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U22代表、23年ぶりブラジル撃破 マイアミの奇跡以来(スポニチ)

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国際親善試合 日本3—2ブラジル(2019年10月14日 ブラジル・レシフェ)

 東京五輪世代のU—22日本代表は14日(日本時間15日)、ブラジル・レシフェでU—22ブラジル代表と親善試合を行い、3—2で競り勝った。MF田中碧(21=川崎F)とMF中山雄太(22=ズウォレ)のダブルボランチがミドル弾で計3発。PKで2点を失い、退場者も出しながら白星を手にした。五輪世代の日本代表がブラジルを倒したのは、96年アトランタ五輪の「マイアミの奇跡」以来23年ぶり。歴史的1勝となった。

     王国の地で王国を、TOKYO世代の日本が下した。相手は6月のトゥーロン国際大会決勝でPK戦の末に敗れた強敵。リオデジャネイロ五輪覇者から金星を奪い、横内監督代行は「選手がチームとしてやることを表現してくれて、それが勝ちにつながった」と目を細めた。

     先制された苦しい展開で、輝いたのが田中碧だ。前半27分に「うまくGKのタイミングをずらせればいい」と守護神が一歩も動けない同点ミドルを決めると、後半7分には勝ち越し点をマーク。同23分には中山がゴール右から左足でGKのニアを抜いた。

     A代表の久保や堂安がおらず、大半が国内組の日本。対するブラジルは23人中13人が欧州組で、久保と同じ18歳のレアル・マドリードFWロドリゴも途中起用する陣容だった。先月の北中米遠征で、日本は米国とメキシコ相手に無得点。「強いが、得点にはこだわりながらぜひ奪いたい」。横内監督代行が掲げた課題を、王国相手にクリアした。

     約70人。これは17年12月の立ち上げ以来、東京五輪世代の森保ジャパンが招集した人数だ。特に成長著しい年代。スタッフは“旬”を見逃さない視察を、プロから大学リーグまで重ねてきた。2得点の田中碧は、川崎Fで今季出場数を増やし、トゥーロン国際大会で初招集されたばかり。抜け目のないチェックが、強化につながっている。

     前回リオ五輪前は国内での合宿や親善試合が大半で、直前2年間(15、16年)の海外遠征は計6回に限られた。東京五輪世代は17年12月の立ち上げ以降、全10回の活動が全て海外で行われてきた。今回は異例の2カ月連続米大陸遠征。遠方での出稽古を繰り返すのには意味がある。

     「過酷な環境や状況の中で行うと、選手の対応力も見える。五輪だけでなく、もっと先のことを考えると将来的に必ず生きていい経験になってくる」(横内監督代行)からだ。年内最後の海外遠征でブラジルから手にした金星は、フロックではない。金メダルへの序章となる。

    五輪世代は5度目の対戦

     五輪世代(U—21〜23)がブラジルと対戦したのは5度目で、勝ったのは96年アトランタ五輪1次リーグの1—0以来2度目だった。なお他の世代別では、昨年12月にU—19代表がブラジルでの親善試合で2—0で勝利。FW久保建英もゴールを決めた。今年7月のユニバーシアード決勝では、FW上田綺世がハットトリックを決め4—1で勝利した。

    マイアミの奇跡 

     96年7月21日、マイアミで行われたアトランタ五輪1次リーグ初戦で優勝候補のブラジルと対戦。リバウド、ロナウドら豪華メンバーを擁す相手にシュート数は4—28と完全に圧倒されたが、後半27分にMF伊東が値千金の決勝ゴールを挙げ、1—0で歴史的勝利。ブラジルではマイアミの屈辱と呼ばれる。

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