メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

来夏の静岡県知事選 自民、候補者擁立に強い意欲 川勝県政に対抗心

静岡県知事選の候補者擁立に意欲を示した中沢公彦幹事長(中央)ら自民党県連役員=県庁で2020年5月20日午後3時42分、山田英之撮影

[PR]

 川勝平太静岡県知事は来年7月に任期満了を迎える。過去の知事選で川勝知事と戦った自民党県連は新たな役員を決め、来夏の知事選に向けて体制を整えつつある。新幹事長に就任した中沢公彦県議は「自民党として、この人ならば未来を託せるという人を堂々と出すことが政治信条にかなっている」と述べ、候補者擁立に強い意欲を示す。次期知事選への考え方をまだ明らかにしていない川勝知事が、4選に向けて立候補するのかどうかも注目される。【山田英之】

 自民党県連は20日、会長の上川陽子衆院議員を再任。総務会長に渡瀬典幸県議、政務調査会長に鈴木澄美県議を選んだ。中沢幹事長は県議会最大会派「自民改革会議」の代表も務める。新型コロナウイルス感染症の影響で、党県連大会が中止になり、書面による決裁で新役員を決めた。

 新役員の就任会見で、中沢幹事長は「来年の知事選対策を我々が担う。非常に重要な使命がある。川勝知事の選挙戦を最前線で全部、見てきた。手ぶらではないとだけ言っておきたい」と強調。川勝知事の県政に対しては「是々非々で政策、予算を吟味する。リニア中央新幹線整備は問題解決に向けたロジック(議論の道筋)を確認する時期。枝葉末節の部分で寄り道することはやめて前に進めてほしい」と求めた。渡瀬総務会長も「新型コロナ対策をしっかりと進めながら、選挙対策も見据えて進みたい」と決意を語った。

次期知事選に立候補するか注目される川勝平太知事=静岡県庁で2020年3月25日午前11時19分、山田英之撮影

 知事選に向けた前哨戦は既に始まっている。県立図書館などの施設整備を巡り、川勝知事は昨年12月、「反対する人がいたら県議の資格がない」「ヤクザもいる」「ゴロツキもいる」「こういうのとは一線を画して」と発言。自民改革会議は猛反発し、予算折衝に応じない方針を一時、示した。当時の自民党県連幹事長、竹内良訓県議は「県のトップリーダーとして品位が疑わしい」と批判した。

 川勝知事がその後、図書館建設以外の計画を白紙にする方針を示し、発言を撤回したことで、激しい対立は収まった。自民改革会議は問責決議案などの提案を見送ったが、竹内県議は「知事選に向けて選択肢を県民に提示することが本当の意味での決着になる」と知事選で戦う意思を明確にした。新型コロナ感染拡大によって現在、川勝知事も自民党も結束して対策に取り組む必要に迫られている。しかし、新型コロナが収束に向かえば、前哨戦が再び過熱する可能性もある。

 次期知事選について、川勝知事は毎日新聞の新春インタビューに「1期4年間だけ負託を受けて県民のために尽くす。これが仕事。次どうしてやろうかなんて私の念頭にない」と答えている。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 米雇用改善 トランプ氏、死亡した黒人男性にとって「素晴らしい日」と発言 非難噴出

  2. 家計支えるのに給付金の対象外…困窮する定時制の高校生 「1日1食の日も」

  3. 新宿区、困窮者に退出促す ホテル滞在、東京都の延長知らせず

  4. 埼玉県、10万円給付は6月内に 「照合は全て手作業」職員は忙殺

  5. 潮干狩り、やっとシーズン コロナで開場遅れの兵庫・新舞子浜に家族連れ

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです