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麻生氏と森氏も火花…半世紀ぶり保守分裂か 自民党員率全国一の富山知事選

富山県知事選の立候補予定者による公開討論会後、撮影に応じる(左から)新田八朗氏、石井隆一氏、川渕映子氏=富山市で2020年9月26日(共同)

 任期満了に伴う富山県知事選(8日告示、25日投開票)は、自民党県連内で支持が二分し、約半世紀ぶりの保守分裂が確実な情勢だ。県連は5選を目指す石井隆一知事(74)=無所属=を推薦するが、高齢や、官僚出身者による多選を嫌う県議や富山市長らが新人の日本海ガス(富山市)前社長、新田八朗氏(62)=同=の支援に回る。有権者に占める自民党員の比率が全国一とされる保守王国で何が起きているのか。

 「知事に年齢は関係ない。能力を買ってください」。自民党の麻生太郎副総理兼財務相は9月26日、富山市で党県連が開いた演説会でこう強調し、高齢批判をよそに石井氏を持ち上げてみせた。

 富山県知事は1969年の知事選以降、官僚出身者が占めてきた。2004年に就任した石井氏は消防庁長官まで上り詰めた元総務官僚。麻生氏をはじめ永田町や霞が関に豊富な人脈を有する。15年の北陸新幹線の金沢開業などの実績もあり、これまで自民党の支援で4期務めてきた。

 一方、翌27日に富山市で開かれた新田氏を激励する集会では、隣の石川県出身で新田氏の「長年の友人」という森喜朗元首相が動画メッセージを通じ、支援を明言した。新田氏は祖父が元富山県知事、実姉も北海道知事を4期務めた高橋はるみ参院議員(自民)という政治一家の生まれだ。

 森元首相は官僚出身の石井氏が築いた実績を認めつつも「少しお役所から来た知事を長持ちさせ過ぎるところがある」。さらに保守分裂となった昨年の福井県知事選で敗れた当時の現職に言及し「大変な力で(県を)締め付けていたけれど、県民はきちっと答えを出した」と持論を述べた。

 各地の知事選では近年、保守分裂となる事例が相次ぐ。昨年は福井県だけでなく、福岡県知事選でも麻生氏が現職と対立する新人を擁立し…

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