尾形有菜

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なでしこジャパン躍進の陰にあった、もう一つのW杯

　サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が前回大会を上回るベスト8と躍進した今夏の女子ワールドカップ（W杯）。その観客席に、かつて日本の最高峰リーグにいたチームの選手たちがいた。財政難で地域リーグからの再出発を余儀なくされ、今も苦境の中にいるが、世界の熱気に触れて思いを新たにしたことがある。もう一

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なでしこジャパン躍進の陰にあった、もう一つのW杯

Allez!!

アパートで交わした「19年の誓い」　豪ゆかりのラグビーW杯日本代表

　ラグビー・ワールドカップ（W杯）フランス大会の日本代表に、埼玉パナソニックワイルドナイツは最多11人を送り出している。このうち3人はオーストラリアゆかりの選手たちだ。「みんなが見ていないところでも、彼らはずっとトレーニングしていた」。悲願だったW杯の日本代表入りを果たした3人の軌跡を、見守ってきた

なでしこ戦のスタジアムでトイレに歓喜　多い、きれい、近いの三拍子

　サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の国際親善試合の取材でミクニワールドスタジアム北九州を訪れると、驚いた。メディアや関係者用のトイレがとてもきれいだったのだ。観客が使うエリアも回ってみると、数が多い、きれい、近いと三拍子がそろっている。　2017年に完成したばかりの、ピッチと観客席が近いスタ

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出産後の壁とは　競技を続けるため、なでしこジャパンコーチの提言

　女性アスリートは出産後に育児と競技を両立できるのか。勝ち負けだけでなく多様な生き方にも注目が集まるサッカーの女子ワールドカップ（W杯）では今夏、米国代表に3人の「ママ」が名を連ねていた。日本の現状はどうだろう。　◇なでしこ唯一の存在　「サッカー選手じゃなくても、社会で子供を産んで働いている人は何百

なでしこジャパン、23日アルゼンチン戦　パリ五輪予選へ再始動

　サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」（国際サッカー連盟＝FIFA＝ランキング8位）は23日、女子ワールドカップ（W杯）後、初の国際親善試合としてミクニワールドスタジアム北九州でアルゼンチン（31位）と対戦する。来年のパリ・オリンピック出場権が懸かる10月からのアジア2次予選を前に、再始動かつ唯

Allez!!

GPSアートで「ONE　TEAM」　ラグビーW杯日本代表を応援

　日本地図の上に浮かぶのは、「ONE　TEAM（ワンチーム）」の文字。4年前に流行語となった、ラグビー日本代表のチームスローガンだ。　完成したのは、車で移動しながら全地球測位システム（GPS）の軌跡を利用して文字や模様を描く「GPSアート」。このGPSアートを作りながら集めた応援メッセージとともに、

Allez!!

実は名門ラグビー部出身　「クールポコ。」がW杯日本代表にエール

　「なーにー。やっちまったなあ」の餅つきネタで大ブレークしたお笑いコンビ「クールポコ。」。きねを手にする小野まじめさん（46）は、東京の強豪・目黒（現在の目黒学院）高ラグビー部出身だ。　自身のSNS（ネット交流サービス）で積極的にラグビー情報を発信。8日に開幕したワールドカップ（W杯）フランス大会を

Allez!!

ギリギリ復活のファカタバ、2トライで日本快勝に貢献　ラグビーW杯

　◇ラグビー・ワールドカップ（W杯）フランス大会　1次リーグD組　◇○日本代表42―12チリ代表●（10日、トゥールーズ）　波乱も、初戦の難しさも新戦力が核となって乗り越えた。　日本が第1戦に迎えた相手は、過去に対戦経験のない初出場チリ。さらに先発予定だった姫野和樹主将（トヨタヴェルブリッツ）を欠く

Allez!!

