環境・科学
ピックアップ
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人間に求める能力は? 全学生に生成AI配った東洋大学部長の思惑
5/25 11:00 2643文字東洋大情報連携学部(東京都北区)は、利用が急拡大している生成AI(人工知能)「チャットGPT」の最新言語モデル「GPT―4」を活用した学内システムを開発し、4月から全学部生約1500人に利用を推奨している。生成された文章や画像がそのまま研究成果として出される懸念から、学生の利用に慎重な大学も多い。
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相手にされず「おいてけぼり」 気候変動対策で孤立する日本
5/25 05:30 2596文字広島市で開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、ウクライナ危機の陰に隠れた印象があるとはいえ、気候変動問題も主要議題だった。日本が力を入れる政策に明確な賛同が得られないなど、議長国なのに「おいてけぼり」感が拭えなかったが、近年、気候変動を巡る国際交渉でも日本が世界の動きから取り残されるよう
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山口大教授、論文6本で研究不正の疑い 実験の画像データ加工か
5/24 05:30スクープ 731文字山口大大学院医学系研究科の男性教授が2001~22年に共同研究者と連名で執筆した論文6本に、実験結果の画像データを加工したような痕跡が見つかり、捏造(ねつぞう)や改ざんなどの研究不正の疑いがあることが大学関係者への取材で判明した。山口大は調査会を設置して調べている。 研究不正の疑いがある6本は、欧
新着記事
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ウナギ写真家×情報学者=学術書 考えるのは有明海の未来
2023/5/27 20:00 480文字長崎県立高校の元教員で写真家の中尾勘悟さん(89)=佐賀県鹿島市在住=と千里文化財団(大阪府吹田市)の専務理事、久保正敏さん(74)が学術書「有明海のウナギは語る 食と生態系の未来」を出版した。環境指標生物と言われるウナギを通して人間の暮らしと有明海の未来を考える内容だ。【杉山恵一】 中尾さんは写
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ブラジル、2025年のCOP30開催地に ルラ大統領発表
2023/5/27 08:35 454文字南米ブラジルのルラ大統領は26日、2025年11月に予定される国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)の開催地として、国連が北部パラ州の州都ベレンを選んだと明らかにした。ツイッター上で発表した。ブラジルでCOPが開かれるのは初めて。 ベレンは熱帯雨林アマゾンの河口近くに位置する人口約
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月面まであと5kmで…誤作動 着陸失敗の原因、ispaceが説明
2023/5/26 20:28 414文字東京に拠点を置く宇宙ベンチャー「ispace(アイスペース)」の袴田武史代表らが26日、東京都千代田区の日本記者クラブで記者会見した。4月に挑んだ月着陸船の失敗について、機体の高度を推定するソフトの誤動作が原因だったと明らかにした。2024年にも計画している後継ミッションは予定通り実施するという。
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「毛がない」生き物を目撃 身近な野生動物が、なぜこんな姿に?
2023/5/26 14:00動画あり 2610文字未知との遭遇だった。5月1日午前、記者は東京都練馬区で見かけた生き物に驚いた。体の一部にだけ毛があり、皮膚は硬そうで灰色に近い。ネコほどの大きさに細長いしっぽ。不気味に思えたが、取材を進めると、ある身近な野生動物が病気にかかった姿だと分かった。なぜこんな姿になったのか。 スマートフォンで「証拠写真
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沖縄・辺野古に続く浦添の埋め立て 反対署名3万人超「海残して」
2023/5/25 20:18 1755文字沖縄県浦添市の浅瀬を埋め立て、那覇市にある米軍那覇港湾施設(那覇軍港、約56ヘクタール)を移す政府の計画に対し、中止を求めるオンラインの署名活動が開始から半年で3万人超の賛同を集めている。「辺野古」に続き、サンゴの海を埋め立てて基地化する計画。決定から30年近くたつが、4月に日米両政府が具体案に合
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人間に求める能力は? 全学生に生成AI配った東洋大学部長の思惑
2023/5/25 11:00 2643文字東洋大情報連携学部(東京都北区)は、利用が急拡大している生成AI(人工知能)「チャットGPT」の最新言語モデル「GPT―4」を活用した学内システムを開発し、4月から全学部生約1500人に利用を推奨している。生成された文章や画像がそのまま研究成果として出される懸念から、学生の利用に慎重な大学も多い。
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相手にされず「おいてけぼり」 気候変動対策で孤立する日本
2023/5/25 05:30 2596文字広島市で開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、ウクライナ危機の陰に隠れた印象があるとはいえ、気候変動問題も主要議題だった。日本が力を入れる政策に明確な賛同が得られないなど、議長国なのに「おいてけぼり」感が拭えなかったが、近年、気候変動を巡る国際交渉でも日本が世界の動きから取り残されるよう
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月面に着陸船の残骸か ispace予定地周辺、NASAが画像公開
2023/5/24 16:21 311文字米航空宇宙局(NASA)は23日、4月に民間初の月面着陸に挑み失敗した日本の宇宙ベンチャーispace(アイスペース、東京)の着陸船の残骸とみられる画像を公開した。本来の着陸予定地点の周辺で、少なくとも4カ所に散乱している。 着陸を試みた翌日の4月26日に米探査機ルナ・リコネサンス・オービターが上
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H3ロケット、2号機は衛星搭載見送り 見直しで発射計画に遅れか
