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focus プロ野球
「野球教室×リニア」 異色のコラボで狙う相乗効果
2023/9/19 09:00 1491文字「野球×リニア」。野球教室の講師を務めたプロ野球OBは、依頼を聞いた時には頭に「?」が浮かんだという。日本野球機構(NPB)が16日、JR東海とタッグを組み、子どもたち向けの野球教室とリニア体験乗車という異色の野球振興策を行った。 「未来ある子どもたちに、夢の大切さを感じてもらいたい、自身の夢を見
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DeNA、CSに近づく貴重な1勝 先発・平良、「ゴロの山」築く
2023/9/15 22:47 730文字◇○DeNA3―1ヤクルト●(15日・神宮) 阪神のセ・リーグ制覇から一夜。早くも次の焦点はクライマックス・シリーズ(CS)争いに移る中、3位のDeNAが接戦で貴重な1勝をもぎ取った。 試合を引っ張ったのは先発の右腕、平良拳太郎だ。二回に連打を許し、併殺の間に同点とされたが、失点はそれだけ。計3度
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阪神・サトテルがフル稼働で3タテ貢献 弟分に「おまじない」
2023/9/3 23:09 691文字◇〇阪神7―1ヤクルト●(3日・神宮) サトテル「兄貴」が打てば、やはり打線は勢い付く。今季9度目の同一カード3連勝を成し遂げた阪神。優勝へのマジックナンバー対象チームの広島が下位相手にもたつく間に、マジックを「15」まで減らした。 1点を先制した直後の一回1死二、三塁で、5番の佐藤輝明。ヤクルト
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阪神、強さの証明 四球見極め・粘りで「圧」…三回6点で逆転
2023/9/2 23:00 606文字◇〇阪神6―5ヤクルト●(2日・神宮) 強さを証明する、阪神の鮮やかな逆転劇だった。 2点を追う三回だ。2死二塁の好機を作ると、ともに3割近い打率を誇り、出塁率でもリーグ十傑に入る1、2番コンビに打順が巡った。まずは近本光司。ヤクルト先発左腕のピーターズから右前適時打を放って1点差にすると、続く中
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「残留可能性高まったのでは」 大谷選手靱帯損傷 現地記者に聞く
2023/8/30 10:53 1108文字米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手の右肘靱帯(じんたい)損傷が明らかになって約1週間。指名打者(DH)での出場は続けているが、投手として今季の登板はなくなった。今季オフにフリーエージェント(FA)になる大谷の去就への影響などについて、現地取材しているフリーライターの杉浦大介さん(47)に話を聞い
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すごさの秘密は平常心 プロ14年、積み上げた安打 中日・大島洋平
2023/8/26 14:58 1731文字プロ野球・中日の大島洋平選手(37)が26日のDeNA戦(バンテリンドーム)で、史上55人目となる通算2000安打を達成した。大学、社会人を経ての達成は、古田敦也さん、宮本慎也さん(いずれもヤクルト)、和田一浩さん(中日)に続いて4人目。高卒の同学年に比べて「6年遅れ」のスタートながら24歳のプロ
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ベースボール型授業研究会 プロ野球OBが悩める教員にヒント伝授
2023/8/26 10:00 1410文字投げる、打つ、捕る、走る――。多くの動きが求められるのが、野球やソフトボールのようなベースボール型競技だ。2011年に小学校の必修科目となってから12年。「指導が難しい」などの悩みを持つ教員向けに、プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)が大規模な授業研究会を久々に開催した。 8月23日、東京ドー
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帰ってきた2人のレジェンド剣士 コーチとして世界選手権へ
2023/8/22 08:00 1763文字新型コロナウイルスの感染リスクが高いとされる密閉、密集、密接の「3密」すべてに当てはまるとして大会や稽古(けいこ)が制限されていた剣道で、日本代表の活動が約3年ぶりに再開されている。目標は来年7月にイタリア・ミラノで開かれる世界選手権。世界一を求められる日本のコーチ陣に、剣道界のレジェンド2人が名
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ヤクルト・北村恵吾、プロ初安打は満塁弾 56年ぶりの快挙
2023/8/9 22:53 609文字◇〇ヤクルト11―5広島●(9日・神宮) 雨上がりの神宮で、チームを快勝に導く大輪の花火を打ち上げた。ヤクルトの新人、北村恵吾がプロ初安打となる左越え本塁打を放った。新人がプロ初ヒットでグランドスラムをマークしたのは、1967年の槌田誠(巨人)以来56年ぶり、セ・リーグ2人目の快挙だ。 2軍で10
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一歩一歩、着実に…ヤクルト・村上宗隆が5年連続20本塁打に到達
2023/8/8 21:11 606文字◇〇ヤクルト5―4広島●(8日・神宮) 昨季の3冠王、ヤクルトの村上宗隆が、もがきながら節目の20号。今季苦手とする広島からの勝利に貢献した。 3―3で迎えた三回無死、広島の先発・九里亜蓮に3球で追い込まれた。だが、内角低めの変化球をしっかり見逃してフルカウントに持ち込むと、6球目。高めに入ったス
