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津市長選、現職が2回連続無投票で3選 対抗馬不在に有権者不満

無投票で3選を決め、花束を手に笑顔を見せる前葉泰幸氏(左)=津市で2019年4月14日午後5時16分、兵藤公治撮影

 統一地方選の後半戦が14日に告示され、津市長選では無所属現職の前葉泰幸氏(57)=自民、立憲、国民、公明推薦=が2回連続の無投票で3選を果たした。国政与野党が相乗りする形で支持に回り、対抗馬不在の構図に有権者からは不満の声も聞かれた。

 前葉氏は「結果として無投票になったが、市民が市政に関心がないわけではない。いただいた信任に対し緊張感を持って3期目に取り組みたい」と抱負を述べた。

 総務省出身の前葉氏は2011年、旧民主党系の地域政党「新政みえ」の推薦を受け、自民党推薦候補らを破って初当選。15年の前回選は自民、公明などが推薦に加わり、今回も国政与野党の多くから推薦を受けた。自民党三重県連の中森博文幹事長は「道路整備など党の政策と共通点が多く、対立候補を擁立しようとする声はなかった」と話す。

 共産党は独自候補を一時検討したが、擁立を見送った。党中部地区委員会の竹下昌広委員長は「医療費の窓口無料化など我々の提案に前向きに取り組んでもらった点もあり、候補擁立の結論にはならなかった」と振り返った。

 連続無投票を津市内の有権者はどう思うのか。自営業、佐治純子さん(43)は「ライバルになる人がいなかったのだろうが、どれだけ支持があるかを選挙の票数で見たかった」と残念がった。無職、伊藤秀夫さん(71)は「対抗勢力がないと、市長の意向を周囲がそんたくする環境になってしまうような気がする。対抗馬は常に必要不可欠だ」と話した。

 県庁所在地の市長選での連続無投票は、過去に福井、大津両市で3回連続、高松市で2回連続となった記録がある。【田中功一】

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