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東京2020への伝言

/10止 守ってこそレガシー 青春の壁画、野ざらし

足場に上って壁画を制作する女性たち。当時の週刊文春がグラビアで掲載した(文藝春秋提供)

 灰色のシートにくるまれた縦横3メートル、厚さ50センチ前後の塊が、100個以上も東京都内の空き地に並ぶ。建設廃材のようにも見える。東京・霞ケ丘の国立競技場の解体に3年前に着手した際、バックスタンドの下の回廊などにあった11枚のモザイク壁画を、保存するために切り出したものだ。

 11枚は壁画制作会社が手がけた。1964年6月から2カ月半の突貫作業。社員やアルバイトの美大生が大勢現場に出入りした。壁画研究の第一人者、東京芸術大の工藤晴也教授は取材に「驚異的な速さ」と評した。

 足場を組み、壁にタイルを張る様子を週刊誌が伝えている。敗戦からの復興や経済発展を世界に発信する五輪…

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