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「和真?いた?」から一夜 巨人・岡本和真が存在感示す2本塁打
2023/8/2 20:54 639文字◇○巨人9―2ヤクルト●(2日・東京ドーム) 「いた。今日はいたね」。巨人の原辰徳監督は2本塁打の4番・岡本和真の放った強烈な存在感に、思わず目を見開いた。 2点先取された直後の一回。坂本勇人のソロで1点差とし、さらに1死二塁の好機。ヤクルトの先発・高橋奎二の初球の曲がりの大きなカーブに反応した。
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「わからん」バイト時代から変わらぬDeNA東克樹の「安定感」
2023/8/2 11:50 1859文字京都市北区の立命館大衣笠キャンパス近くに、29年続く定食屋がある。その名も「わからん」。ピンク色の看板が目印のこの店で大学時代にアルバイトで「抜群の安定感」を見せていたのが、ケガから完全復活を遂げて今季大活躍しているプロ野球・DeNAの東克樹投手(27)だ。25年ぶりの優勝を目指すチームを引っ張る
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ヤクルト・山野太一が初勝利 「大炎上」から2年、7回無失点
2023/8/1 22:49 639文字◇○ヤクルト1―0巨人●(1日・東京ドーム) 「大炎上」から2年4カ月。ヤクルトの3年目、山野太一が2度目の1軍マウンドでプロ初勝利をつかみとった。 「打たれてもいいから四球を出すな、ストライクを投げろ」。指揮官の言葉通りの投球で巨人のエース、菅野智之に投げ勝った。 一回、先頭の吉川尚輝への初球は
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「漫画は本当だった」ヤクルト新人スカウト吉田大成さんの東京ドーム
2023/7/21 15:18 1488文字ヤクルトの新人スカウト、吉田大成さん(28)はこの夏、5年ぶりにユニホームではない姿で東京ドームに帰ってきた。かつての自分を見つけてくれたスカウトのように都市対抗野球大会で目を光らせる。「漫画のような本当の話」も経験しながら、原石発掘に駆け回っている。 大会3日目の16日。スタンドに足を踏み入れる
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全セ・大城卓三、バウアーをリード 被弾前のミス、フォローされ
2023/7/20 23:31 453文字◇○全パ6―1全セ●(20日・マツダ) 今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一になった日本代表「侍ジャパン」の捕手のうち、唯一、オールスターに選出された巨人の大城卓三。プロ6年目、30歳で迎えた初めての舞台で、思わぬ経験をした。 第2戦は「8番・捕手」で先発してマスクを被り
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努力の人・細川成也、そこにあるレギュラー 現役ドラフトから球宴に
2023/7/20 18:44 1225文字「現役ドラフト」での移籍から一転、初のオールスターで大歓声を浴びるような選手となった。本塁打競争でも準優勝した中日・細川成也外野手(24)は「素晴らしい打者ばかりで、その中で競えたことはうれしかったし、楽しかった」。プロ7年目で才能を開花させつつある大器は、どう育ってきたのか。 恩師の茨城・明秀日
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広島・小園海斗、「今日は打ちます」 有言実行の決勝2ラン
2023/7/12 23:26 694文字◇〇広島2―0巨人●(12日・東京ドーム) 広島は小園海斗が決勝2ランを放ち、3位争いをする巨人を退けた。 0―0の五回。1死一塁から左腕・グリフィンの初球、高めのナックルカーブに思い切ってバットを出した。打球は伸びて、巨人ファンで埋まる右翼席前列へ先制2ラン。「(先発の)森下さんに『今日は打ちま
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「ピッチクロック」日本でも導入議論へ プロ野球オーナー会議
2023/7/10 21:58 427文字プロ野球のオーナー会議が10日、東京都内で開かれ、今季から米大リーグで導入された投球間に時間制限を設ける「ピッチクロック」について、日本野球機構(NPB)での導入可否も含めて検討を進めることを決めた。 米大リーグのルールでは、投手は走者なしなら15秒以内、走者がいる場合は20秒以内に投げることが求
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就職内定から育成プロ入りヤクルト丸山翔大 人事担当者も涙の初先発
2023/7/7 13:00 2327文字プロ野球・ヤクルトに、身長192センチのひときわ目を引く大型右腕がいる。今季途中、育成契約から支配下登録をつかんだ丸山翔大投手(24)だ。大学時代の就職活動で自動車メーカーから内定を得ながら、「夢」を選んで3年目。新型コロナウイルスをきっかけに飛び込んだプロの世界で潜在能力を発揮し始めた。 プロ1
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「決勝戦にめちゃくちゃ弱い」 鹿屋体育大・木村恵都が得た“日本一”
2023/7/2 20:01 676文字◇第71回全日本学生剣道選手権決勝(2日、東京・日本武道館) ◇木村恵都四段(鹿屋体大)―鈴木龍哉四段(法大) 鹿屋体育大・木村恵都が何としても手に入れたかった「日本一」の称号。学生最後の年に、思わぬ形で手中に収まった。 法大・鈴木龍哉との決勝は試合開始から約4分が過ぎた時点で鈴木が全身のけいれん
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