2019 スローシティ旅行年 20選
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日本ゆかりの地と絵本の世界を尋ねて宜蘭県・宜蘭市

肥えた土地と水源に恵まれ、豊穣なコメ所として発達してきた宜蘭県。日本ともつながりが深く、昔の宜蘭庁長・西鄉菊次郎が建設し、後に日本統治時代の宜蘭県の歴代行政首長の官邸となっていた「宜蘭設治紀念館」が市内にあります。宜蘭設治紀念館は、昔にタイムスリップしたかのように感じられる空間です。ここには日本式木造民家、庭園があり、主展示室に入ると淡いヒノキの香りに癒されることでしょう。紀念館を見学した後は隣にある「文学館」にも足を伸ばし、中国の楽器を見学しながら静かな空間でお過ごしください。
さらに、今注目を集めているのが、宜蘭出身の著名絵本画家幾米(ジミー・リャオ)の作品世界を表現した公共芸術です。宜蘭駅の駅舎からはキリンが顔を出しており、絶好の撮影スポットです。駅から徒歩5分程の場所にあり、遊具にもなっている「幸福バスターミナル」は人気の撮影スポットであるだけでなく、弱者団体や身心障害者に寄り添う多機能サービス拠点でもあります。ここでは、身心に障害を持つ人たちが創作した作品が展示され、企画展、体験教室なども開催されているので、ぜひ立ち寄ってみて下さい。

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