-
もっと社会人野球
元DeNA倉本寿彦、日本新薬復帰の決め手は経営トップの愛
2023/5/11 06:40 1769文字プロの世界でひとかどの実績を残した人がアマチュアの世界へ。しかも、現役選手として戻るのは悩ましいことだろう。 プロ野球・DeNAを戦力外になった倉本寿彦選手(32)は今季、葛藤の末に、古巣の社会人野球・日本新薬に復帰した。日本野球機構(NPB)のプロ復帰へ強いこだわりもあったが、経営トップの熱い思
-
もっと社会人野球
投手充実の三菱重工West JFE西日本に勢い JABA京都大会
2023/4/20 11:10 766文字社会人野球のわかさ生活第73回JABA京都大会が25日、わかさスタジアム京都などで開幕する。本来は16チームが4ブロックに分かれてリーグ戦を行い、各ブロック1位のチームで準決勝を行うが、JR東日本が都市対抗野球大会東京都1次予選出場のため辞退。C組のみ3チームで実施する変則開催となった。決勝は30
-
JFE西日本・藤原拓実、まさかの決勝完封 左右の変化球に直球駆使
2023/4/18 20:11 756文字社会人野球の第65回JABA岡山大会は最終日の18日、岡山県倉敷市のマスカットスタジアムで準決勝2試合と決勝があり、決勝はJFE西日本がJR東海を3―0で破って、3大会ぶり3回目の優勝を果たした。JFE西日本は11月開催予定の第48回日本選手権に向け、5大会連続16回目の出場権を獲得した。 内田聡
-
山下美夢有、運命の優勝 ジュニアで2度V、果敢なゴルフ
2023/4/9 20:44 837文字国内女子ゴルフツアーの富士フイルム・スタジオアリス女子は9日、兵庫県花屋敷GCよかわ(6435ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、トップから出た昨季年間女王の山下美夢有選手が今季初優勝を飾った。4バーディー、ノーボギーの68で回り、通算9アンダーだった。 ある意味、運命づけられたタイトル奪取だ
-
もっと社会人野球
Honda熊本の新人に勢い 中国勢にも注目 JABA岡山大会
2023/4/6 11:10 832文字社会人野球の第65回JABA岡山大会が13日、開幕する。予選リーグは、計16チームが4組に分かれた総当たり戦形式で、岡山県倉敷市のマスカットスタジアムと倉敷市営球場で実施する。各組1位が駒を進める準決勝と決勝は17日にマスカットスタジアムで行われる。 前回優勝のHonda熊本は、今春のJABA東京
-
-
名物・つるべ打ち呼んだ「攻める走塁」 山梨学院、理想的攻撃で頂点
2023/4/1 20:03 713文字◇センバツ高校野球最終日(1日)決勝 ○山梨学院7―3報徳学園(兵庫)● 高校球界において、長い冬の中にいた甲斐の国に暖かい春の日差しが届いた。春夏を通じて山梨勢初優勝を果たした山梨学院が、望んでいた通りの展開に持ち込み、願ってやまなかった結果を得た。 「勢いに乗りだしたら止まらない」とナインが声
-
山梨学院の奇策成功 スクイズの代用「ゴロエンドラン」 センバツ
2023/3/29 14:07 776文字◇センバツ高校野球第10日(29日)準々決勝 ○山梨学院12―3作新学院(栃木)● 山梨学院が綿密に準備してきた「奇策」が聖地・甲子園で披露された。2―0の三回1死二、三塁から、まさかのエンドラン。主将の進藤天がなんとか当てた打球が遊ゴロとなり、貴重な1点をもぎとった。 エンドランといっても、通常
-
三重殺で敗れた大阪桐蔭の昨夏 あの打席にいた僕の後輩への伝言
2023/3/29 06:10 1837文字昨夏の甲子園で、仙台育英(宮城)の東北勢初制覇に並ぶ鮮烈な印象を残したシーンがあった。春夏連覇を狙った大阪桐蔭が散った準々決勝の下関国際(山口)戦での極めて珍しい三重殺だ。今、大阪桐蔭は史上初となる2度目のセンバツ連覇の偉業に挑んでいる。三重殺というつらい経験をした当事者だからこそ、後輩たちに伝え
-
スイッチは手ではなく足で押す 仙台育英の打線が変貌 センバツ
2023/3/28 21:06 794文字第95回記念選抜高校野球大会は第9日の28日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3回戦があり、8強が出そろった。昨夏の甲子園で東北勢初優勝を果たし、夏春連覇を狙う仙台育英(宮城)は6―1で龍谷大平安(京都)に勝って準々決勝に進んだ。 ◇ 初戦の2回戦の慶応(神奈川)戦で8安打2得点と苦しんだ仙台育
-
「恥ずかしい」…でも最高の一打 専大松戸が追求する野球 センバツ
2023/3/27 17:41 794文字◇センバツ高校野球第8日(27日)3回戦 ○専大松戸(千葉)6―4高知● 専大松戸の追求してきた「スモールベースボール」が、八回に太田遥斗が放った決勝打という形で結実した。本人が「恥ずかしいヒット」と苦笑した、当たりは決して鋭くないしぶとい一打。では、何が素晴らしかったのか。答えはその前段にあった
-
-
