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ストーリー

パラ・土田和歌子の挑戦 東京で大輪、二人三脚

 二つの影が、重なった。

 昨年9月、神奈川県葉山町の海岸。2020年東京夏季パラリンピックのトライアスロンで金メダルを目指す土田和歌子(44)=八千代工業=は、夫でコーチの高橋慶樹(けいじゅ)さん(45)と、課題であるスイムの練習に訪れた。近くの旅館でウエットスーツ姿になった土田は、砂浜にさしかかると、車いすを止めた。寄り添う高橋コーチが前に回り込み、ひざをつく。土田は背中に乗り移り波打ち際まで進んだ。季節外れの海岸は、波と海風の音だけが聞こえた。

 土田は日本勢で唯一パラリンピックの冬季と夏季の両大会で計3個の金メダルを獲得。1998年長野冬季大…

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