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Features:熱き人魚の血潮再び 10年ぶり代表指導復帰 シンクロ・井村雅代ヘッドコーチ(65)

2015年の世界選手権で4大会ぶりにメダルを取り戻した日本代表チーム。井村ヘッドコーチ(左側)の指導の下、リオ五輪で再び輝きを取り戻す=梅村直承撮影

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熱き人魚の血潮再び 10年ぶり代表指導復帰 シンクロ・井村雅代ヘッドコーチ(65)

 <Features・リオ きょうの主役>

 プールに響いていた軽快な音楽が突然やんだ。「ちーがーう。誰や、今間違ったの。誰や」。選手の一人が恐る恐る手を挙げた。「そうや、分かっていたらよろしい。次」。プールサイドの女性がボタンを押すと、音楽がまた流れはじめた。

 声の主は、シンクロナイズドスイミング日本代表の井村雅代ヘッドコーチ(65)。大阪府出身。人呼んで「シンクロの母」「メダル請負人」。1978年から日本代表コーチを務め、シンクロが正式種目となった84年ロサンゼルス五輪から6大会連続でメダルを獲得し、2004年アテネ五輪を最後に退任した。その後、請われて中国と英国を指導。時を同じくして、日本シンクロの低迷が始まった。

 「ぼろくそに書かれましたわ。あんたも書いたんと違うか(笑い)。国賊、裏切り者。敵国に技術を売りに行…

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