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藤井聡太新名人、前人未到の8冠制覇への条件 早ければ今秋の可能性
2023/6/1 19:02 718文字長野県高山村の山田温泉「藤井荘」で5月31日から指された第81期名人戦七番勝負の第5局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、高山村地元主催、大和証券グループ協賛)は1日、初挑戦の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋王、棋聖=が渡辺明名人(39)を破り、対戦成績4勝1敗で名人位を奪取した。 ◇「新たな
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「めいじんに」6歳の夢、15年で実現 藤井聡太新名人、7冠達成
2023/6/1 18:57 1386文字5歳で将棋を覚え、6歳のバースデーカードに「おおきくなったらしょうぎのめいじんになりたいです」と書いた藤井聡太新名人(20)。それからわずか15年。幼い日の夢は、史上最年少と7冠達成という偉業を伴ってかなった。しかし、若き王者にとっては通過点に過ぎないのかもしれない。小学4年の文集で書いた「名人を
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藤井聡太王将が名人戦制し将棋界の頂点に 渡辺明名人は19年ぶり無冠
2023/6/1 18:56動画あり 832文字長野県高山村の山田温泉「藤井荘」で5月31日から指された第81期名人戦七番勝負の第5局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、高山村地元主催、大和証券グループ協賛)は1日午後6時53分、初挑戦の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋王、棋聖=が渡辺明名人(39)を94手で破り、対戦成績4勝1敗で名人位を
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藤井王将の印象的な一手 澤田七段が見た「前例のない戦い」 名人戦
2023/4/29 10:21動画あり 1379文字雁木(がんぎ)模様の出だしから、開幕戦に続いて類型の少ない相居飛車の力戦になった渡辺明名人(39)と挑戦者・藤井聡太王将(20)の第81期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の第2局。終盤、渡辺名人にも勝ち筋があったが、玉の逃げ方を誤ったところを藤井王将が逃さず、攻め合い勝ちを収めた。投了
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藤井聡太の封じ手は? 名人戦解説・澤田七段が予想する五つの候補手
2023/4/27 21:45動画あり 1107文字27日に始まった渡辺明名人(39)と藤井聡太王将(20)の第81期名人戦七番勝負第2局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)は、挑戦者の藤井王将が43手目を封じて1日目の戦いを終えた。渡辺名人が雁木(がんぎ)模様の将棋に誘導し、解説の澤田真吾七段(31)は「私の予想は角換わりだったが
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藤井聡太は「AIになった」 8冠はある?青野照市九段に聞く名人戦
2023/4/27 18:06動画あり 1268文字静岡市の浮月楼で27日に始まった渡辺明名人(39)と藤井聡太王将(20)の第81期名人戦七番勝負第2局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)。2人の対戦成績は、開幕戦を制した藤井王将の17勝3敗で、大きな差がある。第2局の立会を務める青野照市九段(70)=静岡県焼津市出身=は「最近の
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記者の目
最年少名人位へ挑戦 第2局前に 進化する藤井聡太6冠=丸山進(東京学芸部)
2023/4/26 02:00注目の連載 1856文字将棋の藤井聡太王将(20)は3月、新年最初のタイトル戦となる王将戦を防衛したのに続き、棋王戦で渡辺明名人(39)からタイトルを奪取し、羽生善治九段(52)以来の6冠を達成した。そして、4月5日に開幕した第81期名人戦七番勝負では、最年少名人獲得記録更新を懸けて、渡辺名人に挑んでいる。 最近の戦いぶ
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「またひのき舞台に立ちたい」 羽生善治九段が振り返る王将戦/下
2023/4/13 17:00 4088文字今年1~3月の第72期ALSOK杯王将戦七番勝負で藤井聡太王将(20)に挑戦した羽生善治九段(52)が毎日新聞の取材に応じた。感想戦では毎回、両対局者が楽しそうな表情を見せていたが、羽生九段は改めて「感想戦で、全然思いついていない手を藤井さんに毎局数回は指摘され、純粋に楽しかった」と振り返った。「
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敗れても「ちょっと前進」 羽生善治九段が振り返る王将戦/中
2023/4/12 17:00 4990文字今年1~3月の第72期ALSOK杯王将戦七番勝負で藤井聡太王将(20)に挑戦した羽生善治九段(52)が毎日新聞の取材に応じた。七番勝負では2勝4敗だった羽生九段。第2局と第4局を制したが、敗れて王手をかけられた第5局については「後手番で互角以上の局面が来たので、ちょっと前進した感じもしました」と語
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「豊島九段のすごさ分かった」 羽生善治九段が振り返る王将戦/上
2023/4/11 17:00動画あり 1883文字今年1~3月の第72期ALSOK杯王将戦七番勝負で藤井聡太王将(20)に挑戦した羽生善治九段(52)が毎日新聞の取材に応じ、七番勝負に向けてどのような準備を整えたのかを語った。王将戦七番勝負では、豊島将之九段(32)が過去に指した対局をベースにした作戦が多かったが、「王将戦でどういう手でいこうかと
