7日に投開票された沖縄県議選は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設に反対する玉城(たまき)デニー知事を支える県政与党が過半数の25議席を何とか維持し、勝利を手にした。当選した与党候補は引き続き経済や地域の振興に全力を挙げる考えを示すとともに、「辺野古移設反対の民意が改めて示された」として政府に移設計画の中止を求めていく姿勢を鮮明にした。
「これから4年間、父、翁長雄志(おながたけし)が沖縄に残した『オール沖縄』の保守の立場として、玉城県政をしっかり支えていく」。県政与党候補の一人として、那覇市・南部離島選挙区で初当選した無所属の翁長雄治(たけはる)氏(32)は当選確実の報を受け、那覇市の事務所で支持者らとバンザイして勝利を喜んだ。
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