大学受験NOW
合格を引き寄せるための術
大学受験の今とこれから

2021年春は、新たに大学入学共通テストが導入される節目の年だ。だが、今年の受験生にとっての心配はこれだけではない。新型コロナウイルスの感染拡大によって、高校は長期休校を余儀なくされ、大学からの入試情報発信も遅れるなど、通常とは異なる様相に受験生の不安は募るばかりだ。そうした中で、どんな心構えで入試に臨めばいいのか、大学受験のエキスパートである駿台教育研究所進学情報事業部長の石原賢一さんと、大学通信常務取締役の安田賢治さんにアドバイスしてもらった。

石原 賢一さん

共通テスト 英数は注意を

駿台教育研究所進学情報事業部長
石原 賢一さん
英語は現役生有利

共通テストで大きく傾向が変わるのが英語です。浪人生のアドバンテージはほとんどありません。7月の共通テスト模試でも、現役生は高1・2時代に試行調査型の模試を受けていたこともあって、浪人生との成績の差はほとんどありませんでした。特に、リスニングは共通テスト本番では、6題中4題を「1回読み」とするということなので、慣れている現役生有利といえます。他教科については、数学を除き、大きく傾向が変わることはないでしょう。

共通テスト対策としては、特に英語と数学は新しい形式の問題に数多く当たる必要があります。数学は文章読解力が必要になるので、国公立大個別試験で難関大クラスを受験する生徒は、それほど問題はありませんが、中下位層は大きな影響を受けそうです。

共通テストは首都圏や関西圏の大都市圏以外は、地元の国公立大を第一志望とする受験生がほとんどなので、大部分が出願するでしょう。私立大もセンター試験を利用していなかった上智大や学習院大なども共通テスト利用型入試を実施するので、総合型・学校推薦型選抜入試をめざす受験生以外は、私立大志望者も大半が出願すると思われます。コロナ禍で個別試験や私立大で一般入試が行えない場合、共通テストの結果で合否判定するとしている大学も複数あるので、共通テストは受験しておくべきです。

模試を活用し慣れる

受験生の大半は、本格的に受験勉強に取り組むのは夏休み以降なので、春先に3カ月、学校が休校になった影響はそれほど大きくないでしょう。休校の影響で夏休みが短縮され、冬休みも短縮されるとのことなので、むしろ勉強に集中できる環境は整っているといえます。

これからは模試も本格化し、回数も増えていくので積極的に受験してほしいですね。共通テストは、とにかく英語対策が重要です。特に、リスニングは最も対応しにくいため、秋以降に行われる模試をなるべく多く受けて、新しいリスニングの形式に慣れておくことです。

文系受験生は読解力も必要な数学の対策も入念に行っておく必要があります。英語も数学も、模試とともに共通テストに対応した新しい傾向の問題集で、数多く問題を解くトレーニングを積んでおきましょう。

恐れず第1志望挑戦を

コロナ禍で来年度入試はより安全志向が強まりそうですが、難関大クラスの志願倍率が高まる可能性は低いので、恐れず第1志望にチャレンジしてほしいですね。個別入試については、国公私立大とも超難関校を除いて比較的穏やかな出題となるでしょう。共通テストも導入初年度はそれほど凝った出題になるとは思えません。模試や問題集で訓練しておけば十分対応できるでしょう。
最後に、体調管理には例年以上に注意してほしいと思います。

2021年度入学のための試験日程

情報集め
自分に合う学校選びを

大学通信常務取締役
安田 賢治さん
安田 賢治さん

今年は多くの大学でリアルなオープンキャンパスが行われないなど、コロナ禍で受験生が大学にじかに触れる機会が減っています。ただ、中小規模の大学などでは、入場制限をしてオープンキャンパスを開催しているところもあります。そうした機会を利用して、大学のイメージをつかんでほしいですね。

オンラインのオープンキャンパスでも、大学に質問できる貴重な機会なので、それを生かさない手はありません。大学案内も比較検討のために、いつも以上に多く手にいれるべきです。送料だけで入手できるところも多いので、気になる大学はなるべく入手してください。

志望校選びで大切にしてほしいのは、大学で学びたいことが決まっているのであれば、自分にマッチした学部・学科を探し、学べる内容を吟味することです。同じ学部・学科名称でも、学ぶ内容は大学によって異なる場合があるので、複数の大学を比較検討してみることもポイントです。

そして、第1志望はどんなことがあろうと必ず受験してほしい。共通テスト元年にコロナ禍が重なったことで、例年以上に安全志向が高まっていますが、第1志望校は偏差値に関係なく受けてください。受験して合格できなかったのなら納得もできるでしょうが、受けていないのではあきらめもつきません。

併願校は難易度の幅を持たせることは当然ですが、第2志望は実力相応校を選びましょう。模試の成績で最低だった偏差値帯の大学の学部・学科をスベリ止めと考え、学校の先生ともよく相談してみましょう。

コロナ禍で経済的な不安を抱えている受験生も多いと思いますが、今年度から、授業料の減免と返済の必要のない給付型奨学金を柱とした「大学無償化制度」が始まったほか、私立大では一般入試の前に予約でき、合格と同時に給付が決まる予約型奨学金など、奨学金制度の充実を図る大学が増えているので、高校の先生や大学に相談してみることをお勧めします。

*本文は毎日新聞本紙特集(2020年9月29日付)を編集、引用しています。

今年度注目の大学情報

充実した施設でSDGsに
貢献する神奈川工科大学

神奈川工科大学

神奈川工科大学は、明るく充実したキャンパスライフが送れる環境の中で、学生一人ひとりの可能性を見出し、良さを伸ばすことができる「学生本位主義」を実践しています。そして、学生自身の良さが発揮できる就職、進学のための学生支援を徹底して行い教育・研究活動を進めています。理工系大学だからこそ、看護・保健・栄養・臨床工学分野の資格取得に強いことも特徴です。

施設面の充実も在学生から評価されています。研究面はもちろんのこと、グローバル化に対応できるよう、国際理解を深め、英語をツールとして使いこなす力を在学中に養ってもらいたいと、ネイティブ講師が常駐するイングリッシュ・ラウンジをオープンしています。綺麗な設備で、女子学生にやさしいキャンパスとしても評判です。

また、SDGsに貢献する大学として、下記の3つの分野を重点的に取り組んでいます。

  • 情報(情報システム、ロボット、ヒューマンメディア等)

  • 環境・エネルギー( 環境、太陽エネルギー、安全・安心等)

  • 生命(バイオ、栄養生命、看護、臨床工学)

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