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自民幹部「まさか 強敵だ」 民進解党・合流へ

希望の党と民進党の合流の構図

 民進党が希望の党に合流する見通しとなり、自民、公明両党に衝撃が広がっている。毎日新聞の緊急世論調査(26、27日実施)で、比例代表の投票先に希望の党を挙げた回答が18%に達したこともあいまって、自民幹部は「信じられない。強敵だ」と漏らす。また、希望代表の小池百合子東京都知事は「消費増税凍結」を主張。安倍晋三首相が少子化対策の財源として掲げる「増収分の使途変更」が2大政党対決の争点として急浮上しそうだ。

 合流に対し、菅義偉官房長官は27日の記者会見で「政策の一致は極めて重要だ。単なるスローガンではなく、具体的にどのような政策を実現するかを多くの国民はみている」と述べた。小池氏が「リセット」を掲げたことへのけん制だ。

 小池氏が前面に出る前、与党は新党について「寄せ集めだ」と軽視していた。しかしそれは一変。公明党関係者は「明らかな小池効果。政治不信の一定の受け皿になっている」と指摘した。政府高官は「小池氏は知事を辞めざるを得ないだろう。常識的に考えれば衆院選に出馬する」との見方を示す。その場合、小池氏の去就への注目が続く。メディアを席巻する手法について、自民ベテランは「盛り上がりを作って一気にいく。2005年の郵政選挙に近い感じだ」と語った。

 7月の都議選で自民が歴史的惨敗を喫した記憶は生々しい。都選出議員は「自民党は東京で全滅しかねない」と不安げだ。閣僚経験者も「共産党が候補者を絞り込んだら自民党の単独過半数も危うい。そうなれば公明党も小池氏になびくかもしれない」と顔をしかめる。石破茂元幹事長は毎日新聞の取材に「自民党に代わる保守が出てくればそちらに支持が行く現象だ」と分析。「与党が長くなり、我々にそのつもりがなくても国民は『おごり』をみている。小池氏を侮るな、国民をなめるな、ということだ」と警鐘を鳴らした。

 首相は25日の会見で消費税率を10%に引き上げる際、増収分の使途を幼児教育無償化などに変更する意向を表明。民進の前原誠司代表の政策への「抱き付き戦術」(民進議員)とも評されたが、民進の事実上の解党でハシゴを外された形だ。自民重鎮は「『策士策におぼれる』ではないが、小池氏の動きを見誤った。解散の理由をもう少し練った方が良かった」と首相の判断に疑問を呈する。一方、民進関係者は「まさに(首相の言う)『国論を二分する』選挙になった」と笑みを見せた。【高橋恵子、小田中大】

3極の議席は

313
自公
61
希維
69
共立社

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