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葛飾区議選

1票差当選、無効と裁決 「当落」入れ替わる

 昨年11月12日の葛飾区議選について、東京都選挙管理委員会は21日、1票差で落選し票の再点検を求めていた会田浩貞氏(77)の審査申し立てを認め、最下位当選した大森有希子氏(35)の当選を「無効」と裁決した。都選管が票を再点検し、葛飾区選管が大森氏の有効票とした2票を「無効票」と判断。会田氏と大森氏の「当落」が入れ替わった。大森氏は裁決を不服として東京高裁に提訴する方針だ。

     都選管が市区町村選管の決定を取り消したのは、都選管に記録が残る1995年以降では3例目という。

     区議選は定数40に対し59人が立候補。大森氏が2176票で最下位当選し、会田氏が1票差の2175票で落選した。会田氏は区選管に大森氏の当選無効を求める異議を申し立てたが、区選管は12月にこれを棄却した。

     決定を不服とした会田氏の審査請求を受け、都選管は3日、全16万2399票を再点検。区選管が大森氏の有効票と判断した「大森ひでこ」「大森ようこ」の2票について、下の名前が同じ他候補への票と判別できないとして無効票と判断した。この結果、会田氏は2175票、大森氏は2174票となり、会田氏の票が上回った。

     都選管によると、司法手続きが終わらない限り大森氏は失職せず、議員活動も継続できる。都選管の裁決を支持する司法判断が出されれば、区選管は会田氏を当選人とするための選挙会を開く。

     裁決後、会田、大森両氏は都庁内で報道陣の取材に応じた。会田氏は「選挙の手続きの公正さや信頼性を重んじて都選管が(票を)再検証してくれたことに心から感謝申し上げたい。1票の重みが身にしみた」、大森氏は「1票差で当選した時点でこのようなストーリーは想定していた。残念ながら現実になってしまったが、まだチャンスは残っているので最高裁まで争っていきたい」と話した。

     都選管の裁決を受け、葛飾区選管事務局は「『選挙人の意思が投票から判断できる以上はできるだけ有効とすべき』という法令・判例の趣旨にのっとり、可能な限り無効票を減らす努力をしてきた。都選管と解釈の相違があったことは大変残念。訴訟の提起など動向を注視しながら、必要な手続きの準備を進めたい」とコメントした。【芳賀竜也、稲垣衆史】

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