山梨学院の鮮やかなユニホーム 「C2C」って何? センバツ
2023/3/27 07:00 414文字春風にふさわしいスカイブルーのユニホームで甲子園を走り回っている。第95回記念選抜高校野球大会第8日の27日、第1試合の3回戦で山梨学院が光(山口)と対戦。昨季から導入したユニホームはSNS(ネット交流サービス)上でも、「イカしている」などと話題になっている。右袖には「C2C」という見慣れない言葉
-
WBC優勝が裏目に 常葉大菊川エース、予想外の歓声に緊張 センバツ
2023/3/22 17:21 616文字第95回記念選抜高校野球大会は第5日の22日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、常葉大菊川(静岡)は専大松戸(千葉)に0-3で敗れた。 ◇ 列島を沸かせたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の優勝が、常葉大菊川・久保綾哉にとっては思わぬ影響となった。 「景色が他の球場
-
「勉強生きた」進学校の石橋、初の聖地で光った思考力 センバツ
2023/3/21 18:43 551文字◇センバツ第4日(21日)2回戦 ○能代松陽(秋田)3―0石橋(栃木)● 強打で昨秋の栃木大会で4強入りした21世紀枠の石橋だが、初めての聖地で輝いたのはむしろ鍛え抜かれた守備だった。東北大会4強の能代松陽を相手に接戦に持ち込み、大応援団を沸かせた。 最も輝いたのは0―1の四回2死一、三塁の守備だ
-
「幼い気持ち出た」二松学舎大付・片井海斗、悔恨の春 センバツ
2023/3/20 17:34 526文字◇センバツ第3日(20日)2回戦 ○広陵(広島)5―0二松学舎大付(東京)● 充実の夏を経て、飛躍を期して臨んだ春のはずが悔恨を残して去ることになった。二松学舎大付の3番・片井海斗。昨夏の甲子園で1年生ながらアーチをかけて注目された逸材だが、4打数1安打と苦杯をなめた。 「打ちたがっていた。幼い気
-
大阪桐蔭ラマル スリランカと日本が生んだ「太陽」 センバツ
2023/3/20 14:00 1343文字第95回記念選抜高校野球大会で史上初となる2回目の大会連覇を狙う大阪桐蔭に、輝くような笑顔とあふれんばかりのパワーが魅力の「太陽の子」がいる。スリランカ出身の両親を持つラマル・ギービン・ラタナヤケ選手(2年)だ。 父のバンダーラさん(51)が来日したのはおよそ30年前。最初は愛知の日本語学校に通っ
-
-
注目スラッガー擁する広陵 2年生4番の二松学舎大付 センバツ第3日
2023/3/19 16:40 510文字◇第95回記念選抜高校野球大会第3日第2試合 二松学舎大付―広陵(11時半開始予定) ともに強力打線を誇る広陵(広島)と二松学舎大付(東京)の打撃戦か。昨秋の明治神宮大会準優勝の広陵がやや優位だが、二松学舎大付にも勝機はある。 広陵は前回大会で2年生ながら中軸を務めた真鍋慧(けいた)選手(3年)が
-
コロコロ攻撃の東邦が好発進 元営業マン監督の観察眼 センバツ
2023/3/19 14:40 887文字センバツ第2日(19日)1回戦 ○東邦(愛知)6―3鳥取城北● 力強く、空気を切り裂く打球は野球の魅力だが、コロリコロリと転がって甲子園の土に跡を残すバントも味わい深い。12安打と打ち勝った印象のある東邦だが、その結果を導いたのは、四回に4度も成功させたバント攻撃だった。 1点リードの四回無死一塁。
-
Bゾーンは接戦必至 強力打線対決の広陵vs二松学舎大付 センバツ
2023/3/10 15:05 882文字18日開幕の第95回記念選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が10日、大阪市内であり、対戦カードが決まった。 Bゾーンは実力的に飛び抜けたチームがおらず、し烈な争いが繰り広げられそうだ。 最も激しい試合になりそうなのは、昨秋の明治神宮大会準優勝の広陵と二松学舎大付の強力打線対決。点の取り合いが繰り広
-
元オリの“理論派長距離砲”がガテン系社会人チームで熱血指導
2023/3/6 06:00 1069文字2020年創部ながら早くも関西の社会人野球界で存在感を示しつつある「アスミビルダーズ」(旧・神戸ビルダーズ)に今季、新たな戦力が加わった。1990年に37本塁打を放つなどプロ野球・オリックスで長距離砲として活躍した藤井康雄さん(60)が1月、打撃コーチに就任した。 藤井さんは22年に阪神の1、2軍
-
長嶋一茂さんに退場宣告も 3000試合出場、橘高淳さんの審判人生
2023/2/24 06:00 2015文字あるときは捕手の後ろから、またあるときは投手の後ろから、一瞬たりとも白球から目を離さないのが野球の審判だ。誰よりも試合を見る役割を担い、最高峰のプロ野球で3000試合に出場したのは過去に19人しかいない。橘高(きったか)淳さん(60)は2022年にその節目に到達し、そしてグラウンドに別れを告げた。
-