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五輪アイスホッケー

一糸乱れぬ「コリア」 観客席温度差

 【平昌・福岡静哉】平昌冬季五輪は14日、日本のアイスホッケー女子が、韓国と北朝鮮の合同チーム「コリア」を4-1で降し、この五輪で初勝利を挙げた。「統一旗」を手に韓国、北朝鮮の応援団が声を張り上げた一方、観戦した日本人からは合同チームがスポーツの政治利用になったことへの批判が漏れた。

 「ウリヌン、ハナダ!」(私たちは一つだ)。北朝鮮の「美女軍団」と呼ばれる女性100人以上が一糸乱れぬ応援を繰り広げ、周囲にいた韓国人も手拍子を合わせて声をそろえる。日本の応援団も大きな日の丸を掲げ、負けじと「ニッポン!」を連呼する。コリアが第2ピリオドで五輪初得点を挙げると、地鳴りのような歓声がスタンド中から湧き起こった。

 コリアは1次リーグ全敗となったが、韓国人客からは前向きな声が聞かれた。ソウル市の崔水晶(チェ・スジョン)さん(49)は「1点だけでも取ってほしいと願い続けていた。本当に良かった」と感無量の様子。小学校教諭の洪明甲(ホン・ミョンガプ)さん(58)は「まだ実力が伴わなかった。負けは仕方がない。でも南北合同チームで出場できたことはとても良かった」と笑顔を見せた。

 一方、前橋市から訪れた自営業、船津治さん(46)は「南北合同チームは純粋にスポーツの面から見ればいいこと。でも、今回はスポーツを政治利用しており、いかがなものか」。東京都府中市の本保恵美さん(55)は「政治などアイスホッケー以外のことが話題になりすぎたのが残念だった」と話した。

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