立教大学新座キャンパス(埼玉県新座市)で11日、主権者教育の一環として衆院選の模擬選挙が行われた。高校に比べて大学では候補者の選び方を考える授業が少ないが、学生たちは新聞やテレビ報道、投票支援ツールなどを参考に「My争点」を決めて1票を投じた。
全学年の共通科目「シティズンシップを考える」の時間に、1年から4年までの学生約20人を対象に実施した。林大介兼任講師が、公示日の10日付新聞各紙の夕刊1面を白板に張って見出しを読み上げ、続いて各政党の党首の第一声を報じたテレビニュースを見せた。学生たちはグループに分かれて関心のある政策課題について話し合い、考えを整理するワークシートに消費税や憲法9条、教育、北朝鮮問題などと「My争点」を書き入れていった。
講義では、オープン前の毎日新聞ボートマッチ「えらぼーと」が紹介され、学生たちは自分のスマートフォンで昨年の参院選のえらぼーとを体験した。数年前は教室に1人1台パソコンを用意しないと回答体験ができなかったが、スマホの普及で手軽に試せるようになった。各党の公約比較表を掲載しているサイトも紹介された。
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