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批判回避へ都議選応援 屋内で演説、街頭は避け

都議選候補者の応援演説をする安倍晋三首相=東京都文京区で2017年6月26日午後6時29分、小出洋平撮影

 安倍晋三首相は26日、東京都文京区で都議選(7月2日投開票)の自民党候補の応援に入った。学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設を巡る問題などで逆風が吹いており、首相は都議選への関与を抑制してきた。だが自民党が「挙党態勢で臨む」と訴えながら党総裁の首相の姿が見えないことに不満の声も出ており、批判をかわす狙いがあったものとみられる。

     首相は今回の都議選では初めてとなる応援演説で「売り言葉に買い言葉。私の姿勢が問題だった。その結果、政策論争ができなかった。反省しなければいけない」と述べた。自民党が惨敗した2009年都議選にも言及し「あの時と同じぐらい厳しい風が吹いている」と語った。

     毎日新聞の24、25両日の世論調査では投票予定先で自民党と都民ファーストの会が拮抗(きっこう)する半面、態度未定の人が約6割を占めた。浮動票の取り込みには本来、知名度を誇る首相の応援が効果的とされ、首相は13年都議選では、外国訪問から帰国した終盤3日間に10カ所以上の街頭に立ち、自民党候補59人の全員当選に貢献した。

     しかし、今回は加計学園問題への対応などで支持率が急落しており、首相がこの日選んだのは自民党支持者が多い屋内での演説。党関係者は「自民党へのヤジが多い街頭演説はやりづらい。それでも『逃げた』との批判を避ける必要があった」と打ち明ける。

     都議選の結果次第では首相の責任を問う声が上がる可能性があり「応援に入らない方がいいという意見もある」(官邸幹部)。首相は選挙期間中唯一の日曜だった25日は終日、都内の自宅で過ごした。今後も情勢を慎重に見極めながら応援機会を探る構えだ。

     一方、都議選を重視する公明党の山口那津男代表は26日、東村山市の街頭で「小池都政をどう前に進めるかが問われる選挙だ」と強調。

     都民ファーストの会代表の小池百合子知事は板橋区の街頭演説などの日程を精力的にこなした。

     野党各党の党首は連日、加計学園問題で政権批判を続ける。民進党の蓮舫代表は港区で「逃げている首相の姿勢を絶対に許してはいけない」と訴えた。共産党の志位和夫委員長は大田区で「首相は一度も街頭で都民に訴えていない。恥ずかしくて皆さんの前に顔を出せない」と皮肉った。【竹内望、真野敏幸】

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