会員限定有料記事 毎日新聞
「15年前、1人のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の方にお会いしました」。安倍晋三首相は4日の所信表明演説で、7月の参院選で初当選したALS患者でれいわ新選組の舩後靖彦参院議員(62)を「友人」と紹介し、1億総活躍社会の実現に向け「共に力を合わせていきたい」と訴えた。政権の基本方針を示す演説で現職の野党議員に言及するのは異例。この日は舩後氏の誕生日だった。
首相は舩後氏について、40代でALSを発症した後も特製ギターを使ったバンド活動に励み、介護事業の経営に携わってきたとたたえ、「当選を、友人として、心よりお祝い申し上げる」と語った。そのうえで「多様性を認め合い、全ての人がその個性を生かすことができる」社会を共につくろうと呼びかけた。
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