
特集
東日本大震災
2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。
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ピンボケの原発を見てカメラマンは思った「廃炉を撮らなければ」
3/5 10:39 -
被災地の種、宇宙の旅へ ゆかりの農作物 花咲く未来に期待
3/5 10:11 -
3・11それから
父との和解と出会い 古里離れ迎える10年目 母の「生きろ」支えに
3/5 10:00 -
故郷奪われ、母と突然の別れ…「原発事故さえなければ」
3/5 06:30 -
再生エネ普及阻む景観破壊 実現不透明な風力 行き詰まる太陽光
3/4 21:30深掘り -
両陛下が岩手・陸前高田、釜石をオンライン訪問 モニターで懇談
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福島の未来占う世界初「浮体式」洋上風力発電、震災10年で全撤退
3/4 16:21深掘り -
原発事故訴訟 賠償額に誤り 東京高裁が判決訂正
3/4 15:11
連載
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見つめ続ける・大震災10年
2021年春で発生10年を迎える東日本大震災。出会った人々を見つめ続ける写真記者が月日の流れと思いを伝えます。
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絆のかたち~いま伝えたい
東日本大震災にまつわる記憶と「絆のかたち」をさまざまな人たちが伝えます。
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震災10年思いを刻む
東日本大震災から10年。宮城県の人々が刻んだ思いを紹介します。
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震災10年・あの時の記憶
東日本大震災から10年。「あの時の記憶」をたどります。
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災禍越え未来へ・被災地首長の思い
東日本大震災から10年。当時、陣頭指揮を執った宮城県の首長たちに、今だから話せる悩みや未来への思いを聞きました。
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いま思う・大震災10年
岩手県沿岸6市町の首長と知事に、震災から10年たった、いま思うことを聞きました。
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漂流の果て
原発事故を機に見直しを迫られた日本のエネルギー政策。原発とどう向き合うのかは曖昧なまま政策は漂流しているように見えます。
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東日本大震災10年へ
東日本大震災は2021年3月で発生から丸10年の節目を迎える。
新着記事
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ピンボケの原発を見てカメラマンは思った「廃炉を撮らなければ」
3/5 10:39 1869文字東日本大震災の発生から、11日で丸10年を迎える。最大震度6弱を記録した群馬県内では、1人が犠牲になったほか、東京電力福島第1原発事故による放射性物質の影響で農業などが打撃を受けた。被災地からの避難者は今年1月末現在で675人に上るなど、未曽有の惨事がもたらした爪痕は深い。群馬にゆかりのある人々を
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被災地の種、宇宙の旅へ ゆかりの農作物 花咲く未来に期待
3/5 10:11 971文字東日本大震災から10年を迎えるのを前に、被災地にゆかりのある農作物や植物の種を国際宇宙ステーション(ISS)へ打ち上げるプロジェクトが進行している。帰還した種を用いた地域活性化や震災の記憶の伝承が目的で、関係者は計画を通して「復興がさらに進んでほしい」と期待している。【滝沢一誠】 この計画は宇宙航
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3・11それから
父との和解と出会い 古里離れ迎える10年目 母の「生きろ」支えに
3/5 10:00 2979文字東日本大震災で被災した人たちを毎日新聞記者は継続して取材し、「いま」を伝えてきた。今回登場する男性は2014年春と16年秋、20年春に取り上げた。震災10年を前に思いを聞いた。 ◇ 岩手県陸前高田市で津波にのまれ、トタン屋根の上で17時間漂流した末に助かった佐々木陽一さん(40)は、一緒に逃げ
