メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

公明党

首長選で自民に同調 都議選で失った関係再構築

党首会談に臨む安倍晋三首相(右)と公明党の山口那津男代表=首相官邸で2017年8月3日、渡部直樹撮影

 7月の東京都議選後、公明党が自民党とぴたりと足並みをそろえて地方の首長選に臨む姿が目立っている。来年12月までにある次期衆院選を見据え、都議選でたもとを分かって崩れかけた自民党との信頼関係を再構築する狙いがある。10日告示の茨城県知事選でも自民党が推薦する新人候補の党本部推薦を決め、保守分裂の首長選では異例の挙党態勢で支援している。

 「茨城の将来を考えた時に、自民党と公明党が力を合わせて新しい力を生み出すことが何よりも重要だ」

 公明党の山口那津男代表は10日、同県知事選の応援で同県日立市に入り、自民県連会長の梶山弘志地方創生担当相と並んで自公共闘を強調。11日には公明出身の石井啓一国土交通相も応援に入った。

 知事選は7選を目指す現職に自民党が対抗馬を擁立し、共産推薦の新人が絡む三つどもえの構図。保守分裂の首長選の場合、公明党は「自主投票」を基本方針としてきた。しかし今回は、7月中旬に山口氏らが県本部の幹部と会い「そろそろ世代交代、バトンタッチのタイミングではないか」と発言。推薦を検討するよう事実上の「指示」を出していた。

 都議選後初の主要首長選だった仙台市長選でも公明党は「県本部支持」の姿勢で自民党と共闘。敗北はしたが、報道機関の出口調査では公明支持層の7~8割を固めたとされ、党幹部は「うちがきちんとやったので、終盤追い上げた」と貢献ぶりをアピールする。

 いずれも自民党との関係改善が狙いだ。都議選で山口氏は「国政と都政は別」と主張し、小池百合子知事が率いる「都民ファーストの会」と選挙協力。自民党は歴史的惨敗を喫したが、公明党は23人全員が当選し、「自民党から恨まれている」(幹部)状況だ。

 一方、衆院選では公明党が小選挙区で自民候補を応援する見返りに、自民候補が「比例代表は公明へ」と呼びかける関係が定着している。自民党内には「公明党は状況次第で小池氏と連携するのではないか」との疑念もくすぶっており、早急に関係改善しなければ、公明党の衆院選戦略にも影響しかねない。

 都議選での主張とは反対に、地方選挙に国政の自公の構図を持ち込む現状。公明幹部は「『二枚舌』との批判は甘んじて受けるが、背に腹は代えられない。今は自民党と共に汗をかくことが何より大切だ」と危機感を示した。【高橋克哉、山下智恵】

東京都議選後の主要首長選挙での自公の取り組み

<選挙>  (投開票日)   <自民> <公明> <結果>

仙台市長選 ( 7月23日) 県連支持 県本部支持  落選

横浜市長選 ( 7月30日) 推薦   推薦     当選

茨城県知事選( 8月27日) 推薦   推薦     ?

神戸市長選 (10月22日) 推薦   推薦     ?

関連記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 警視庁 警官が50キロ超過で走行、死亡事故 東京
  2. 新幹線 ドア開け忘れ、200人置き去り 名古屋駅
  3. サッカー 東アジアE-1選手権 北朝鮮は賞金なし 連盟が決定
  4. 北朝鮮船 日本海大和堆でイカ漁脅かす しけで転覆・漂流
  5. 選抜高校野球 21世紀枠の候補校を発表

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]