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選挙のいろは

「知事選が国政直撃」の例も

初当選が確実となりバンザイする川勝平太・現静岡県知事(中央)=静岡市葵区の事務所で2009年7月5日、内藤絵美撮影

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     にいがたけんよねやまりゅういち知事の辞職にともなう県知事選が6月10日投とうかいひょうされることが決まりました。通常国会の会期中とあって、選挙結果は国政をちょくげきするだけでなく、しんぞう首相の3選が注目される9月の自民党総裁選にもえいきょうおよぼす重要な地方選挙となりそうです。

     知事選はこれまで度々国政に影響をあたえてきました。そのひとつが、自民党の麻生あそうろう政権下の2009年7月、とうが次期衆院選の「ぜんしょうせん」と位置づけて戦ったしずおかけん知事選です。

     選挙戦で、与野党系2候補の戦術は対照的でした。当時の支持率を反映し、党名を前面にかかげて続々と幹部を静岡県入りさせた民主党に対し、自民党のすいせん候補は政党色をおさえ、党幹部も街頭演説をひかえました。政党隠かくしは奏功せず7月5日、小差ながら民主党が推薦した現知事の川勝かわかつへい氏が初当選を果たしました。

     選挙結果を受け、自民党内では麻生氏への批判が高まります。1週間後の東京都議選でも敗れ、批判を抑えるために解散に打って出た麻生氏ですが、あえなく敗北。静岡県知事選は、歴史的な政権交代の序章となったと言えます。

     民主党政権下の12年7月29日に投開票された山口県知事選は、民主、自民のわくみをえる新たな勢力の登場を予感させる結果となりました。保守王国「山口」とあって、民主党の野田のだよしひこ首相(当時)は自前の候補擁ようりつを早々断念。自民党などが推薦する元官かんりょうの新人、山本やまもとしげろう氏がばんじゃくとみられていました。

     ところがだつ原発を掲げるいいてつなり氏がせい政党の推薦を受けずに出馬したことで様相が変わります。飯田氏は、当時全国的人気をほこっていた地域政党「おおさかしんの会」を率いる橋下はしもととおる大阪市長(当時)のブレーンだったこともあって無党派層の支持を集め善戦。敗れたものの18万票余を獲得しました。

     こうした第三極への期待は同年12月の衆院選で高まり、橋下氏が代表代行を務める「日本維新の会」のやくしんへとつながっていきます。

     知事のとつぜんの辞職で決まった6月の新潟県知事選が、安倍政権にとってきちとなるかきょうとなるか注目されます。【杉本修作】=次回は6月14日に掲載

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