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四谷大塚の盗撮問題 サピックスなど大手進学塾の対応は?
2023/8/19 12:32 1673文字大手中学受験塾「四谷大塚」(本部・東京都中野区)で元男性講師が業務中、複数の女子生徒の下半身を盗撮した問題を受け、都内の大手進学塾<SAPIX(サピックス)><早稲田アカデミー><日能研>に聞きました。どのような対策を講じているのでしょうか。 今秋の臨時国会で、性犯罪歴のある人物が子どもと接する仕
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AI新時代
四次元ポケットのない「ドラえもん」 進化するAI、揺れる著作権
2023/8/17 06:01深掘り 2589文字ある画像生成AI(人工知能)に記者が「ドラえもん」と入力すると、あのネコ型ロボットとは似ても似つかぬ怪獣が出てきた。鋭い角と長い毛を生やし、赤い目を見開いている。四次元ポケットはなく、なぜか赤ワインの入ったグラスを抱えている――。 これはAIのミスではない。背景にはAIと著作権を巡る難題がある。
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母と娘の適切な距離とは 韓国の新鋭監督が映画に込めた「原体験」
2023/7/8 15:24 1797文字切っても切れない複雑な母娘関係を描いた韓国映画「同じ下着を着るふたりの女」が静かなブームを呼んでいます。メガホンをとったのは新鋭監督のキム・セインさん(31)。「母に本心をさらけ出すことができなかった」という原体験を映画に落とし込んだそうです。母との関係に悩む記者(31)が、作品に込めた思いを聞き
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「フェミ科研費裁判」が問うもの
「女性が女性をおとしめる発言」 歴史家が見る「言わせる構造」
2023/6/14 07:00 3290文字大学教授らが自民党の杉田水脈(みお)衆院議員に中傷されたとして損害賠償を求めた訴訟は、大阪高裁で5月30日に原告側が一部勝訴した。SNS(ネット交流サービス)などで数々の差別的な発言や中傷を繰り返してきた杉田氏。 女性の道を切り開いた人物の評伝を数多く手がけている女性史研究家の江刺昭子さん(81)
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夜泣き対応はママだけの仕事? 「てぃ先生」に聞く寝かしつけの極意
2023/6/6 14:00 2027文字赤ちゃんを育てる親にとって大きなストレスになる夜泣き。民間の調査では、寝かしつけを主に担当するのは「ママ」と回答した人が約8割に上り、夫婦の負担に大きな格差があることが明らかになった。なぜなのか。パパにもできることはないのか。ネット交流サービス(SNS)で人気の男性保育士、てぃ先生(36)に会いに
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親も子も「ぷしゅ~」 型破りな赤ちゃん番組に込められた願い
2023/5/19 12:00 2328文字民放初の赤ちゃん向け番組「シナぷしゅ」(テレビ東京系)が放送4年目を迎えた。ラップや演歌も取り入れた型破りな内容で、SNS(ネット交流サービス)では「赤ちゃんが泣きやむ」と評判だ。19日には映画も公開。親も子も「ぷしゅ~」と肩の力が抜ける人気の秘密に迫った。 ◇原点は親としての「罪悪感」 番組の統
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テレビ局側に思惑? 岸田首相が「世界一受けたい授業」に出演
2023/5/13 18:30 2116文字岸田文雄首相が13日夜、日本テレビのバラエティー番組「世界一受けたい授業」に出演した。7年ぶりとなる現役首相のバラエティー番組出演には、テレビ局側に思惑があるとの見立てがある。【宮城裕也、西本紗保美】岸田首相は先生役 「世界一受けたい授業」は、さまざまな分野の専門家が講師となって、生徒役の芸能人た
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香川・豊島 ごみの山消えても残る地下水汚染 産廃処理事業終了
2023/3/31 06:30深掘り 1934文字国内最大級の産業廃棄物の不法投棄により、「ごみの島」と呼ばれた瀬戸内海の離島・豊島(てしま)=香川県土庄(とのしょう)町=で、20年余りに及んだ処理事業が終了し、県が30日、現地を公開した。かつて臭気を放ったごみの山は消え、産廃を埋めるために掘られた砂浜の穴は平らに整地された。この問題などを契機に
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産む、産まない、産めない~私の場合
「産めなくなりホッとした」 負い目だった性役割の重圧
