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障害者スポーツ

注目選手の紹介 アーチェリー 上山友裕

アーチェリーでリオデジャネイロ・パラリンピック出場を目指す三菱電機の上山=川平愛撮影

パラリンピック盛り上げる 上山友裕(27)=三菱電機

 車いす上で弓を引き、70メートル先の的を狙う。試合が近づくと、練習日は平均300本の矢を放つ。6本打つごとに、松葉づえに持ち替え、刺さった矢を集めに行く。練習時間は5時間を超える。 

     東大阪市出身。同志社大で友人に誘われ、弓を手にした。風や雨を計算する緻密な世界に夢中になった。数々の五輪選手を輩出してきた強豪校の主力となった。

     両下肢機能障害が発症したのは食品会社に入社した2010年冬。仕事帰り、電車に乗るため、走ろうとしたが足がついてこなかった。医師の診断は「病名も原因も治療法も不明」。足のまひやけいれんが続いた。

     11年春、アーチェリー界から、パラリンピックへの道に誘われた。座って狙う的は、角度も勝手も違う。自宅ガレージの壁に重ねて立て掛けた畳の上にペンで「×」印を書き、的にした。

     国内外で活躍する車いす選手と出会うたび、「歩けなくなったらどうなるんだろう、という恐怖はなくなった」。昨春に日本オリンピック委員会の仲介で三菱電機に転職。練習時間と遠征費が増えた。3月に結婚し、4月には米国での国際大会で優勝した。

     目指すは来年のリオ、そして20年東京パラリンピック。「五輪に負けないぐらい盛り上げ、その火を次の世代につなぎたい」。焼けた顔に汗が光った。【藤野智成】

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