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フィギュア

気になる羽生の「平昌五輪切符」 転倒で負傷

GPシリーズ第4戦のNHK杯を欠場 日本男子の出場枠は3

 フィギュアスケート男子で五輪連覇を狙う羽生結弦(ANA)が大きな試練に直面した。平昌五輪を約3カ月後に控えて迎えたグランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯。10日、ショートプログラム(SP)を夜に控えたぎりぎりのタイミングで欠場を決めた。

     羽生は9日午後の公式練習で、4回転ジャンプの中でも難度の高いルッツに挑んで着氷に失敗し、右足首をひねるように転倒して負傷した。この日、羽生は体調不良で発熱しており、ルッツで転倒する前にも4回転トーループの軸が傾き、4回転ループで2度転倒。4回転サルコウの回転も抜けた。ジャンプの難度を落とした構成での演技も検討したが、羽生は練習から果敢に挑み、結果的に負傷してしまった。

     4回転ルッツは羽生も10月のロシア杯で初めて挑み着氷したばかり。まだ成功率は高いとはいえない。それでも「挑戦しないと僕らしい演技は絶対できない。ジャンプは相棒のようなもの」と言う。現状維持では納得できず、スケートをする意味を見いだせないのだろう。

     羽生はこれまでもけがが多く、苦しんできた。3季前の中国杯では演技直前の練習で他国の選手と衝突。強行出場したが翌月に手術を受けた。昨春には左足甲をけがし、昨秋には右足首をねんざした。今季も9月に右膝を痛めた。そして今回のけがだ。挑戦を続けてきた代償は大きい。

     日本男子の平昌五輪出場枠は3。羽生は代表最終選考会の全日本選手権(12月21日から東京)を目指すが、もし欠場しても過去に世界選手権3位以内に入っているため選考対象になり得るし、世界ランキングで現在1位などの実績から代表入りの公算は大きい。昨季もインフルエンザのため全日本を欠場したが世界選手権代表に選ばれた。とはいえ、けがの回復が遅れれば平昌での戦いは厳しくなる。五輪連覇に向けた道のりは楽観できない。【福田智沙】

    フィギュアスケート男子の平昌五輪代表選考基準

     【1人目】全日本選手権優勝者

     【2人目】全日本の2、3位▽GPファイナル進出者のうち上位2人(全日本優勝者を除く)--から選考

     【3人目】2人目の選考から漏れた選手▽全日本終了時点での世界ランキング、国際スケート連盟公認大会で出した今季最高得点などの上位選手--から選考

     ※全日本出場は不可欠だが、世界選手権3位以内の実績がある選手が、けが等でやむを得ず全日本を欠場した場合は、それまでの成績を評価し選考することがある

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