2023/5/24 15:14 419文字宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日、本年度後半の発射を予定している新型主力機H3ロケット2号機について、当初の計画を見直す方針を明らかにした。地球観測衛星「だいち4号」の搭載を見送り、エンジンも当初予定していた改良型ではなく、1号機とほぼ同じ形態にする。今後の発射計画にも遅れが生じそうだ。
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林業活用しCO2実質ゼロに 九電と大分・日田市が包括連携協定
2023/5/24 10:44 877文字林業を活用して温室効果ガス排出量を実質ゼロにしようと、大分県日田市と九州電力大分支店は、カーボンニュートラルなどに関する包括連携協定を締結した。同支店と県内自治体が連携協定を結ぶのは6例目。【井土映美】 日田地域の基幹産業である林業を活性化しながら、二酸化炭素(CO2)の排出削減量を増やそうとする
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山口大教授、論文6本で研究不正の疑い 実験の画像データ加工か
2023/5/24 05:30スクープ 731文字山口大大学院医学系研究科の男性教授が2001~22年に共同研究者と連名で執筆した論文6本に、実験結果の画像データを加工したような痕跡が見つかり、捏造(ねつぞう)や改ざんなどの研究不正の疑いがあることが大学関係者への取材で判明した。山口大は調査会を設置して調べている。 研究不正の疑いがある6本は、欧
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政府、宇宙の防衛利用を拡大へ 米と連携 「宇宙安全保障構想」原案
2023/5/23 23:27 529文字政府の今後約10年間の宇宙安全保障政策の指針となる「宇宙安全保障構想(仮称)」の原案が23日、判明した。防衛目的の宇宙利用拡大などが柱で、中国やロシアの宇宙空間進出を監視することを念頭に、米国や英国などが共同運用している「連合宇宙運用センター」への参加を目指すとしている。 岸田文雄首相が昨年12月
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半世紀の気象災害で世界の死者200万人 9割は途上国 WMO報告
2023/5/23 13:27 719文字国連の世界気象機関(WMO)は22日、2021年までの約50年間に世界で発生した気象災害は、200万人超の死者と4兆3000億ドル(約595兆円)の経済損失をもたらしたとする報告書を発表した。死者の9割は途上国に暮らす人々だった。地球温暖化による気象災害の激甚化が予測されるなか、国連は災害のリスク
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陸でも海でも愛くるしい 5月23日は「世界カメの日」
2023/5/23 06:00 217文字5月23日は「世界カメの日」。世界中のカメに関心を向け、知識を深め、敬意を払い、生存や生息地の保護を促すため、米国の「アメリカン・トータス・レスキュー」によって2000年に制定された。 国内ではタイマイやアカウミガメが環境省のレッドリストで近い将来、野生での絶滅の危険性が高いとされる絶滅危惧ⅠB類
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スパコン「富岳」が3期連続2位 世界計算速度ランク
2023/5/22 20:10 291文字理化学研究所は22日、計算科学研究センター(神戸市)で稼働中のスーパーコンピューター「富岳」が、世界の計算速度ランキング「TOP500」で3期連続で2位になったと発表した。毎秒44京2000兆回の計算が可能。 TOP500は計算能力を総合的に示すランキングで年2回発表されている。産業利用で重視され
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古川聡飛行士「初心に帰って」 2回目のISS長期滞在へ意気込み
2023/5/22 19:26 473文字国際宇宙ステーション(ISS)で2回目の長期滞在を予定している医師の古川聡宇宙飛行士(59)が22日、東京都内で記者会見し、「初心に帰ってしっかり仕事したい」と意気込みを述べた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は同日、古川さんが米スペースXの宇宙船「クルードラゴン」7号機に搭乗すると発表。早ければ
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気候変動、かすんだG7サミット 温室ガス削減で大きな前進なし
2023/5/22 04:30深掘り 1617文字21日に閉幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、天然ガスを含む全化石燃料を段階的に廃止することに初めて合意した。だが、気候変動やエネルギー問題の討議の前に首脳宣言が公表されるなど、今回のサミットで地球温暖化問題の優先度が高かったとは言えず、温室効果ガス排出削減で大きな前進はなかった。 G7
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調査道具はICレコーダー 市民参加で探るカエルの分布
2023/5/21 08:00 2099文字カエルは水田などに生息する身近な生き物だ。どの種がどこにすんでいるかを網羅的に調べることは簡単ではないが、市民も参加した研究プロジェクトで広い範囲での分布を推定することができたという。その「指標」として使ったのが、童謡でもおなじみのあの鳴き声だ。レコーダーを田んぼに向けるだけ 水田はイネを栽培する
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千葉大が宇宙園芸研究センター 宇宙環境での食料生産技術研究
2023/5/20 12:30 500文字千葉大は人々が月面に長期滞在する時代を見据え、千葉県松戸市の松戸キャンパスに「宇宙園芸研究センター」をオープンさせた。国立大学で唯一、園芸学部を持つ同大の蓄積を生かし、「宇宙植物工場」の実現に向け、宇宙環境での食料生産技術を探る。 同大によると、2030年代には100~1000人程度が月面に居住す
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脱プラ、G7でアピール お好み焼き容器の原料はサトウキビ削りかす
2023/5/20 06:30 535文字環境に配慮した容器で、お好み焼きをおいしく――。主要7カ国首脳会議(G7サミット)の国際メディアセンターでは19日、広島名物のお好み焼きがプラスチック製ではなく、サトウキビの搾りかすで作られた持ち帰り用容器で海外メディアや政府関係者らに振る舞われた。 日本政府関係者によると、今回のG7サミットでは
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