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故郷奪われ、母と突然の別れ…「原発事故さえなければ」
3/5 06:30 1197文字東京電力福島第1原発事故から間もなく10年。福島県双葉町出身の末永良一さん(70)=埼玉県八潮市=は、「あの事故が無ければ……」という思いが今も消えない。原発事故後に実家を失い、母親は入所先の施設で自ら命を絶った。県内の避難者らが国と東電に損害賠償を求めたさいたま地裁の集団訴訟で、原告に加わってい
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再生エネ普及阻む景観破壊 実現不透明な風力 行き詰まる太陽光
3/4 21:30深掘り 3669文字東京電力福島第1原発事故による負のイメージを拭う「再エネトップランナー」として、自然エネルギーの普及を掲げる福島県。洋上のみならず山間部でも風力発電計画があるが、景観を損ねるとの反対の声もあり、実現の可否は不透明だ。これに対し、同じ「再エネ」の太陽光発電は整備が進んできたが、ソーラーパネルの設置場
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両陛下が岩手・陸前高田、釜石をオンライン訪問 モニターで懇談
3/4 19:26 529文字天皇、皇后両陛下は4日、住まいの赤坂御所(東京都港区)と岩手県庁、同県陸前高田、釜石両市役所をオンラインで結び、東日本大震災の被災者を見舞われた。両陛下は発生10年の節目に合わせた被災地訪問を強く望んだが、新型コロナウイルスの感染状況を考慮した。 両陛下は達増拓也知事から復興状況を聞いた後、両市役
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福島の未来占う世界初「浮体式」洋上風力発電、震災10年で全撤退
3/4 16:21深掘り 1082文字「ふくしま未来」。そう名付けられた巨大な風車が福島県楢葉町沖約20キロの太平洋上で報道陣に公開されたのは、東日本大震災から2年半後の2013年10月。国などが導入を進める「世界初の『浮体式』洋上風力発電設備」の1基目だ。その名の通り、東京電力福島第1原発事故に遭った同県にとり、風力発電という自然エ
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原発事故訴訟 賠償額に誤り 東京高裁が判決訂正
3/4 15:11 222文字東京高裁は3日、東京電力福島第1原発事故を巡り、国と東電の責任を認めた控訴審判決(2月19日)について、賠償額に誤りがあったとして2月26日付で判決を訂正する更正決定をしたと発表した。 判決は、東電に約2億7800万円、うち約1億3500万円は国とともに支払うように命じたが、正しくはそれぞれ約10
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漂流の果て
元経産官僚が語る、東電を破綻させなかった理由 原発事故10年
3/4 15:00 3008文字東京電力福島第1原発事故から2カ月後、政府の資金援助を受けて東電が被災者に賠償を進める枠組みが構築された。震災直後から内閣官房で原子力損害賠償支援機構法(現在の原子力損害賠償・廃炉等支援機構法=原賠機構法)の制定に関わった元経済産業省官僚の北川慎介氏(62)に、賠償スキームの検討過程や東電の破綻処
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幕末創業 大槌の旅館、今も仮設営業 おかみ、亡き母に再建誓う
3/4 11:53 1888文字東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた岩手県大槌町で、被災から10年たった今も元の場所に戻れずに仮設での営業を続ける旅館がある。町中心部に幕末から続いた「小川旅館」。ボランティアや復興工事関係の宿泊客が年々減る中、新型コロナウイルスの影響も逆風となり再建のめどは立たないままだ。それでも、おかみの小
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鎮魂と復興願う「ゆめあかり」 10年の節目で幕 茨城・取手
3/4 11:22 849文字「絆」「がんばっぺ」――。茨城県取手市で毎年3月、1万個のキャンドルとともに東日本大震災の犠牲者の鎮魂と復興を祈ってきたイベント「ゆめあかり3・11」。市民の手で、震災翌年の2012年に始まった催しは、10年の節目を区切りに幕を閉じる。関係者は6日の本番に向け、準備に打ち込んでいる。 主催するのは
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3・11それから
「会いたい」という母いても「独り」 父に続き祖母失った21歳の今
