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毎日新聞

日本オリンピックミュージアムの屋外エリアに設置された五輪のシンボルマークのモニュメントを撮影する人たち。後方は建設中の新国立競技場=東京都新宿区で2019年9月28日撮影

オリパラこぼれ話

五輪のシンボルマーク 誕生から1世紀

 五輪のシンボルマークが旗にデザインされ、1920年の第7回アントワープ大会のメインスタジアムに初めて掲げられてから来年の東京大会で100年を迎える。五つの輪が連結したシンボルマークは、JOC(日本オリンピック委員会)によると、14年6月のIOC(国際オリンピック委員会)創立20周年式典で発表された。16年のベルリン大会が第一次世界大戦で中止になったため、次の大会でのお披露目となった。

    リオデジャネイロ大会閉会式のフラッグ・ハンドオーバー・セレモニーでIOCのバッハ会長(手前左)から五輪旗を受け取った東京都の小池知事(同右)=リオデジャネイロのマラカナン競技場で2016年8月21日、梅村直承撮影

     デザインしたのは五輪創始者のクーベルタン。輪は左側から青、黄、黒、緑、赤色の5色が使われており、地色の白を加えると世界の国旗のほとんどを描くことができるという理由で選ばれた。五つの輪は世界五大陸の結合を表しているが、色が特定の大陸を象徴していることはない。

     五輪旗は開催中すべての競技会場に掲揚することや開会式でメインスタジアムに掲げ、閉会式で降ろすことが五輪憲章で決められている。また、これまでの五輪では、国連やIOCの制裁下などにある国からの個人参加選手や難民五輪選手団の国旗の代わりとして、開会式の入場行進などで使われたこともあった。

     閉会式で行われるフラッグ・ハンドオーバー・セレモニーで五輪旗は次の開催都市に引き継がれる。東京都の小池百合子知事はリオデジャネイロ大会(2016年)の閉会式に着物姿で登場。リオデジャネイロのパエス市長がIOCのバッハ会長に渡した五輪旗を受け取り、大きく振って見せた。

     一方、今年9月に開館した日本オリンピックミュージアム(東京都新宿区)の屋外エリアには五輪のシンボルマークのモニュメントが設置されている。ミュージアム見学者らは隣接する建設中の新国立競技場をバックにモニュメントと記念撮影するなどしている。東京都も来年1月から順次、シンボルマークの大型モニュメントを都内のお台場海浜公園海上や高尾山山頂など6カ所に整備する。東京大会に向けて各所が五輪マークで彩られる。【関根浩一】

    関根浩一

    東京本社オリンピック・パラリンピック室委員。1985年入社。東京本社事業本部、千葉支局、成田支局、情報編成総センターなどを経て、2017年4月からオリンピック・パラリンピック室。サッカー観戦が趣味でこれまで多くの日本代表戦に足を運んでいる。最近はスコッチのソーダ割りを飲みながらボサノバを聴くのが楽しみ。