2023/3/18 16:00 2710文字出産願望は乏しかった。それなのに「産む性」として社会から扱われる。出産に積極的になれないことをずっと負い目に感じてきた。出産適齢期を過ぎた女性は今、率直に語る。「『まだ産める』と思わなくてもよくなって、ホッとした」 シリーズ「産む、産まない、産めない~私の場合」は、産むことに関し、悩んだり決断を迫
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「香川にモスクができるまで」著者がムスリムの奮闘から学んだこと
2023/2/5 07:30 1783文字モスク(イスラム教礼拝所)を香川県につくろうと奮闘する人々を追ったノンフィクション本が、1月末に出版された。異国の地方都市で働くインドネシア人のムスリムらが困難を乗り越えながら、新型コロナウイルス禍で経済が落ち込む逆風の中で数千万円の募金活動にも挑んだ物語。「むちゃだ」と思いつつも引き込まれていっ
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防護服着用、遺骨拾えず…コロナ下の葬儀社 異例ずくめの2年
2023/1/14 05:30 1785文字新型コロナウイルスに感染して亡くなった人を家族が直接対面して見送れない状況がようやく変わろうとしている。遺族らの声を受け、政府は6日に葬儀に関連するガイドラインを改定。適切な処置をした場合は遺体を包む「納体袋」を不要とした。2020年からコロナに感染した死者を受け入れてきた香川県内の葬儀会社が取材
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マスクは?合宿は? 部活“勝負の夏” 第7波感染対策との両立苦慮
2022/7/25 17:45 2307文字新型コロナウイルスの感染が急拡大し「第7波」に突入する中、学校は夏休みシーズンを迎えた。部活動にとって夏休みは大会があったり、まとまった練習時間を確保できたりする重要な時期だ。文部科学省も部活を禁止せず、学校現場に感染防止に配慮するよう求めるが、感染防止と部活の両立には難しさもある。 「夏休みで気
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離島の旧態依然構造 「こどもまんなか社会」実現までの道のり
2022/7/7 05:30 2602文字政府が「女性活躍」の方針を打ち出して久しいが、男性中心の社会構造や考えは根強く残ったままだ。その縮図にも見える離島で、困難を抱えるシングルマザーや若者が子育てを支え合っている。人口約2万8000人の小豆島(香川県)で、政府が掲げる「こどもまんなか社会」をどうすれば実現できるか考えた。 梅雨入り前の
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うどん県「最安級」の店閉店へ 40年以上一杯100円「一平」
2021/12/14 16:54 925文字「安い、早い、うまい」が特徴の香川県名物さぬきうどん――。創業以来40年以上、1度も値上げをしなかった「うどんの一平」(高松市福岡町)が28日で店を閉じる。かけうどんの小が税込みで1杯100円。県内でも“最安級”として知られ、客からは閉店を惜しむ声が上がっている。 のれんをくぐると、店主の道岡弘伸
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平井卓也氏と小川淳也氏、激闘の裏で 映画を巡るもう一つの戦い
2021/10/31 20:31 2935文字31日の投開票を迎えた衆院選。高松市を中心とする香川1区では、自民前職の平井卓也氏(63)と立憲前職の小川淳也氏(50)が激闘を繰り広げた。過去6度も戦った因縁の対決だが、今回はあるドキュメンタリー映画が公示前から物議を醸し、香川県教育委員会が高校の授業で上映した教員の処分を検討する異例の事態にま
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「公認されない死」流産・死産 当事者の住職夫婦がグリーフケア
2021/10/13 19:01 3319文字流産や死産は「公認されない死」と呼ばれる。自治体は実態を十分に把握しておらず、赤ちゃんとの死別による深い喪失感への社会の理解もまだ進んでいないためだ。死産を経験し、当事者らへの情報発信、グリーフ(悲嘆)ケアに取り組むある住職夫婦の思いを取材した。【西本紗保美】 「安定期を迎えていたのにどうして――
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入院中の子どもたちが四国水族館をリモート見学 大学生がロボット運び 香川
2020/12/17 18:18動画あり 466文字香川県内の病院に長期入院中の子どもたちに、カメラ付きのロボットを活用してリモートで四国水族館(宇多津町)を見学してもらうイベントが17日にあった。香川大の学生ボランティアらがロボットを運びながら館内を案内し、子どもたちは海の生き物の観察や大学生との会話を楽しんだ。 小児慢性疾患を持つ子どもとその家