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大黒柱不在の若いメンバー 難度、完成度ともに中国・ロシアに及ばず 

男子予選、平行棒の演技をする谷川航=ドイツ・シュツットガルトで2019年10月7日、宮間俊樹撮影

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体操世界選手権 男子団体決勝(9日、ドイツ・シュツットガルト)

 大黒柱の内村が不在の中、日本の新戦力を世界に見せつける舞台として乗り込んだ若いチーム。来年の東京五輪を見据えて攻めの戦いに挑んだ。そして、前半3種目を終えて首位に立ったが、後半の平行棒や床運動でミスが出て3位。金メダル奪還への道のりは遠かった。

 挑戦の1年だった。昨年の世界選手権では、これまで高難度の技を追い求める傾向が強かった中国やロシアに、技の難度を示すDスコア(演技価値点)だけでなく、技の完成度を表すEスコア(実施点)でも及ばなかった。

 「変わるなら今しかない」。そう決断した水鳥寿思・男子強化本部長は、中国との合同合宿を行うなど刺激を取り入れながら、基本動作を見直した。日本協会の審判部と協力し、各大会では細かな部分の減点を厳しく取ってもらった。

 大会前には、Dスコアの底上げに力を入れた。難度を上げれば完成度への影響やけがのリスクもあるが、世界選手権を「挑戦の場」と位置づけ、逃げずに取り組んで来た。予選はミスが連鎖したが、谷川翔が跳馬の大技「ロペス」や鉄棒の手放し技「カッシーナ」など難度の高い技に挑んだのも「新エースとして引っ張っていく」という自覚ゆえだ。

 完成度が伴わない戦いは苦しかった。現地入り後の練習で負傷した谷川航が跳馬の大技「リ・セグァン2」を回避せざるを得なかったのも響いた。内村の不在を埋めようとそれぞれが技を磨き、Dスコアは強豪に肉薄した。五輪本番まで、完成度と勝負強さをどこまで伸ばせるかが課題だ。【円谷美晶】

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