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知事4選出馬、ある?ない? 来春選挙、気をもむ秋田の政党関係者

7日の定例記者会見でも出馬について「熟慮中」と説明した佐竹敬久知事=秋田県庁で2020年9月7日午後1時26分、川口峻撮影

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 秋田県知事選が来春に迫ってきた。2017年4月に始動した佐竹敬久県政3期目は、21年4月に任期満了となる。10日時点で次の知事選に出馬を明言している立候補予定者はおらず、現状では佐竹知事が4選を目指して出馬するのか否か、意思表明のタイミングを県政関係者が注視する事態となっている。【川口峻】

コロナ影響か判断先送り

 佐竹知事の進退に絡む意思表明に影響を与えているとみられるのが、新型コロナウイルスを巡る状況だ。19年12月の記者会見で佐竹知事は今年の秋には自身の進退に言及する考えを示し、「政治は結果。結果を県民がどう捉えるか、私を評価するか見極めなければ」と答えていた。

 しかし、20年に入って、新型コロナ対応が県政の課題に浮上。2月県議会では、新型コロナを緊急課題とし、4選出馬については「現時点ではそこまで考えが及ばない」とかわした。その後も記者会見で進退を問われ続けたが、4月には判断期限を「年末までがギリギリ」と延ばし、8月31日には「もう少し熟慮しながら」と言葉を濁した。自身の健康状態や新型コロナによる社会変化への対応力を進退の判断基準にするとの考えを示している。

 一方で県政界には佐竹知事が4選に向けた出馬を水面下で探っているとの見立てが根強く流れている。県は新型コロナを巡る事業者への支援を、当初の宿泊、飲食業から徐々に運転代行、レンタカー業などへ拡大。あるベテラン県議は、県の厳しい懐事情を念頭に「これほど思い切った策をとったことが、これまであっただろうか」と、いぶかしがる。

 はっきりしない知事の態度に気をもむのが、政党関係者だ。これまでの知事選で支援に回っていた自民党は現職の判断を待つ方針だが、同党県連幹部は「表明を12月まで引っ張って、やはり出ないとなれば、新人候補者擁立の準備に支障を来す可能性もある」と漏らす。

 また、昨夏の参院選で野党連携の枠組みとなった政治団体「あきたの笑顔をつくる会」も候補者を擁立するか否かの調整を急いでいる。事務局長を務める寺田学衆院議員は報道陣に対し9月下旬をめどに会としての関与の仕方を決める方針を示しているが、同団体の関係者は「知事選を戦えるのは資金力、知名度がある人に限られるのが実情」と明かし、候補者の選定は難航必至であることを示唆した。

 9月県議会は11日に開会する。第2会派・みらいの渡部英治県議は2月議会に続き9月議会でも改めて佐竹知事に再選出馬に向けた意向を問う考え。第1会派・自民党内にも議会で知事の腹心を探ろうとする動きがあり、佐竹知事の発言に注目が集まりそうだ。

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