メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

統一選

「おかあちゃんの声を」4府県9市で女性候補連携

来春の統一地方選に向けて交流会を開き、意見交換をする女性たち=京都市中京区で2018年11月4日、飼手勇介撮影

 来春行われる4年に1度の統一地方選。女性の地方議員が1割に過ぎない現状を変革しようと、政党に属さず立候補を検討する関西の女性が連携を始めた。東日本大震災で母子避難した人、シングルマザーなど顔ぶれはさまざま。「政治に女性の声を」--。政策研究、選挙支援などで情報交換を進める。

     今月4日に京都市で開かれた交流会。京都、宇治、京田辺(京都)▽伊丹、西宮、宝塚(兵庫)▽豊中、吹田(大阪)▽近江八幡(滋賀)--の4府県9市で市議選への出馬を検討している30~60代の女性10人が集った。

     呼び掛けたのは京田辺市に住む吉高裕佳子さん(43)だ。小中学生の息子2人を育てながら脱原発や食の安全など市民活動に関わる中で、「議会に『おかあちゃんの声』がもっと必要」と考えるようになった。

     「市議になる」。そう思い立ったものの、支援を受ける政党もなく、選挙準備の仕方など分からないことだらけ。豊中の市議経験者らが今夏に開いた選挙の勉強会に参加し、そこで知り合った女性らと無所属の女性候補者、支援者の交流会を企画した。

     メンバーは不登校児童の支援活動をしてきた女性、4人の子育てに奮闘中の母ら多彩。それぞれの地域で幼稚園の統廃合や不登校、脱原発など生活に身近な問題に取り組んできた。「地盤(後援会)、看板(知名度)、かばん(選挙資金)」はないが、女性の声が届かない現状への懸念、政治に思いを届ける志は同じだ。

     交流会で、宇治市議選へ2度目の挑戦となる佐々木真由美さん(60)は「市政は暮らしに直結する。政治に無関心でも無関係ではいられない。街頭では熱い思いを言葉にすることが何より大切で、シナリオライターが書いたような演説には負けない」と熱弁。政策リーフレットの作り方、選挙事務所の置き方なども互いにアドバイスし、西宮市議選へ初出馬を検討する田中昭代さん(51)は「迷いや悩みも共有でき、勇気をもらった」と語った。

     吉高さんは「国会も地方議会も女性が少なすぎる。会の存在が少しでも立候補へのハードルを下げ、『私もやってみよう』と思う人が増えてほしい」と話している。【飼手勇介】

    地方議員の12.9%

     内閣府によると、全国の地方議員に占める女性の割合は12.9%(昨年12月末現在)にとどまる。内訳は都道府県議10.1%▽市区議14.9%▽町村議9.9%。議会の男女候補者数を「できる限り均等」にするよう政党に努力義務を課す「政治分野における男女共同参画推進法」が今年5月に成立しており、来春の統一地方選が最初の大型選挙となる。

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. ゆるキャラ GPは志木の「カパル」 注目の四日市は3位
    2. 北海道 函館山ロープウェイ開業60周年 無料開放
    3. 兵庫・篠山市 「丹波篠山市」変更が賛成多数 住民投票
    4. 高校ラグビー 大阪第3地区は常翔学園に
    5. 社説 「イッテQ」にやらせ疑惑 うやむやでは済まされぬ

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです