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群馬知事選は保守分裂も 山本氏出馬表明に関係者「寝耳に水」

山本一太氏=須田桃子撮影

 任期満了に伴う来夏の群馬県知事選に、自民党県連会長の山本一太参院議員(60)=4期=が5日、出馬に名乗りを上げた。3期目で現職の大沢正明知事は進退を明言していないが、後援会などからは待望論も聞かれる。大沢氏が立候補すれば保守分裂の可能性があり、自民県連からは困惑の声が上がった。【杉直樹、鈴木敦子】

 県連トップの出馬表明は多くの自民関係者にとって突然の出来事だった。「寝耳に水。方向性を出すのは当分先だと思っていたので驚いた」。自民の中堅県議は山本氏の出馬表明に驚きを隠さなかった。

 伏線はあった。山本氏は11月に自身の政経セミナーで「参院選に出るのか知事を目指すのか半々だ」と発言して以来、自身のブログなどで知事選出馬の可能性を示唆してきた。11月中に独自に実施した世論調査の結果を示し、「全体としては山本一太が大沢知事をダブルスコアで引き離している」と高い支持があると強調していた。出馬表明もブログだった。5日朝、「県知事選挙への立候補を決断した」と書き込んだ。

 一方、大沢知事は5日、自身の進退について、記者団に「(山本氏の出馬表明は自身の進退の判断に影響が)あると思う」と答えつつ、「予算(編成)が終わったら発表する」と述べ、従来通り2月までに決めるとの意向を強調した。

 県連は過去3回の知事選で、大沢知事を公認・推薦した経緯があり、当面は現職の表明を待つ考えだ。狩野浩志幹事長は「県議団としては現職知事の進退表明を待ってから協議をするのが筋」と話した。

 大沢氏が出馬を決意した場合、県連内部で「山本派」と「大沢派」に分裂する恐れもある。ある中堅県議は「一番は分裂を避けること」と懸念を口にし、別の県議も「来春の県議選に影響がないといいが……」とつぶやいた。

 自民にとってはさらに課題が出てきた。山本氏は来夏の参院選の党公認候補だったため、後任候補選びを急ぐ必要がある。狩野幹事長は「スピード感を持って対応したい」と述べた。

 知事選を巡っては、共産党県委員会が推薦候補の擁立に向け調整している。

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