顧客の家の部屋に合わせて畳のサイズを整える=小高朋子撮影
顧客の家の部屋に合わせて畳のサイズを整える=小高朋子撮影

五輪「この人、この土地」だから生み出せる一品

国産イ草の魅力を引き出す伝統と革新の畳職人

小高朋子 / 旅食ライター・カメラマン

 創業1926(大正15)年、千葉県銚子市に店舗を構える青柳畳店の4代目・青柳健太郎さん(38)が作り出す畳がすごい。新調する畳はつやと張りがあってみずみずしく、さまざまな職人と手がけるオリジナル商品「tatami-goods」「oku-tatami」は畳の新しい可能性を教えてくれる。

国産イ草は密度が高く、繊維にコシがある

 青柳畳店が一般住宅に納品する畳で使うイ草は、すべて国産だ。国産イ草は密度が高く、繊維にコシと耐久性がある。新調は1枚1万6800円から、表替えは1万800円からだ。中国産の格安イ草で新調すると1枚5000円前後なので、決して安くはない。

 それでも青柳畳店への注文は後を絶たない。父で3代目の治雄さん(68)と2人で切り盛りしているため、…

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小高朋子

小高朋子

旅食ライター・カメラマン

1982年、神奈川県生まれ。アパレル業界、映像製作会社を経て、フリーランスに。持続可能なモノづくりの可能性を求めて各地を巡り、地域の食文化、工芸品、産業などを取材し、写真、映像も用いてその魅力を紹介している。現在、農業者向けのビジネススクール(オンラインアグリビジネススクール)にかかわり、各地の農業現場の取材を担当。旅と、おいしい食べものと日本酒が何よりも好き。

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