代表最年少はNZ出身ディアンズ　日本へ誘った父の思い　ラグビーW杯

　ラグビー・ワールドカップ（W杯）フランス大会で、2大会連続の決勝トーナメント進出を目指す日本代表は10日、チリとの1次リーグ初戦に臨む。チーム最年少は、21歳のFWワーナー・ディアンズ選手＝東芝ブレイブルーパス東京（BL東京）。201センチの長身を誇るニュージーランド（NZ）出身の大型ロックで、チ

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移籍理由は「地球3個分」 元なでしこ川澄奈穂美が幼なじみと歩む道

　「切っても切れないしぶとい縁」――。元サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の川澄奈穂美選手（37）は、出会って30年近い友との仲をそう表現する。今夏、WEリーグのアルビレックス新潟レディースに移籍した。決断の決め手は、幼なじみの「地球3個分」の思いだ。　「特大なものって何かなと考え、あの表現に

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LGBTQの当事者にサッカー女子W杯はどう映ったのか

　サッカーの女子ワールドカップ（W杯）は多様性を発信する大会になっている。開催中のオーストラリア・ニュージーランド大会では選手の8人に1人がLGBTQなど性的少数者であると公表し、各チームの主将は「ジェンダー平等」などのメッセージが記されたキャプテンマーク（腕章）を巻いた。同性のパートナーがいること

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8人に1人が性的少数者　サッカー女子W杯が発信に積極的な理由

　サッカー女子ワールドカップ（W杯）オーストラリア・ニュージーランド大会では、各チームの主将が「ジェンダー平等」など8種類のメッセージが記されたキャプテンマーク（腕章）から一つを選んで巻いている。昨年の男子のW杯カタール大会で同様の行為が事実上、禁じられたのとは対照的だ。積極的な発信ができる意味を選

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なでしこ8強を支えた10人の「池田チルドレン」　女子W杯

　サッカー女子ワールドカップ（W杯）で、日本代表「なでしこジャパン」は11日、ニュージーランドのオークランドであった準々決勝でスウェーデンに屈した。快進撃は止まったが、世界一になった12年前の輝きを思い起こさせる戦いぶりが光った。原動力となったのは、池田太監督（52）の下、若くして世界と戦ってきた新

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なでしこの芽を摘むな　川崎で始まった「12歳の壁」への挑戦

　サッカーの女子選手を巡っては、中学生になる時に入れる女子チームが少なく、「12歳の壁」と呼ばれる問題が取り沙汰されてきた。男女の日本代表を数多く輩出している川崎市内でも受け皿はわずか。そんな現状に風穴を開ける取り組みが始まった。　◇赤字で目立たせた意図　「競技レベルの高い選手を集めて強化を図ってい

母国フィジーからトライ　ラグビー日本代表を救ったナイカブラ

　ラグビーのテストマッチ、リポビタンDチャレンジカップは5日、東京・秩父宮ラグビー場であり、日本代表はフィジー代表に12―35で敗れた。　あわや「完封負け」の日本を救ったのは、母国との対戦に燃えていたWTBジョネ・ナイカブラ選手（東芝ブレイブルーパス東京）だった。　0―28で迎えた後半31分。相手陣

おかえりラピース　「ラスト侍」フィジー戦へ　ラグビー日本代表

　頼れるラストピースが、ラグビー・ワールドカップ（W杯）フランス大会のメンバー発表前最後の実戦に帰ってきた。日本代表は5日、「リポビタンDチャレンジカップ」のフィジー戦（東京・秩父宮ラグビー場）に臨む。「ラピース」の愛称で親しまれる日本のFWピーター・ラブスカフニ選手（34）＝クボタスピアーズ船橋・

Allez!!

「生きる地のため」戦う　ラグビー日本代表ワーナー・ディアンズ選手

　ラグビーは境界を軽々と飛び越えるスポーツだ。国・地域の代表選手となるのに国籍は必要ない。居住歴など一定の条件を満たせば資格を得られる。自らが選んだ国・地域のために力を尽くして競い合う――。そんな競技の特性を象徴する選手が、ラグビー日本代表にはいる。　◇19歳で日本代表に　東京・国立競技場で昨年10

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19歳・藤野、なでしこW杯最年少得点　中学時の挫折から駆け上がる

　◇サッカー女子ワールドカップ（W杯）1次リーグC組（26日、ニュージーランド・ダニーディン）　◇○日本2―0コスタリカ●　コスタリカ戦の前半27分に藤野あおばが挙げたゴールは、日本女子のW杯史上最年少得点となった。これまでは2007年中国大会の永里優季の20歳が最年少、03年米国大会の山本絵美の2

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なでしこジャパン熊谷紗希、険しい表情の奥にある願い 女子W杯

　サッカー女子ワールドカップ（W杯）オーストラリア・ニュージーランド大会で女子日本代表「なでしこジャパン」は22日、ニュージーランド・ハミルトンであったザンビアとの1次リーグ初戦に臨み、5―0で快勝した。12年前の世界一を知るメンバーはたった一人になった。主将でチーム最年長のDF熊谷紗希選手（32）