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平昌五輪

開幕 冬季史上最多の92カ国・地域参加

開会式=韓国・平昌五輪スタジアムで2018年2月9日午後8時2分、手塚耕一郎撮影

 【平昌・神足俊輔】「スポーツと平和の祭典」、平昌冬季五輪が9日夜、平昌五輪スタジアムの開会式で開幕した。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮の参加で、大会は政治的な駆け引きの場の色合いを強める。「平和社会の確立の奨励」をうたう五輪精神との乖離(かいり)も懸念される中、ステージ中央に浮かび上がった韓国の「平和をもたらす鐘」の音が、祭典の始まりを告げた。

 開会式は午後8時に始まった。スタジアム周辺では花火が打ち上げられ、ステージは韓国に伝わる神話の世界をモチーフにした踊りなどが披露された後、入場行進に移った。

 選手団は五輪発祥の地のギリシャを先頭に、氷点下3度のスタジアムに姿を見せた。今回は冬季五輪史上最多の92カ国・地域などから2900人を超える選手が参加。日本は選手団269人のうち97人が、旗手のノルディックスキー・ジャンプ男子、葛西紀明(45)=土屋ホーム=に率いられ、62番目に入場した。

 開会式には安倍晋三首相やペンス米副大統領、北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長ら10カ国以上の首脳級も顔をそろえた。

 最終91番目には、韓国と北朝鮮が朝鮮半島を描いた「統一旗」を掲げ、チーム名「コリア」として合同で入場行進した。選手団が姿を見せると、観客席から大きな拍手が送られ、各国首脳級もスタンドから手を振って歓迎した。北朝鮮からは22人の選手が参加する。

 北朝鮮の参加を巡っては、楽団派遣など五輪に乗じた「ほほ笑み外交」で、韓国世論の軟化を図ろうとしているとの批判も上がった。それでも、入場に合わせて朝鮮半島民謡「アリラン」が流されると、目を潤ませる韓国人の姿も見られた。

 また、組織的なドーピングが認定され資格停止処分を受けたロシアは、個人資格で「ロシアからの五輪選手(OAR)」として、五輪旗を先頭に入場行進した。

 開会式の最後を締めくくる聖火台への点灯は、2010年バンクーバー五輪のフィギュアスケート女子の金メダリスト、金妍児(キム・ヨナ)さんが務めた。

 大会は25日までの17日間、7競技で史上最多の102種目で熱戦を繰り広げる。

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