2019 スローシティ旅行年 20選
09

伝統建築と文化が息づく古都彰化・鹿港

東南北の三方を山々に囲まれた彰化県は、年間を通して穏やかな気候に恵まれており、古くから農業が発達していることから「台湾の穀倉」と呼ばれています。その中でも、清朝時代に貿易港として通商が盛んに行なわれ、かつて台湾中部の経済、交通の中枢となったのが鹿港。海の女神媽祖を信仰する「天后宮」には、多くの参拝客が訪れます。建築構造が美しく立派で、天井の装色は精密で凝っており、独創的です。恋愛の神様「月下老人」も祀られており、若いカップルにも人気です。「鹿港老街」は古跡保護区に指定され、古い街並みでありながら、新たな情緒にあふれています。商店街周辺には昔ながらの食堂や伝統工芸品の店などが点在し、ゆっくりと散策を楽しむことができます。そんな趣深い鹿港の町並みの中で、ひときわ異彩を放っている欧風建築の鹿港民俗文物館もおすすめ。元々は豪商の邸宅でしたが、のちに地元に寄贈され鹿港由来の文物の収蔵館として使われています。華麗な外観をお楽しみいただいたあとは、手の込んだ内装、そして当時の生活の様子がうかがえる貴重な品々をじっくりとご鑑賞ください。
鹿港のもうひとつの魅力が「鹿港グルメ」。豚肉たっぷりの肉まん「肉包」や牡蠣入りオムレツ「鹿港蚵仔煎」など、古くから様々な地域の人々と文化が集結したこの地には自然と多くの名物料理が集まり、訪れる多くの人々を魅了しています。

Taiwan The heart of Asia