・ジムナスト(体操の王者)」が描く放物線は、どんな
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丸山希が初表彰台 どん底経て「独占」の一角に スキージャンプW杯
2023/2/5 23:42 656文字ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は5日、ドイツのビリンゲンで個人第17戦(ヒルサイズ=HS147メートル)が行われ、丸山希(のぞみ)選手(北野建設)が初の表彰台となる2位に入った。1位は伊藤有希選手(土屋ホーム)で、2017年3月以来となる通算6勝目。高梨沙羅選手(クラレ)が
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スキージャンプ女子に地殻変動 競技環境失ったカナダ勢躍進の理由
2023/2/3 07:00 2017文字ノルディックスキーのジャンプ女子で、これまで活躍が目立たなかったカナダ勢が躍進している。過去に冬季オリンピックを2度も開催しながら、ジャンプはマイナー競技。練習するにも「本場」の欧州へ飛び出さざるを得ない苦しい事情が、かえって急成長をもたらした。日本にゆかりの深い人物も下支えしている。 ◇どんな回
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