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選挙応援昨夏3回同行 ツイッターに写真?

昭恵氏付の政府職員に関する政府の説明

 「森友学園」騒動で浮上した安倍晋三首相の妻昭恵氏の「公人」「私人」問題がくすぶり続けるなか、昭恵氏が昨年7月の参院選で自民党候補を応援した際、昭恵氏付の職員が3回同行したことが明らかになった。

     政府は職員の同行を「公務」と位置づけている。職員は公務として選挙に同行したことになり、政府は説明に苦しみそうだ。

     発端は自民党の朝日健太郎参院議員(東京選挙区)が昨年7月に発信したツイッターだ。街頭演説で朝日氏と握手する昭恵氏の背後に、昭恵氏のフェイスブックに登場した人物と似た女性が立つ写真が掲載された。社民党の福島瑞穂参院議員が3日の参院決算委員会で「秘書官が一緒に写ったと思われる写真がある」と追及。土生(はぶ)栄二内閣審議官は「確認には調査が必要だ」と明言を避けた。

     内閣官房は5日、福島氏に文書を提出。朝日氏のほか小野田紀美氏(岡山選挙区)と島尻安伊子氏(沖縄選挙区、落選)の応援にも同行したことを認めた。

     旅費は昭恵氏が負担。同行した理由は「首相の公務補助に関する連絡調整などを行うため」とし、森友学園での講演と同じく公務という位置づけとなる。

     政府は3日の答弁で職員が同行していても「政治的活動のサポートではない」(土生氏)と説明したが、霞が関の受け止めは異なる。閣僚には国会答弁の調整などに当たる「事務秘書官」と、秘書らを政治任用する「政務秘書官」が付く。公務員の政治的な行為は制限があり、選挙応援は政務秘書官が同行するのが一般的だ。経済官庁の事務秘書官経験者は「連絡調整なら電話かメールでできる。選挙同行はありえない」と首をひねる。

     政府は昭恵氏を私人、同行職員は公務と位置づけ、「私的活動の支援は行わない」(菅義偉官房長官)としてきた。土生氏は5日の衆院文部科学委員会で「政治的行為の制限には十分留意した」と釈明。一方、橋本龍太郎元首相の政務秘書官だった民進党の江田憲司代表代行は「明らかに公私混同だ。官邸の危機管理の問題だ」と指摘した。

     菅直人元首相の妻伸子氏には常勤の担当職員はいなかったといい、伸子氏は取材に対し「日ごろは議員会館の事務所が日程調整していた。昭恵氏の選挙運動や講演に職員が同行していたのは驚きだ」と語った。【佐藤丈一】

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