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敵は「常識」 羽生善治という勝負師 どん底を味わった天才のいま
2023/4/8 16:00 5305文字40年近い棋士生活の中で、初めてどん底を味わった。中学生でデビューした1985年度以来、年間成績で負け越したことはなかった。その勝負強さから「天才」とも呼ばれたが、2021年度は勝率が4割を割り込んだ。連続29期在籍していた名人戦A級順位戦でも負け越して降級の憂き目に。将棋界ではこんな言葉がささや
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藤井、プラン通りの渡辺を押し切る 三枚堂七段が語る名人戦第1局
2023/4/7 06:00動画あり 1367文字藤井聡太王将(20)が渡辺明名人(38)に快勝した第81期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第1局。解説の三枚堂達也七段(29)は「渡辺名人が角換わりを避け、金銀を押し上げて力を発揮しようというプラン通りにほぼ進行したが、藤井王将は精度の高い対応を随所で見せた。読
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ラノベを超えた藤井 りゅうおうのおしごと!白鳥士郎さんが名人戦観戦
2023/4/6 16:37動画あり 1101文字中学生で将棋棋士になり、16歳で竜王を獲得した主人公を中心に将棋界を描いたライトノベル「りゅうおうのおしごと!」の作者、白鳥士郎さんが、ホテル椿山荘東京(東京都文京区)で繰り広げられている第81期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第1局を観戦した。白鳥さんは「対局
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藤井聡太王将、7冠達成のカギは「読み」よりも…名人戦5日開幕
2023/4/3 17:01動画あり 4740文字4月5日に開幕する第81期名人戦七番勝負で、六つのタイトルを持つ藤井聡太王将(20)が、谷川浩司十七世名人の持つ名人獲得の最年少記録の更新と7冠達成を懸け、渡辺明名人(38)に挑戦する。第1局を前に藤井王将がインタビューに応じ、「(2~3月の)棋王戦は角換わりのシリーズになりましたが、名人戦では違
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渡辺明名人「ベスト尽くすだけ」 一問一答 第81期名人戦
2023/4/3 17:00動画あり 4550文字第81期名人戦七番勝負で名人4連覇を目指す渡辺明名人(38)が、4月5日の開幕を前にインタビューに応じた。挑戦者の藤井聡太王将(20)には最年少名人獲得と7冠達成が懸かっているが、「相手の記録は関係ない。その都度ベストを尽くすだけ」と意識せずに臨む考えを述べた。2~3月の棋王戦五番勝負では藤井王将
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盤寿の名人戦
行方尚史九段が語る師匠・大山康晴十五世名人と自身の名人戦
2023/4/2 10:00動画あり 2642文字渡辺明名人に藤井聡太王将が挑む第81期名人戦七番勝負が4月5日にいよいよ開幕する。その名人戦で13連覇を達成し、通算18期という輝かしい戦績を残した大山康晴十五世名人。その最後の弟子、行方尚史九段(49)もかつて名人戦に挑戦者として臨んだ。行方九段は「師匠は場を作るのがうまかった。私も名人戦で、長
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藤井、敗戦からの切り替え「恐ろしい早さ」 王将戦見守った勝又七段
2023/3/13 07:00動画あり 724文字藤井聡太王将(20)が羽生善治九段(52)を降して初防衛を果たした第72期ALSOK杯王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)。佐賀県上峰町で指された第6局は、新旧王者の対決にふさわしく、両者が難解な終盤戦を展開した。現地で2人の対局を見守った“教授”こと勝又清和七段は12日、毎日
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第1局でいきなり度肝抜いた羽生 王将戦、多彩な戦法で藤井を苦しめる
2023/3/12 19:41 820文字第72期ALSOK杯王将戦は12日、5冠王の藤井聡太王将(20)が2連覇を決めて幕を下ろし、羽生善治九段(52)のタイトル獲得通算100期への挑戦は今回も実らなかった。しかし、藤井王将に持ち前の戦法の幅広さで対抗して2勝を挙げ、後手番でも互角の戦いを繰り広げ、若手トップ棋士以上の善戦ぶりを見せた。
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羽生が封じた59手目は何?「難解な局面」田村康介七段に聞く 王将戦
2023/3/11 21:53動画あり 1262文字藤井聡太王将(20)に羽生善治九段(52)が挑戦し、藤井王将の3勝2敗で迎えた第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第6局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)は11日午後6時過ぎ、羽生九段が59手目を封じて1日目を終えた。解説の田村康介七段は「封じ手局面は難解で、先手の羽生九段の一手一手が難しい
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「ここまで競るとは驚きマンモス」豊川孝弘七段が驚嘆 王将戦第6局
2023/3/11 18:34動画あり 893文字佐賀県上峰町で指されている第72期ALSOK杯王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第6局は1日目となる11日午後、藤井聡太王将(20)と挑戦者の羽生善治九段(52)が、共に何度も長考に沈む難解な中盤戦になった。12日の大盤解説を務める豊川孝弘七段は、七番勝負前は藤井王将が早々
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