3/4 10:00動画あり 2936文字東日本大震災で被災した人たちを毎日新聞記者は継続して取材し、「いま」を伝えてきた。今回登場する男性は2012年夏と19年春に取り上げた。震災10年を前に思いを聞いた。 ◇ 岩手県宮古市田老の漁師で消防団員だった久保田伸明さん(当時43歳)は、その大きさから「万里の長城」と呼ばれた防潮堤の水門を
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東日本大震災10年
行方不明者の家族 帰らぬあなたを胸に
3/4 02:05 134文字東日本大震災では2527人(昨年12月警察庁まとめ)がまだ家族の元に帰ることができていない。10年の月日が過ぎる中、大切な人を待つ人々はさまざまな思いを抱えてきた。捜し続ける人、仕事に向き合い地元を支える人、思い出のぬくもりを守る人……。今を生きるその姿を見つめた。
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いまだ見えぬ廃炉、膨らむ負担 それでも国は再稼働目指すのか
3/3 19:59深掘り 2435文字水素爆発によって建屋の上部が吹き飛ばされ、鉄骨がむき出しになった1号機、灰色のカバーで覆われた4号機――。東京電力福島第1原発事故の発生から10年。現場には今でも生々しい爪痕が残る。2月16日午後、視察ツアーに参加した記者が海抜35メートルの高台から原子炉を見下ろしていると、10分ほどで左胸ポケッ
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見つめ続ける
原発事故後に原乳出荷を再開した蛭田博章さん
3/3 17:00動画あり 602文字牛の鳴き声。草を食(は)み、ふんが落ちる音。130頭いた乳牛が東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示の犠牲になった福島県楢葉町の蛭田(ひるた)牧場には今、命の「演奏」が響き渡る。経営する蛭田博章さん(52)は「牛を飼うことが人生の全て。やっぱり好きなんだ」とかみ締めた。 2月13日、福島県沖の地震
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「誰のせいでも」津波で流された、ひな人形 遺族の絵手紙を再発見
3/3 16:22 1168文字東日本大震災で被災した岩手県釜石市の女性が描いた1枚の絵手紙が、遠く離れた和歌山県紀の川市のひな人形展で展示されている。女性の夫は震災で犠牲となり、自宅にあった2体のひな人形も流された。「天国から見守ってね」と夫へのメッセージを添え、2体の人形を描いた絵手紙は2015年、同展の絵手紙募集に応募した
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幸せ、日常取り戻す 埼玉・入間で福島の願い伝える写真展
3/3 13:45 518文字東日本大震災発生から10年を迎えるにあたり、福島県の人々の姿を祭りなどの風景を通じて発信する埼玉県入間市の写真家、鈴木渉さん(68)の写真展「福島祭祀(さいし)巡礼」が入間市のイオンスタイル入間2階で開かれている。【清藤天】 鈴木さんは2013年に会社を定年退職後、福島県を中心に被災した東北3県を
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津波襲った気仙沼の保育所 徹底した避難訓練実り園児71人無事
3/3 12:00 1748文字宮城県気仙沼市沿岸部にあった「一景島保育所」は、東日本大震災の津波で全壊しながらも、園内にいた71人の子供と職員は近くの公民館に避難し、全員が無事だった。当時の所長は救助されるまでの状況を振り返り、「徹底した避難訓練」の重要性を訴える。【滝沢一誠】 ◇逃げた公民館も浸水、眠れぬ夜 一景島保育所の元
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大阪市大病院有志の震災奨学金 大槌町の28人が復興の担い手に
3/3 10:43 1410文字東日本大震災の発生から11日で10年。被災直後の岩手県大槌町での医療支援をきっかけに生まれた大阪市大病院(大阪市阿倍野区)有志による「羽ばたけ奨学金」が、2020年度を最後に終了する。大学内や街頭で集めた義援金を元に12年度に開始し、大槌町内の中高生計28人に贈呈してきた。かつての奨学生たちは今、
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3・11それから
「星になったママ、波になって会いたい」 夜空眺めてきた兄弟の10年
3/3 10:00 2444文字東日本大震災で被災した人たちを毎日新聞記者は継続して取材し、「いま」を伝えてきた。今回登場する兄弟を取り上げるのは、2011年4月7日に始まり、13年4月28日に続いて5回目。震災10年を前に思いを聞いた。 ◇ 岩手県陸前高田市で11年3月11日、保育園児だった及川律さん(当時4歳)、詠さん(
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