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これが本当なら「現代の特高」…前川元次官が語る告発ノベル「官邸ポリス」のリアル

インタビューに答える元文部科学事務次官の前川喜平・現代教育行政研究会代表=東京都目黒区で2019年5月22日、藤井太郎撮影

 元警察庁キャリア官僚がペンネームで書いた告発ノベルとされる「官邸ポリス」(講談社)が「リアルだ」と、霞が関で話題という。その中に出てくる文部科学省の「前田事務次官」は、警察出身の内閣官房副長官の指示で尾行され、弱みを握られる。これが現実なら、日本の「警察国家化」は相当進んでいることになる。「前田次官」のモデルが加計学園問題で安倍晋三首相に不利な証言をした前川喜平・元文科事務次官(64)なのは明らかだ。最近、「思うところあり」として本名でのツイートを始めた前川さんに本の感想を聞き、自身の体験を振り返ってもらった。【大場伸也/統合デジタル取材センター】

 ――この本は「本書の92%は現実である」がうたい文句です。「前田次官」は「朝鮮学校の無償化に反対しなかった国賊」と見なされて警察に尾行された末、「出会い系バーに通っていた」と新聞にリークされます。

 ◆誰が書いたかは知りませんが、この本が事実なら、警察が守るべきものと対峙(たいじ)すべきものを間違えているという気がします。「朝鮮学校けしからん」という人からは、朝鮮学校に理解を示す私は国賊に見えるのかもしれません。安倍官邸は確かにそういう体質を持っています。以前の官僚出身の内閣官房副長官には、石原信雄さんや古川貞二郎さんといった立派な方がいて、官の自律性を守るという気持ちを持っていた。ところが…

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