2019 スローシティ旅行年 20選
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「校長之郷」の異名をもつ、日本と縁の深い町花蓮県・鳳林鎮

台湾東部に位置する花蓮県は、西に中央山脈、東に太平洋を望む自然豊かなところで、台湾八景の一つと言われる「タロコ国家公園」のタロコ峡谷のような目もくらむ絶景、山海の起伏に富んだ自然景観、日本と縁の深い史跡・旧跡、情熱的な原住民文化が息づいています。
花連県と台東県の中央に位置する鳳林の町は、イタリアに本部をおくチッタースロー国際連盟から台湾で初めてスローシティの認証を受けた町で、のどかな風景を背景に豊かな時間を過ごすスローライフステイを求める人たちが訪れてきます。
日本統治時代に林田村と呼ばれていた鳳林は、当時盛んだった産業の煙草を生産してきたレンガ作りの納屋や乾燥室などの建造物が観光名所として整備されているほかに、20世紀後半に伐採禁止となるまで台湾4大林業の地であった林田山では、ヒノキで建設された当時の木造宿舎や鉄道廃線跡、資料館などを通じて林業史を紹介するレジャー文化施設の林業文化園区が再生され、時を紡ぎながら活用されています。現在は、客家の人たちや原住民が多く居住し、客家文化館や伝統行事などを通じて互いの生活様式や文化を共生しながら独特の生活文化や食文化を形成しています。
また、同地出身者で台湾各地に100名を超える学校長や教職員幹部を多く輩出してきたことから「校長之郷」の異名もあります。「校長夢工場」と命名された施設ではボランティアガイドが郷土にまつわる故事を伝えています。

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