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松井知事「大阪都構想」法定協議会開催の意向 維新と公明、対立の溝埋まらず 

定例記者会見で公明党を批判する松井一郎知事=大阪市中央区の府庁本館で2019年1月9日午後、津久井達撮影
新春年賀会を終え、囲み取材に応じる公明党大阪府本部の佐藤茂樹代表(中央)と小笹正博代表代行(右)と林啓二幹事長=大阪市中央区で2019年1月9日、梅田麻衣子撮影

 大阪府の松井一郎知事(大阪維新の会代表)は9日の定例記者会見で、大阪市を廃止・再編する「大阪都構想」を議論する法定協議会(法定協)を今月中に3回開催し、2月にも制度案(協定書)を取りまとめたい意向を示した。4月の統一地方選で議会構成が変わる前の協定書作成を強調したが、熟議を求める公明党の反発は必至で、思惑通りに進むかは不透明だ。

     松井知事は、次回法定協(11日)に加えて、23日に維新が提案している4特別区名などの了承を取り付け、29日にも開催し、協定書を2月にまとめる日程を望んだ。この日の会見で、松井知事は「法定協の目的は協定書を完成させること。今の議員の任期の間に仕上げることは彼ら(議員)の責務だ」と話した。ただ、会見前にあった公明府本部の新春年賀会には松井知事は欠席。協定書の作成には公明の協力が不可欠だが、住民投票の実施時期を巡る対立は続いたままだ。

     公明は都構想には反対し、市を残して行政機能と権限を強化する「総合区」を主張。知事は、法定協で都構想案がまとまれば、総合区案も議論すると述べたが、知事の日程方針に対し、公明市議団幹部は「口が酸っぱくなるほど言っている『慎重で丁寧な議論』の前提条件を完全に無視している。まとまるわけがない」と反発した。

     年賀会欠席について松井知事は「約束をほごにされてどんな顔で行くのか」と説明。住民投票実施時期に関する水面下の合意履行を重ねて強調した。一方、公明府本部の佐藤茂樹代表(衆院議員)は「維新側が信義を破った。合意書は棚上げの状態だ」とし、歩み寄りは見られない。

     松井知事は、現在の議会構成で協定書がまとまれば、公明側が拒否する住民投票の参院選と同日実施を避け、以降の日程を模索する協議に応じる意向だ。だが、佐藤代表は「既に昨年末に対応できる案を投げ掛けた。維新さんがどう判断するかだ」と譲らず、対立の溝は埋まっていない。【岡崎大輔、津久井達、藤顕一郎】

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